TOPS アウトドアナイフ APACHE DAWN アパッチドーン ロッキーズエディション 直刃 G10ハンドル MOLLEシース付き APAD-02の口コミ、レビュー

このモデルがリリースされた当時より関心があったので、今では二振り所持していますが、このナイフのデザインと開発の経緯に非常に興味を持っています。恐らくパイロット仕様のオールパーパスナイフとしてデザインされたようですが、ナイフのサイズの割には重量があるので、完全なフルタングナイフかと思います。また同ブランド独自の焼き入れ工法が施された炭素鋼でできたブレードなので、ハードな使用にも耐え得る事でしょう。

当方好みのクラシックでタクティカルなミリタリースタイルを彷彿とさせる素晴らしいサバイバルナイフです。これまでTOPSナイフは期待通りのものでこのナイフも例外ではありません。クラシックなデザインで実用的なデザインとグリップ力の握りやすさからくる延長された柄頭を備えた頑丈なフルタング構造が気に入っています。このブレードはなかなかのサイズですが大きすぎたり重すぎたりすることはありません。試し切りしたらレシート用紙をスムーズによどみなく切るほど鋭いです。そのため本来のブレードの厚みよりも薄く見えますがこのナイフはとても頑丈です。TOPSならば間違いないと感じさせてくれる一振りです。

ケーバーナイフのように実際にアメリカ軍御用達の軍用装備品として正式採用された実績はないナイフブランドではあるが、独自のデザインと機能性を持つ事で知られる同ブランドがリリースするパイロットナイフである。炭素鋼でできたブレードはポメル部分まで完全なフルタングナイフなので、ハンドル内部の鋼材がスケルトナイズされてない分、重量がある。まさに質実剛健の一丁である。

同社のウェブサイトによると、元はアメリカ陸軍の攻撃ヘリコプターとして知られるアパッチヘリコプターが被弾して墜落した際、パイロットが救出されるまで持ち堪える様にデザイン・作成された一品という事で、アパッチヘリコプターがモチーフになった豪壮な一振りとなっています。腰に着けてアウトドアフィールドに踏み込んでいくと、何だか変な自信が湧いてくるような一振りです。(笑)

ブレードにも見る通り、AH64アパッチ攻撃ヘリコプターがプリントされた刃厚のあるナイフで、同社のウェブサイトによると元はヘリコプターのパイロット用にデザイン、開発されたナイフで、ヘリコプターが被弾、墜落した際に、コレをサバイバルナイフとして用いて救出が来るまで持ち堪える様にデザインされています。このサイズのナイフにしては相当の重量があるので、コンバット・ファイティングナイフとしても良さそうです。

完成されたサバイバルナイフという印象があります。

取り寄せ品であったことと海外でも品薄であったために入手できないかと思っていたのですが、今月頭に無事到着しました。

ナイフ本体についてですが、低い位置からのセイバーグラインドにセカンダリーエッジをつけた状態なのでなので箱出しのエッジの出来栄えはあまり期待していませんでした。しかし意外なことに紙を綺麗に切れるだけの切れ味があり、充分に感じました。おそらくショルダーを落として連続的なベベルジオメトリーを形成すれば切れ味、刃持ちともにかなり高い実力を発揮するのではないでしょうか。

TOPSの1095カーボンスチールは焼き入れにこだわっているだけに、同じ鋼材を使用した他の低価格帯のナイフよりも一線を画した品質が期待できると思います。メーカーの商品が平均して高額であるために手が出しずらかったのですが、手に取って実感した限りでは、価格に見合った品質を提供していると思います。

【追記】気になっていたのでハンドル内のタングの状態を調べてみたところ、軽量化の穴が空いていませでした。フルタングの中でも強度は相応高いと思われます。