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電動ガン用バッテリーの選び方

現在、サバイバルゲームやエアガンシューティングでもっとも多く利用されている電動ガンですが、動力となるバッテリー(電池)には、いくつか種類があります。

このバッテリーには、さまざまな形状や性能、安全性などの違いがあって、ビギナーの方にとってバッテリー選びは悩みどころかもしれません。

ここでは、自分の電動ガンに合ったバッテリーをどのように選べば良いのか解説します。

純正品、社外品か

1、メーカー純正品を選ぶ

電動ガンには動力源となるバッテリーが必須となるため、電動ガンを製造するメーカーでは国内製、海外製問わずバッテリーも製造していることがほとんどです。

ちなみにエアガン業界シェアNO.1の東京マルイでは、主に下記のようなバッテリーを展開しています。

※ 下記の適合機種は全て東京マルイの製品です。

8.4V 1300mAh ミニS ニッケル水素バッテリー

主な適合機種

8.4V 1300mAh ミニSの販売ページへ

AK 1300 ニッケル水素バッテリー

主な適合機種

AK 1300の販売ページへ

マイクロ500 バッテリー

主な適合機種

マイクロ500の販売ページへ

※ 現在、電動ハンドガンは東京マルイ以外のほぼ販売されていないので、マイクロ500バッテリー、一択となります。

適合するバッテリーがよく分からない場合は、電動ガン本体の説明書やメーカーのウェブサイトを確認して、指定されているメーカー純正バッテリーを購入してください。

特に東京マルイ製電動ガンを使う場合は、上記のバッテリーが推奨されているのでバッテリー選びに迷うことはなさそうだね。

2、純正品以外を選ぶ

しかし、電動ガンを扱う中でメーカー指定の以外のバッテリーを使うこともあります。

メーカーが指定した純正バッテリー以外を使う理由として、下記が考えられます。

  • 1、メーカーの純正バッテリーが廃盤になっている。
  • 2、海外製の電動ガンで、純正バッテリーが日本国内の安全基準を満たしていない。
  • 3、バッテリーごとに異なる電池容量、トリガーレスポンスの速さなどを楽しみたいとき。

この中でも特に、これからサバゲーを本格的に始めたい方であれば「3番」の理由が多くなるのではないでしょうか。

また、これらのシチュエーションで初心者の方が特に気になるのが、電動ガンとバッテリーのメーカーが異なっていても使えるのか?という部分になるかと思います。

電動ガンについていえば、日本国内で売られている安全基準を満たしたバッテリーなら国内製、海外製問わず、メーカーが一致していなくても使用できます。

国内で電動ガン向けバッテリーを展開しているブランドがいくつかあって、中でも人気のブランドをご紹介します。

社外品を製造するバッテリーメーカー

オプションNO.1

和歌山県に本社を置く「スプレッドワールド株式会社」のホビーブランド。ラジコン用製品を中心に各種パーツを手掛け、電動ガン向けバッテリーも豊富に取り扱います。

ジーフォース

東京都のラジコン機器輸入卸売販売会社。ドローン製品を多く取り揃えるなか、サバゲープレイヤー向けに電動ガン用バッテリーを各種展開。

LayLax(ライラクス)

トイガンパーツを専門に取り扱う大阪の企業としてトイガンユーザーにはお馴染み。もちろん、ノウハウを生かしたトイガンバッテリーも手掛けています。

サバイバルゲームやシューティングゲームを楽しむなら、バッテリーもトリガーレスポンスの良さや電池容量にこだわりたいよね。ここからは、様々な電動ガン用バッテリーの中から欲しい物を選ぶ際の要素を紹介していくよ。

電動ガン用のバッテリーの販売ページへ

バッテリーを選ぶ要素

電動ガン用のバッテリーを選ぶときに検討するべき要素には以下があります。

それぞれ詳しく説明していきますので、適切な組み合わせのバッテリーを選びましょう。

  • 1、サイズ
  • 2、接続コネクター
  • 3、電圧と電気容量
  • 4、素材(電極材)

