くまさんのプロフィール

　数値で見る限り大より少し小さいが、小さいようで絶妙な使い勝手の肥後守が中。実用サイズでは一番小さい肥後守。

　細身でありながら刃厚は変わらないため、同じ材質を使っているだけに意外としっかりした造りに感じられる。男性の手には特大(nks11br)や大(nks10br)が調度良いが、中(nks9br)でも十分使える。

　大物を削るには向いていないが、鉛筆を削るには十分な使用感。手の小さな子どもや女性向けに。勿論”小さいながらも実用的”が好きな男性にもお勧め。　細身のペンケースをお持ちの方は鞘幅が幾分狭いので大では微妙に大きい場合のベストサイズ。

　このクラスの肥後守ともなると造りがしっかりしており、笹刃は2本目だが比較してみても品質も安定している。　もしも青紙割込(nks10br)を複数本を購入し、良い物を選んで手元に残すくらいであればこちらを1本購入することをお勧めしたい。

　刃先はカーブしておらず直線的。整形も丁寧。現時点では商品イメージ写真そのままのものが手元に届くと思って良いと思う。刃厚は3.5ミリだが、青紙割込(nks10br)3.0ミリより分厚い印象。

　肥後守に魅了され色々と集めているが、これは刃先から背にかけて丸くカーブを描いた上品な印象があり、ゴツゴツした青紙割込-特別手作(nks14br)を男性的と表現するなら、笹刃は丸みを帯びて女性的な印象。

あくまでもキーホルダー的な用途の肥後守。実際に砥石で砥いでみましたが、小さすぎて非常に砥ぎ難く、砥ぐ時に抑えた力でかしめが緩んでしまいました。鉛筆を削ろうと思えば削れますが、実用サイズではありませんのでご注意を。外出先で菓子袋の切り口がビニョーン!って伸びで「切り口の意味無いじゃん!」という時に使う程度の用途はありそうです。流石にこれで人を傷つけるのは無理があるでしょうから、ネックレス用のチェーンでも通して首から下げた程度では銃刀法で捕まらないとは思います。(苦笑)