会員さまのプロフィール
- 書いたレビュー 5件
- 参考になった件数 18件
- ★★★★★5
あのESSのバリスティックゴーグル…という憧れから買ってみました。
レンズは厚み3mmと、実際に見ると頼もしすぎる厚みをしていました。この厚みが湾曲の形をしているのに視界に歪みのない技術、素晴らしいです。
♦︎
顔が少し小さいので、アジアンフィットではないことに不安がありましたがギリギリ大丈夫です。鼻根に紙1枚ほどのわずかな隙間は見られますが、ほとんどの場面でまあ問題はないでしょう。
鏡を見ますと、やはりこれは大きいゴーグルですね。顔の1/3くらいがゴーグルです。「ハエって顔の割に目が大きいよなぁ…」と思うくらい、顔とゴーグルに比率があるのです。スモークレンズだと特にそう見えるので、好みの問題から私はクリアレンズのみを使用しています。ちょっと恥ずかしいので…。
♦︎
曇りづらさはピカイチでした。顔に汗をびっしりとかいてもゴーグルは曇らず、レンズに少し汗が付くくらいです。AVSも操作がしやすくていいですね。
レンズの取り外しも簡単なので汚れたら外して、本体もそれぞれ水洗いします。レンズのはめ込みにはコツがあって、サイドの突起をしっかりと溝の奥まで差し込まないとAVSが引っかかって上手く機能しなくなります。
♦︎
あとは、付属品。キャリングポーチとスピードスリーブですね。元より大きいゴーグルで携行性に劣るのでポーチは使いません。MOLLE対応ですが、ウェビングがベルクロ固定式なので落下の不安もあります。
スリーブはバンド込みで収納しておき、使用時にはバンドに通したまま頭の後ろへ回します。嵩張らないのでとても使い勝手が良いですが、使用した時の粉塵がスリーブにも付着するわけですから、しっかりと埃を払ってから収納するのが良いでしょう。
♦︎
使ってみて、機能面に死角なしの万能ゴーグルだと感じました。ただ、大きい。日常的な持ち運びに向いていません。普段の目の保護にはシューティンググラスくらいのもので十分だと思われます。Influxは風があって砂埃や横殴りの雨が顔を打ち付ける環境だとか、様々な破片が飛来する環境のような、過酷な環境でこそ能力を持て余さずに使える一種の極地だと思いました。
- ★★★★★5
容量や機動性はリュックサックに近く、使い勝手やおしゃれ感でそれを遥かに上回る...そう感じさせるのが、この「5.11 LV10」です。
2ヶ月ほど使った上で徹底レビューしていきます。
■サイズ感と容量
特筆すべきはその大きさです。
これはコンプレッションしていない最大値ですが、「幅41cm×高さ26.5cm×厚み(マチ)14.5cm」で、容量にして「13L」。
初め手にしたときに少し躊躇するほどの大きさでしたが、不思議なことに肩掛けしてみると不釣り合いに見えない程よい大きさです。
収納各部について簡単にまとめました。
①メイン気室
メイン気室内部には「タブレットポケット」「ファスナーポケット(メッシュ)×2」「ペン差し(小〜大)×8」「MOLLEベルクロパネル」がずらりと配置されており、様々なツールの整理がしやすくなっています。
気室そのものの広さも相当なもので、普段使いでは容量を持て余します。ちなみにA4ファイルがギリギリ入ります。
②フロントポケット
ファスナーポケットになっていて、薄めながらも広々とした作りです。薄めとはいっても文庫本くらいは難なく入ります。
③アイウェアポケット
こちらもファスナーポケットになっていて、裏地は起毛のためアイウェアやスマホを入れるのに最適なポケットです。
④ボトルポケット
バッグ底面のコンプレッションベルトに隠されたポケットです。なんと、1.5Lペットボトルすら飲み込むほどの驚異的な収容力を誇ります。
私はここにトラベル三脚を入れるのですが、コンプレッションベルトで三脚を固定できることもあって、なかなかに信頼感の高いポケットです。
⑤リアポケット
バックパネルと一体化したダブルファスナー式のポケットです。ファスナーを全て開くと本のように大きく開きます。
内部はB5ノートや11インチタブレットが余裕を持って入るほどの広さで、片面はベルクロになっています。
「Hot Pull System」と呼ばれる、リアポケットを素早く開ける機構が備わっています。実際に拳銃を仕込んで試してみたところ、セールス通り瞬時に中身にアクセスできました。
■使い勝手
LV10は右肩掛け専用のスリングバッグです。普段は右肩から背中に掛けておき、中身を取り出すときは身体の正面に回す...といった使い方をします。
リュック級の容量でありながら背負ったまま中身にアクセスできる点は、LV10の2番目に優れた点でしょう。
スリングバッグやボディバッグというと、身体の傾きに倣ってバッグがぶら下がってきて勝手の悪いイメージがあります。
ところが、LV10には
・ショルダーストラップを自在に調整してバッグを身体へ密着させられる「CAM BUCKLE」
・身体を回り込むようにショルダーストラップと連結して、バッグの振れ止めを果たす「チェストストラップ」
の2つが備わっているため、その心配はありません。
