Rothco ハードシェルシンガード L/XLサイズ すね当て ナイロンポーチ付き 3903の口コミ、レビュー
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当方が日頃より愛用しているタクティカル・ミリタリーアイテムの老舗ブランドで、主にアパレル関係の商品に関しては、見た目重視のミリタリーファッションアイテムとみなして愛用しています。すね当て用のプロテクターとしてクラブマガのスパーリングなどで使うつもりで購入しましたが、あくまでもサバゲーなどで着用するミリタリー風のギア並みの強度とクオリティーなので、見た目重視で実用性に乏しいできです。ベルクロ式のラバーバンドもすぐに伸びてしまうので、使い物になりません。
ポリカーボネートに関心があり、この製品にも興味があるのですが、強度が低いという理由(この期間こういう使い方をしたら壊れた等)をご教示いただけるとありがたいです。というのもポリカーボネートの板を購入して検証してみたのですが、厚さ2mm程度でも包丁程度では突き刺して貫通させることが出来ず、金槌でガンガン叩いても破壊する事が出来なかったので、格闘技の打撃で使えなくするのは難しいのではないかと思ったからです。Rothco製のエルボーパッドは購入しましたが、少なくとも破壊しづらさという点に関してはダマスカス社製のエルボープロテクターより優れています。
他社さんからですがMサイズを入手したので、Damascus GearのDSG-100と比較。上が当制品(Rothco)、下がDamascus GearのDSG-100。
まずは防御範囲の面について、RothcoはDamascus Gearがカバーしている範囲に加え、足の側面とつま先を防御できる。あえて難をつけるなら側面部分を取り外すことはできない事(好みの問題)。
素材について、Damascus Gearはポリエチレン、Rothcoはポリカーボネイトと記載。一般的にポリカーボネイトの耐衝撃性はポリエチレンの50倍と言われているが、超高分子量ポリエチレンであったならポリカーボネイト以上の耐衝撃性があるらしい。どちらもシェル(樹脂)部分の厚さは3mm程度で、2種を触り比べたところ、Rothcoの方が壊れにくそうな感じがした(厳密な検証はしてないので主観的な意見と思ってください)。特に膝部分について、Damascus Gearは若干品質が悪い素材を使っているので、明らかにRothcoの方が丈夫である。なお、金具部分はDamascus Gearの方が丈夫に見えた。
その他注意点としては、レプマートで売っているRothcoのシンガードはL/XLサイズのみなので、人によってはサイズが合わない事(多分、成人男性の平均サイズだと大きい)。後は他の部位(胴、腕等)をDamascus Gearで揃えていた場合、足だけ質感が違う感じになってしまうこと。ちなみにDamascus Gearは中国製だがRothcoはパキスタン製。どう影響してくるかわからないが、バリ部分の処理などはDamascus Gearが綺麗に見えた。
総合的に見て、防具としての性能は当制品(Rothco)が完全に上。逆にDamascus Gearの方をおススメできるのは、Damascus Gearセットで統一したい人(質感が違う)又は身長が成人男性の平均以下の人(Damascus GearのM/Lサイズを購入)位だろう。