PUMA ハンティングナイフ 116375 ホワイトハンターの口コミ、レビュー
- ★★★3
歴史的にも刀剣の街として知られるドイツ・ゾーリンゲンを代表するナイフや刀剣の超老舗で、特にホワイトハンターは同社の看板娘的存在で、世界中のハンターやナイフコレクターの垂涎の的となっています。当時はプーマスタースチールと呼ばれる炭素鋼でできたブレードが定番の鋼材でしたが、最近では440系の安っぽいステンレス鋼でできたブレードになってしまい、当時の面影すらありません。コスパを重視し中国製の大量生産品が市場に溢れると同時に、マイスター制度がドイツ社会から姿を消す中、益々希少な一品となっていくでしょう。今では実用性よりもコレクション性の高いアイテムとなってしまったので、まあまあの出来と言うざる負えません。
- ★★★★★5
ハンティングナイフなので切れ味はそこまで良くないですが、刃付けの角度や構造的にかなり頑丈っぽいです。あとハンドルの鹿角とブレードの仕上げの綺麗でかなり美しいです。
元ドイツ領であったアフリカ諸国では、ドイツ人のハンター達が挙って現地まで行って、このナイフで仕留めた獲物を解体した事から、「ホワイトハンター」と現地人によって呼ばれたと言われる名である。ブレードに見るポチっと空いた穴は、ブレードの鋼材の硬度を証明するために意図的に施された疵なので、決して欠陥品ではないのと、ハンドルに使われたスタグのスケールも二つと無いものなので、個性的で良い。ただ、440系の安物のステンレス鋼でできたブレードなので、かつてのプーマスタースチールと呼ばれる独自の炭素鋼でできたブレードよりも貧弱で、付属のレザーシースもコスト削減を図ってイマイチな出来な事から、本国のマイスター制度の衰退が懸念される。正直、手に入れて損した。