装備には多種多様なものがありますが、どのような装備をそろえ、何処に何を装備すれば効率が良いか?戦闘経験豊富な米軍の例を参考にご紹介します。
ロードベアリング装備の種類と特徴
戦闘に必要な装備品は与えられたミッションによって大きく異なるため、事前に入念な準備と計画が必要です。
米軍やアメリカの法執行機関では、ロードベアリング装備と呼ばれるカテゴリーがあり、戦闘装備品の装着する場所によって、Gear Lineと呼ばれる区分があります。
運搬用のプラットフォームをベースに、装備品とその収納ポーチなど、ミッションの内容によって効率のよい装備を選択します。
下記にロードベアリング装備の基本的な構成をGear Line別に記載します。
ロードベアリング装備の構成
ロードベアリング装備の構成は、下記の3つに分類されるよ。
ファーストライン:(モジュラーベルト)腰回りの装備、戦闘に最低限必要。
セカンドライン:(ベスト、チェストハーネス)胴回りの装備、主に戦闘行動を維持するために必要。
サードライン:(アサルトパック、リュックサック)生活装備、長期間の作戦行動に必要。
上記のロードベアリング装備はミッションや季節など様々な条件などで、内容が変わってきます。
サバゲーの装備にも応用できるので、どんな装備をすれば良いか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ファーストライン
ファーストラインってなに?
ファーストラインの装備は敵地や戦闘地域において、敵と戦うために必要な最低限の戦闘装備のことなんだ。
モジュラーベルトをベースに腰やレッグ回りに装備する軽量のロードベアリング装備で、身を守るハンドガンと予備弾薬、基本的なツール、医療用品などで構成されています。
ファーストラインの装備は補給の心配がなく短期のミッションにおいて、より身軽になることで自由な動きを妨げたくない場合に有効な装備です。
運搬のベースとなるプラットフォーム
モジュラーベルト(ベルト、ベルトパッド、レッグプラットフォーム、ハーネス・サスペンダー)
ファーストラインの携行武器(拳銃)
ファーストラインで必要とされる装備品
ホルスター
マガジン、ポーチ類
救急用品
フラッシュライト
その他
セカンドライン
小銃とその弾薬、抗弾プレート、通信機器などを中心とした構成で、ファーストラインに加えて装備することで、より本格的な戦闘に対応できます。
主にプレートキャリア、チェストリグ、ベストなど胴回りのプラットフォームに装備して携行します。
運搬のベースとなるプラットフォーム
プレートキャリア、チェストリグ、ベスト
セカンドラインの携行武器(小銃)
下記の銃からミッションに合わせて選択します。
セカンドラインで必要とされる装備品
ライフルマガジン & マガジンポーチ
グレネード類
その他
サードライン
数日から数週間の長期にわたるミッションに必要なものを装備しています。
予備弾倉、ナイトビジョン、望遠鏡などの戦闘用装備や食糧、寝具、衣類など、フィールドでいくらか快適に過ごすための生活用品をアサルトパックや、バックパックに詰めて装備して携行します。
運搬のベースとなるプラットフォーム
アサルトパック、バックパック
バックパック
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サードラインで必要とされる装備品
レーション(ミリメシ)
ハイドレーション(水筒)
その他
ベイルアウト(GO)バッグ
緊急時脱出時などに、予めすぐ持っていけるように準備した予備のワンショルダーバッグです。
ハンドガンや予備弾倉など、サードラインから、最低限、必要とおもわれる装備品を入れておきます。
プラットフォーム
ワンショルダーバッグ