カランビット ダマスカス鋼 DM1177の口コミ、レビュー

同ブランドのナイフ類も散々見てきましたが、パキスタン製かと思われるちょっとラフな造りの一品なれど、斬れ味に関しては並ってところでしょうか。機能性よりも装飾性に目が行く大型のカランビットで、フィックスドブレードナイフなので多少ラフに扱っても差し支えないかと思います。ま、実用よりも観賞目的での用途の方が妥当かと思いますが。

初めて購入する一万円台(税込み)のカランビットです。今まで購入したのは一番高くても七千円台のカランビットでしたが今回は新しい試みとして使ってみようという気持ちでチャレンジしました。ダマスカス鋼の独特な紋様や伝統的なモダンな雰囲気のハンドルリングが古い刀剣のようで握るとゾクゾクするような気分になります。シースーも革製で味があって滅茶格好良いです。機能はシンプルなデザイン通りケレン味のない恐ろしいくらいの高い切れ味なのでロープ斬りやマチェット代わりの伐採などに使用していますが便利過ぎる性能に驚愕します。値段以上の高性能カランビットです。

安心のパキスタンのメーカー、Rite Edge製です。明示されていませんが、箱、梱包の癖、シースのボタンにRite Edgeとあるので、Rite Edge製でしょう。ここのダマスカスナイフは、僕的には外れがなくて好きです。安価だし。

実に美しいカランビットです。

実用向けのカランビットとしては、Mtechの物(mt665bk)などが安価で実に良い出来なので、これは鑑賞用に買いました。

ダマスカスのカランビットは珍しいと思うので、鑑賞用にオススメです。

ナイフもシースも全体的に作りはしっかりしおり、ダマスカス鋼のブレードが非常に美しく鑑賞用としては満点だと思います。ただ実際にアウトドア等で使用するとなると箱出しの状態では切れ味があまり良くない為、研ぎは必須になります。また、カランビットはいくつか所持していますが比較するとブレードのサイズが大きめでハンドルのヒルトとポメルにはステンレスが使用されているからか中々の重量感です。ハンドルエンドのリングもやや小さめな印象を受けました。シースは革製(牛革?)で左腰に取り付けるタイプのようです。右腰からリバースグリップでナイフを抜きたい場合はカスタマイズが必要です。総評として作りは良いですが使用に際しては自分の好みに合わせて手を加える必要があるナイフといった印象でした。