バッグ総重量を5kgほどにして軽い登山をしてみました。CAM BUCKLEでしっかりと身体に密着させて、チェストストラップで振れ止めさせた状態です。
ただ山を登るだけでは飽き足らず、走ったり飛び跳ねたりしましたが動きへの追従性が凄まじく、機動性を一切損なわないことには驚きました。
それでいて、緩めることも簡単なのですから文句のつけようがありません。
また、通常なら右肩に5kgも掛ければ身体を痛めてしまいます。しかし密着させてしまえば、荷重は肩ではなく背中や腰に来るため、身体への負担も非常に少ないのです。
これらはLV10がその他の大容量スリングバッグと一線を画すところで、最も優れた点と言えるでしょう。
他に、使い勝手の良かったところを箇条書きしておきます。
・取手が3箇所ついていて「わざわざ肩に掛けてまでは...」といった細かな移動で重宝する
・ショルダーストラップに設けられたウェビングに、眼鏡などを引っ掛けられる
・バッグを囲うようにコンプレッションベルトが4箇所ついているため、中身に合わせてバッグの体積を減らせる
・耐水ナイロンのおかげで、ちょっとした雨はもちろん汚れにもある程度強い
・これだけ機能性一辺倒のようなバッグにも関わらず日常生活に馴染むデザインで、躊躇いなく使える
■おわりに
以上が、2ヶ月ほど使った上でのレビューになります。
実は購入を迷っていた、よく似たバッグがありました。
InCaseのDSLR Sling Packというカメラバッグです。
使い込んだ今なら分かります。LV10で本当によかった。研ぎ澄まされた機能性と使い勝手の良さは他では味わえなかったでしょう。
最高のスリングバッグです。
- ★★★★★5
5.11 LVシリーズの一番小さいやつです。
■形態
ストラップの通し方を変えることで、ウエストポーチにもショルダーバッグ にも、2通りのボディバッグ にもなります。ボディバッグ として使うのが一番使い勝手がいいように感じます。2通りというのは、背負った時にバッグが「斜めがけ」か「横向き」かの違いです。斜めがけは見栄えがいい、横向きは収納物へのアクセスがしやすい、と言った感じです。ストラップにバックルが付いていないのでウエストポーチとして使うのは厳しいかと思います。
メインストラップと別に、振れ止め用のサブストラップ(バックル付き)が付いています。これはなかなか優れものです。走ったり、身体を傾けたりする時に通常はバッグがブラブラと揺れて身体から離れるものですが、サブストラップで締めておけばかなり軽減されます。
■容量
体積にして3Lだそうです。見た目から想像もつかないくらい多数の収納箇所があります。メイン気室はポケットやキーストラップ、ベルクロ を備えていて非常に使い勝手の良いものです。容量は500mlペットボトルを2本入れて一杯になるくらいです。その他のポケット類は広く・薄くできているため、厚め・大きめのものは入りません。色々と持ち運びたい人向けではないですが、最低限の荷物は余裕で収まりそうです。
一応、外部の拡張性も検証してみました。正面から側面にかけて、サイドコンプレッションストラップと呼ばれる、マチを調整するストラップがあります。これはアジャスターから抜けるので、抜いたところにポーチ類を通してまたアジャスターに差し直せば、LV6の外側にポーチを装備できます。ただし本来の使い方と異なるので、保持力に万全の期待はできません。自己責任で行いましょう。あと、ウェビングループにカラビナを付けておくと便利ですね。
■使用感
メイン気室はダブルファスナーかと思いきや、右からと左から個別にファスナーを開けるタイプのものでした。これはこれでアリ...。
一つ、すごいことに気づきました。標準のストラップをバッグと連結しているクリップがとても優秀なのです。
「バックルがないからウエストポーチには厳しい」と書きましたが、あのクリップはそれを覆す代物です。
まずは、標準ストラップとベルト幅の等しい「バックル式の腰ベルト」を用意します。それを標準ストラップと入れ替える・・・これだけです。クリップはかなり懐が広いため、タクティカルベルトのような厚みのあるベルトでも通せます。
もうこれで、腰にベルトを回してワンタッチで着脱できるウエストポーチに早変わりです。ベルトにサイドストラップを通しておけば、ショルダー掛けしたときの振れ止め機能も損いません。
■まとめ
ボディバッグ は何種類か使ってきましたが、この小ささでここまで機能的なものは初めてです。そしてびっくりするくらい安い。小さめのボディバッグ ならこれが決定版でしょう。
仕事用でサブとして使っています。とても軽くて薄くて、片手で掘れる扱いやすいスコップです。
◆
土・砂・砂利・粘土・石・根などあらゆる地面を掘ってきましたが、一度の変形もなく傷もほとんどつきません。見た目の薄さ以上に頑丈です。
◆
パンチホールがあるのでフックにかけたり、ストラップやカラビナを通せる携行性の高さも魅力です。軽いし。
木の根を切るノコギリ状の部分はノコほど切れはしないものの十分な切れ味で、ノコと違って石などによる刃こぼれがありません。雑に使える道具として一級品の仕上がりです。