この中でも1、サイズ 2、接続コネクター 3、電圧 は手持ちの電動ガンに適合しないと動かない上、故障の原因にもなりますので特に注意が必要です。

1、サイズ

バッテリーは電動ガン本体の形状、サイズに合わせて数種類の規格がありますが、電動ガンのバッテリー収納部に適合しなければ使うことができません。

バッテリーサイズはどのメーカーも東京マルイ製バッテリーがベースになっていることが多く、適合する東京マルイのバッテリーを調べて互換バッテリーを選べばOKです。

東京マルイのバッテリーサイズ互換としては以下のようなものがあります。

呼称についても東京マルイのネーミングに合わせていることもありますので商品名にも着目しましょう。

ミニSサイズ

東京マルイのミニSバッテリー(サイズ約107×34×17.5mm)の互換サイズです。

AKサイズ

東京マルイのAKバッテリー(サイズ約205×18×18mm)の互換サイズです。

(※細長い形状からスティックサイズと呼ばれる場合もあります。)

ラージサイズ

東京マルイが以前取り扱っていたラージバッテリー(サイズ約155×45×23mm)の互換サイズです。

東京マルイの純正ラージバッテリーは廃盤になりました。ラージバッテリーを使うマルイ製電動ガンには社外品を買う以外に選択肢はありません。

東京マルイ製電動ガンであれば、M14モデル、COLT M16A2モデル、AK47モデルなどが適合します。

PEQサイズ

東京マルイでは取り扱っていませんが、汎用性が高いために数多く販売されているサイズに「PEQサイズ」があります。

米軍で使用されているレーザーデバイスの「PEQ」を模したバッテリーケースに収納できるサイズです。

手持ちの電動ガンに合うバッテリーがどうしても見つからないときはもっとも有力な選択肢となります。

デザインの都合上、バッテリーを内蔵するスペースが無い電動ガンでは、バッテリー接続コネクターが外側に露出する形になっています。バッテリーを内蔵したPEQ型バッテリーケースを電動ガンの20mmレールに取り付けて電動ガン側の配線と接続すればセットOK。

互換サイズバッテリーは実寸値が厳密ではない場合もあるので注意が必要だよ。心配であれば電動ガン側の収納スペース(PEQサイズであればPEQ型バッテリーケース)と、購入希望のバッテリーの実寸を事前によく確認しよう。

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2、接続コネクター

接続コネクターは、電動ガン側と同一規格のコネクターを持ったバッテリーを選びましょう。

規格が合わなければ電動ガンとバッテリーを物理的に接続できません。

どうしても、同一規格の物が見つからない場合は、変換コネクター(変換アダプター)を使うことで接続可能です。

電動ガンに使われているコネクターには以下の種類があります。

ラージコネクター

ラージコネクターは、ミニコネクターより一回り大きい形状のコネクターです。

※タミヤコネクターとも呼ばれます。

ミニコネクター

ミニコネクターは、一番多く利用されているコネクター形状で、ロックのための爪がついています。

T型コネクター

T型コネクターは、ミニT型コネクターの一回り大きい形状のもの。

※ディーンズタイプコネクターとも呼ばれます。

ミニT型コネクター

ミニT型コネクターは、接続端子がT型に似た形状で、ロックのための爪などはありません。

ミニコネクターよりも小型でかさばらないため、バッテリー収納スペースが狭い電動ガンで使用されることがあります。強い力で引っ張ると外れてしまうことがあるので注意が必要です。

※ミニディーンズタイプコネクターとも呼ばれます。

BECコネクター

BECコネクターは、「ミニT型コネクター」よりも更に小型のコネクターで、ロックのための爪はありません。

こちらも強い力で引っ張ると外れてしまうことがあるので注意が必要です。

主に収納スペースが非常に狭い電動ハンドガン、電動コンパクトマシンガン用です。

大きさによる比較

ラージコネクター > ミニコネクター

T型コネクター > ミニT型コネクター > BECコネクター

3、電圧と電気容量

バッテリー本体やパッケージには電圧がV(ボルト)で表記されています。

電動ガンはおよそ7~10Vの電圧で適切に動作するようになっているので、該当する電圧のバッテリーを選びましょう。

(製品によっては10ボルトを超える物もありますが特殊な電動ガン向けです。使用が推奨されていない限り故障の原因になるので使用は避けましょう。)

また、電気容量はmAh(ミリアンペアアワー)で表記されています。

現在販売されているバッテリーの容量はおよそ500~3000mAhで、容量が多いほど1回の充電で撃てる弾数が多くなります。容量が大き過ぎても故障などの原因とはなりませんので、できる限り大きい電気容量を選ぶと良いでしょう。

