A51さんのプロフィール
- 書いたレビュー 73件
- 参考になった件数 87件
- ★★★★★5
マッカリーナイフさんのナイフは他にも色々と購入しましたが、どれも全体的に非常に素晴らしい作りです。
ブレードの鋼材も最近あまり見なくなりましたが個人的にはバランスの良い印象で扱いやすい440Cなのもポイントが高いですね。
ハンドルはG10ですがハンドル厚が薄く作られておりグローブを着用した状態でも扱いやすいです。ハンドルの形状が良くエンドリングも付いているため保持力が高いですが、同メーカーのAT9-Sよりハンドル長があるのでエンドリングに指を入れずに通常のグリップでも扱えるようになっています。
ブレードは刃厚が6mmと中々の厚みで部位によって強度の高さを維持するためのものと思われる勾配がありますが、刃の部分はホローグラインドでかなり薄くなっているため切れ味が鋭く刺突性も高いので止め刺しに向いてそうです。
シースはしっかりと保持しつつもナイフ本体をかなり取り出しやすい作りです。クリップはシースに直接取り付けるタイプではなく穴の空いたプレートが間に挟まれており、そのプレートに様々な角度で取り付ける事が可能になっています。また、MOLLEにも取り付けられるタイプのクリップなので総じて使い勝手が良い印象です。
マッカリーナイフさんのナイフの中でも個人的にはこのマドラーが一番のお気に入りで、値段も安いとまでは言えませんがカスタムナイフとしては比較的手を出しやすい部類なのでオススメのナイフです。
- ★★★★★5
オンタリオのSPシリーズらしく手頃な価格で非常に壊れにくく、刃付けがしやすく、良好な切れ味とそこそこの刃持ちがあり、ハンドルの保持力が高く、ファイティングの名を冠していながらも重量バランスなど気にせずに作られたようなナイフです。
箱出し時点では刃付けがされているのか怪しいレベルの鈍器ですが、幸いにも高炭素鋼なだけあって研ぎやすいため最低限の研ぎの技術、もしくはある程度の性能を備えたシャープナーがあれば中々良いナイフではないでしょうか。
特徴としてナイフの全長からは考えられない程に軽量ですが、中々に立体的なクレイトンハンドルのため重心はかなりハンドル寄りな印象です(グリップ次第である程度変わりますが)。ただハンドルの保持力や衝撃吸収能力はかなり高いので、その点は流行りのG10やマイカルタにも勝っています。
しかし、ヒルトが5,6年程前に購入したSP2に比べてかなり柔らかくなっているのはやや気になりました。昨今オンタリオはナイフの鋼材を1095から1075高炭素鋼に変更するなどの大規模な仕様変更を発表していましたが、シースやハンドル等はそれ以前から仕様変更が行われていたという事なのかもしれませんね。
総評としては研ぎの手段さえ持ち合わせていればコスパの良いナイフだと思います。
- ★★★★4
全体的な作りは充分満足のいくレベルで六角ネジで接合もしっかりしています。ネジを外してしまえば斧頭が簡単に外せるのでハンドルや斧頭のメンテナンスがしやすい点は良いですね。ただし、箱出しだとハンドルには細かい木のトゲがまだ付いており、刃は鈍く斧頭には黒錆加工がしてあるようですが錆の出ている箇所がありました。錆は炭素鋼なので特に気にしませんが、斧頭の刃に近い部分の黒錆加工がいまいちで赤錆のような色合いになっていました。しかし、値段を考えればコスパは良いので割り切って自分好みにカスタマイズする事をオススメします。私はハンドルを好みの長さに切り落とし、ヤスリをかけてから亜麻仁油を使い斧頭にはヤスリをかけガンブルー液で黒錆加工をし直して刃を研いでから使いました。
既に半年ほど前に購入していましたが一時期入手困難なことがありナイフのシース用に同社製品のクリップを複数所持しているため再度、購入致しました。
純正品なだけあって確かな作りで信頼性がありバリエーション豊かでワッシャーも付いてくるのが非常にありがたいですね。