スリングの選び方
スリングとは?
スリング(負い紐)は、ライフルやショットガンの運搬や保持するために肩に掛けてつかう銃用の紐です。
重い銃の携行にスリングを使えば、両手を自由に使え、銃を携行しながらの作業が可能になります。
さらに手で抱えずに済むため疲労を軽減でき、さらに不測の事態でも銃を落とすこともありません。
スリングの種類
1ポイントスリング(シングルポイント)
1ポイントスリングの特徴って?
近接戦闘に向いてて、スイッチングしやすく、銃を外しやすいのが特徴だよ。
良い点 その1
左右のスイッチングが他のスリングに比べてやりやすい。(スリングの伸縮は必要ない)
良い点 その2
射撃姿勢から銃から両手を一斉に放しても、プライマリーウエポン(小銃)は体の正面に垂れ下がるだけで、セカンダリーウエポン(拳銃)へのトラジション(移行)が素早く行え、その逆の動作もやりやすい。
さらに銃が常に体の正面にあるため銃口管理がしやすく、両手を離した時でも銃口が隣人に向くことが少ない。(銃口が下向きになるため、自分の足を撃抜く心配はある)
良い点 その3
接続点が1か所なので銃を一時的に体から離したいときは、スリング本体は体に付けたまま素早く取り外しでき、逆の動作もワンタッチで可能。
また、スリングに銃との接続部分を複数用意できれば、スリング本体は1本で済む。
悪い点
スリングを銃の後方(利き手で持つグリップより後方側)に取付けるため、銃口側は自由度が高く、ぶらぶらする。(利き手の反対の手で保持する必要がある。)
しかも、両手を放した状態で銃をぶら下げると、垂れ下がった銃が足に当たるので歩きにくい。
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2ポイントスリング
2ポイントスリングの特徴って?
銃の持ち運びがとても楽で、スリングごと銃を離しやすいよ。
銃の前後両端の2か所(2点)へ、スリングを取り付けて、その空間にできる輪に体を入れて使用するガンスリングです。
他のガンスリングに比べて、体への締め付けが少なく、楽に銃を携行できます、また全長の長い銃への装着にも向いたスリングです。
良い点 その1
ほぼ全ての銃に取り付け可能で、しかも銃をスリングごと体から離すのがとても楽でやりやすい。
良い点 その2
銃を背中側に移動し、たすき掛けや肩掛けにすることで銃を持っての移動が楽にできる。
悪い点 その1
スリングをしたまま咄嗟に銃を構えようとすると、スリングがじゃまして窮屈だったり、逆にたるんだりして射撃姿勢を取りにくい。 (※最近ではスライダー方式による伸縮機能の追加で比較的楽になっている。)
悪い点 その2
左右のスイッチングがやりづらい。 (※最近ではスライダー方式による伸縮機能の追加で比較的楽になっている。)
悪い点 その3
銃を体の背面側へまわしたときは、銃口の管理に注意する必要がある。
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3ポイントスリング
3ポイントスリングの特徴って?
銃の携行性にとても優れているんだけど、銃の着脱がやりにくく、スイッチングができない。のが難点かな。
ひとむかし前の警察や特殊部隊ご用達のガンスリングです。
銃の両端の2か所(2点)へスリングを取り付けて固定し、さらに体にたすき掛けするための輪っかを追加(計3点)されています。
良い点
常に体の近くで銃を保持するので、もっとも携行性に優れており、銃から両手を離しても銃が暴れにくいので作業にも一番向いています。
悪い点
スリングの取り付け、取り外しが、最もやりづらく面倒なスリングです。
左右のスイッチングがほぼ不可能です。
銃口が上を向いている時や体の背面側に廻したとき、銃口管理に十分注意する必要がある。
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マルチポイントスリング
マルチポイントスリングの特徴って?
銃の操作性と携行性に優れているんだけど、価格が比較的高いんだ。
新しい方式のガンスリングで1ポイント+2ポイント両方の機能をもち、銃の操作性と携行性に優れています。
基本構造は1ポイントスリングで、輪っかの片側が取り外し可能で、スリング長の調整機構が追加されています。
悪い点としては、機能が多いために、部品が多いため比較的、価格が高い。
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まとめ
(銃のみ)
(スリング含む)
CQB
1ポイント、2ポイントスリング双方の良い点をもつマルチポイントスリングをおススメします。