4、電極材

バッテリーは使用されている素材(電極材)によっても分類され、電動ガン用バッテリーでは以下の4種類があります。

  • Ni-Cd(ニカド)
  • Ni-MH(ニッスイ)
  • Li-Fe(リフェ)
  • Li-Po(リポ)

この電極材が最もバッテリーの性能を左右します。それぞれの特徴を紹介していきます。

  • 1、サイズバリエーション(バッテリーサイズの選択肢の多さ)
  • 2、トリガーレスポンス(トリガーを引いてから弾が発射されるまでの速さ)
  • 3、低温時の能力(低温時に性能を維持できるか)
  • 4、管理のしやすさ(充電、放電に関する手間と安全性)

Ni-Cd(ニッカド)

素材にニッケル・カドミウムを使用しており、東京マルイが以前、純正バッテリーに採用していた素材です。

セル(単電池)のサイズが大きく電気容量が少ないため、小型化が難しくサイズの種類はあまり多くありません。

しかし、瞬発的な放電力がありトリガーレンスポンスは良好で、低温時にも性能は安定しています。

管理する上では、バッテリーに電力が残っている状態での継ぎ足し充電がメモリー効果を引き起こすので原則NG。

メモリー効果による性能低下の影響が大きいため、性能を維持するためには充電前に必ず電動ガンを動かなくなるまで動かすか、放電器を使用した放電をすることが推奨されています。

自然放電を起こしやすいですが過放電には強いのがポイント。

電動ガンが開発された当初から利用されているので長い実績があります。

歴史はあるものの、カドミウムの取り扱いに注意がいることと管理に少し手間がかかることなどから、現在ではユーザーが少なくなっています。

Ni-MH(ニッスイ)

素材にニッケル・水素を使用しており、現在の東京マルイ製純正バッテリーに採用されています。比較的安価で購入しやすいのがポイントです。

ニッカドよりもサイズに対する電気容量が多いため、サイズバリエーションが豊富です。ただしリポほど多くはありません。

他の素材に比べ瞬発的な放電力に欠け、トリガーレンスポンスは若干鈍くなります。

低温時には性能が低下しやすいので、冬場では性能を十分に発揮できない場合があります。

管理する上ではこちらもニッカドと同様にメモリー効果を起こさないよう注意しなければなりません。

ただ、ニッカドと比べメモリー効果から引き起こされる劣化が少ないのが特徴。逆に過放電には弱いので、充電前の放電に放電器を使用すると必要以上に放電してしまいます。

放電については電動ガンで遊んだ後に電動ガンが動かなくなるまで動かしておけばOK(電動ガンが動かなくても多少電力が残っているので過放電にはなりません。ただ、長期間使わない場合は過放電になるので注意が必要です)。

性能は他と劣りますが、安価で選択肢が多いく、東京マルイ純正バッテリーにも使われている素材なのでビギナーにオススメです。

Li-Fe(リフェ)

素材にリチウムフェライトを使用しています。

ニッカドと同様、セルのサイズが大きめかつ電気容量が少ないため、小型化が難しくサイズの種類はあまり多くありません。

瞬発的な放電力に欠け、トリガーレンスポンスは若干鈍くなります。

低温時には性能が低下しやすいので、冬場では性能を十分に発揮できない場合があります。

動作に関わる性能の低さが目立ちますが、取り扱いについてはメモリー効果がないので充電前の放電が原則不要。

自然放電量も少なく管理がとても容易です。また、誤って過放電、過充電した際の重大な事故が極めて起きにくい構造となっています。

電動ガン用としては全体的な性能が劣っていることからサバゲープレイヤーの中では あまり普及していませんが、他の素材と比べて管理が容易で高い安全性を誇ります。電動ガンの動作だけを楽しむようなライトユーザーにはオススメ。

Li-Po(リポ)

素材にリチウムイオンポリマーを使用しています。

サイズに対する電気容量が非常に多いため、小型化しやすくサイズの選択肢が豊富です。

瞬発的な放電力がありトリガーレンスポンスは抜群。低温時にも性能は安定しており自然放電量は少なくメモリー効果も無し、充電前の放電が原則不要なので継ぎ足し充電が可能です。

