パキスタン製 ククリナイフ 固定刃 カーボンスチール 木製ハンドル 革製シース付きの口コミ、レビュー
- ★★★3
どの様な質の炭素鋼でできたブレードかは不明ですが、恐らく自動車のスプリングスチールか何かでできたものと思われるので、ステンレス鋼でできたブレードよりかは遥かに実用的で、ちょっとマシかと思われます。また、ハンドルには真鍮製の金具が惜しみなく使われているので、装飾性に優れ、実用ではなくても観賞用に相応しいかと思われます。肝心なブレードの切れ味ですが、刃が全く付いていないので、ベルトサンダーを使えば一発で刃付けが可能です。
- ★★★3
これはククリ型の鉄板でした。
刃が付いていないのではなくて、刃があるべき場所が、幅3mm程度の平面なのです。
業務用の電動研ぎ器で、鎌用のダイアモンド砥石でも使わない限り、実用レベルの刃は付かないでしょう。
正直、ナイフを買って、このレベルのものが来たのは生まれて初めてでした。
普通のダイアモンドヤスリが使えない訳ですから、刃物ですらありません。
コスプレ用には良いかもしれませんが。
なお、これより安価で同じパキスタン製の
ブッシュナイフ 203247-15 グルカククリ 革製シース付き ウッドハンドル
は、刃渡りは同程度で、研ぐと非常に良く切れ、お気に入りの一本になっています。
従って、この製品の不出来は一重に工房の怠慢だと思われます。
(追伸)
ダイヤモンドヤスリと棒ヤスリで、手作業で削ってみました。
大体3時間程度で砥石が使える感じになったので、砥石と鎌用砥石で研いで、どうにかマチェットとしては実用的な刃が付きました。トータルで4時間程度です。
電動研ぎ器をお持ちなら、ずっと早く刃が付くと思います。
参考までに。
(追伸2)
上記のように、刃の部分が平面で来たのですが、その後ruixinのナイフシャープナーシステムを導入して、同システムの棒型のダイヤモンドヤスリでさらに削りました。
その結果、現在は普通に刃が付きました。
その後、
ブッシュナイフ 203247-15 グルカククリ 革製シース付き ウッドハンドル
と比較すると、本製品は一つ優れた点があることに気付きました。それは、グリップが長く、両手持ちが出来る点です。ククリナイフ・ファイティングでは、両手持ちの用法があるのですが、203247-15だとかなりやりづらいのです(持ち手に被せる感じになります。)。
また、僕自身は未経験ですが、動物の首を落として屠殺するときも両手持ちが普通のようです。
以上のように、両手持ちが出来るという大きな利点があるので、評価を★1→★3に変更しました。
(補足3)
この製品はシースがしっかりしている為、正しく出し入れしないと刃が傷みます。
峰側へ微かに押す感じで、峰に沿って滑らすイメージで出し入れするのが良いと思われます。
ネパール系のククリナイフのようなデザインで古風で本格的な雰囲気があるのが素晴らしいデザインです。ウッドハンドルもかなり作り込んだデザインで握りやすくて振りやすいです。専用シースも革製で好きなやつですね。抜き差しがしやすくてスムーズに使えます。やや重めの重量なので遠心力が加わると破壊力抜群です。刃付けはされていませんがくの字に曲がっている独特な刀身がひつかけるように草木を刈り取るので多少研いでいなくても周りのものをきちんと切ってくれます。基本的には草刈りに使用していますが大満足です。