上記のように長所ばかりに目が行きがちなLi-Poですが最も注意すべき点として取り扱い時の危険性が挙げられます。

過放電・過充電の際には、いずれも発煙、発火する可能性があり、極めてデリケートで細心の注意が必要です。

満充電での保管は原則NG。放電器を使い安全値まで電圧を下げておきます。

逆に充電量の減りすぎも過放電を招くので定期的なチェックをしましょう。

また、セルごとの電圧不均等も事故の引き金となる可能性があることから、電圧チェッカーを使用して各セルの定期的な電圧チェック、セルの電圧を平均化するバランス充電が可能な専用充電器の利用など、使用時にはバッテリー本体以外の周辺機器にも気を使う必要があります。

安全管理に手間がかかるものの、高い性能から電動ガンの取り扱いに慣れたサバゲープレイヤーを中心に人気を集めています。

電動ガンの種類によってはサイズの都合上、Li-Poバッテリーしか適合しない商品もありますので、ビギナーの方が取り扱う際は十分に注意が必要です。

電極材と特徴

サイズバリエーション トリガーレスポンス 低温時の能力 管理のしやすさ
Ni-Cd(ニカド)
Ni-MH(ニッスイ)
Li-Fe(リフェ)
Li-Po(リポ)

電動ガンの遊び方に応じてバッテリーの素材(電極材)を選んでみよう。ライトユーザーならニッスイやリフェ、本格的なサバゲープレイヤーならリポがオススメだよ。

用語解説

過放電・・・充電量が無くなり過ぎることでバッテリー自体を劣化させる現象です。

バッテリーにはある程度電力を残しておかなければなりません。

過充電・・・バッテリーの容量以上に充電が行われることでバッテリーの劣化や発火などの事故を引き起こす現象です。(一部の充電器には過充電を防止するタイマー機能が付いています)

メモリー効果・・・バッテリーに充電が残ったまま、継ぎ足し充電することで、継ぎ足した分だけしか充電量として認識しない現象のことです。(例:容量100のバッテリーが充電残量60の時に継ぎ足し充電を行うと充電残量を40として認識してしまいます)これを繰り返すとバッテリーの劣化が急激に進行します。メモリー効果は満充電~放電を2、3回繰り返す 「リフレッシュ充電」を行うことで解消可能です。(容量が回復しない場合はバッテリーの劣化が進行している可能性があります)

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充電器と放電器

欲しいバッテリーが決まったら充電器も一緒に購入しましょう。バッテリーの種類によっては放電器も必要となる場合がありますのでそれぞれご紹介していきます。

充電器

それぞれの素材(電極材)の中で1種類に合う専用充電器と、複数の種類に対応したマルチ充電器が販売されています。

専用充電器は比較的安価で手に入りやすく使い方が簡単。ただし、バッテリーの種類ごとにそれぞれ買い足す必要があり、最終的にはコストが大きく掛かりがちです。1種類の素材のバッテリーしか使わない、または、しばらく変更する予定がない場合にオススメです。

マルチ充電器は使い方が少々複雑で高価ですが、多種類のバッテリーに対応する機能を搭載。ひとつ持っておけば複数充電器を所持する必要がありません。今後使用するバッテリーの素材を変更する可能性がある、または、複数の素材のバッテリーを併用する場合にオススメです。

放電器

放電が必要となるニッカド、リポなどバッテリーは放電器も必要です。適切な放電量も素材(電極材)によって異なるので、こちらも素材専用の物を準備しましょう。

放電器が無い場合は電動ガンが動かなくなるまで動作させればOKです。(動作には空撃ちも含まれますが内部メカの消耗を早めることがあるのであまり推奨されていません。BB弾を発射させながら動かすか、可能な限り放電器を使用しましよう)

充電器・放電器ともに使用するバッテリーと同メーカーのものを購入しよう。

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最後に

バッテリー選びはサイズ、コネクターの種類、適切な電圧をベースに手持ちの電動ガンに合う物を選んでいきましょう。

性能に大きく関わる素材(電極材)には、それぞれ良い点、悪い点がありますが、あくまで相対的なものです。

例えば、ゲームでの使用をしない人で安全性を重視するのであれば、トリガーレスポンスの速さにメリットを感じにくいでしょうし、性能を求める人にとってはリポの安全管理の手間は気にならないかもしれません。

いろいろな種類を試して自分に合ったものを探したり、仲間同士で情報共有したりするのも電動ガンの楽しみ方の1つと言えるかもしれません。

また、素材(電極材)に関して安全性にもそれぞれ違いはありますが、バッテリーである以上誤った使い方をすれば、どれも重大な事故が起きる可能性があります。必ず付属の説明書やウェブ上で公開されている使用方法を確認して正しく使いましょう。

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