今までに果物ナイフタイプは色々と使ってきましたが、現在はスイスのブランド、ビクトリノックスのベジタブル・果物ナイフを使用しています。
大きすぎず小さすぎず、丁度良い大きさかなと思って買ったのですが、私はフルーツよりも野菜を切る時に使うことが多いです。
海外の刃物メーカーだけあって、なかなか切れやすくて満足しています、欲を言うならもう少し刃の縦の幅(高さの幅)があったらいいなと思います。もうあと3mmくらいで良いので。
なぜならキウイなどの柔らかい果物を切るときは全然問題が無いのですが、リンゴとかタマネギとかジャガイモとかをサッと切りたい時に、刃に縦幅(高さの幅)があった方が手に力や神経を使わずに切れるからです。
このくらいのサイズのものは固めのものにはあまり適していないというのは分かっていはいるのですが。
それでも、わざわざ包丁を取り出してまな板用意して切るのが面倒くさいなって時にはついついこれを使ってしまいます。
包丁より何倍も軽いので、手に馴染みやすいのと、スポンジでサッと洗えてすぐにしまえるので後片付けがとてもラクです。
ただし切れ味は良いので気をつけないといけません。でも、包丁を持つよりも安全な気がします。小さいからでしょうか?リンゴなどの皮むきをする時はかなり使いやすいです。
これは、刃の長さが計算された長さだからだと思います。全長も20センチに若干満たないサイズで、柄と刃のそれぞれの長さのバランスが非常に良いと思います。
今まで色んなナイフを使ってきましたが、刃が短すぎるものは剥きにくいと感じています。じゃがいもの皮むきもこのナイフを使用していますが、包丁みたいに刃の角でじゃがいもの芽をとることは出来ませんが。
無謀にも一度先端で試そうとしたのですが、やはり無理でした。
このビクトリノックスのナイフで気に入っているところは、持ち手の素材が若干ザラザラっとしているので、料理をしていて手が汚れてしまった時もすべりにくいところです。
男性には少し小さいかもしれませんが、女性の私の手には丁度良くなじみます。汚れても洗剤ですぐに落ちるので助かっています。
柄がすべりやすい包丁を使うよりも安全ですね。しかもこのビクトリノックスのナイフの柄は指で押さえやすいように絶妙なカーブというか凹みが施されていて、にぎると気持ちがよく、疲れないように設計されているんだな、さすが!という感じです。
ちなみに色々なものを切ってみて、このナイフと一番相性の良いと思うものは、ピーマン、ナス、トマトでしょうか?
最初にピーマンを大まかに切って種をとって、縦にスッスッと刃を入れるときれいに細切りが出来ます。もちろん果物や野菜だけでなく、時々はパンを切るときにも活躍します。
刃の部分を熱湯で温めて、フランスパンを切ると簡単に切れますし、自家製のパウンドケーキなどを切る時も大変重宝しています。
しらネギなどの固い部分を切る時は少し工夫が入りますが、きゅうりの輪切りの早切りができるようになりました。さらにこのナイフの刃の部分に穴がついていれば、きゅうりがくっつかないのかなぁなんて思いますが。
にんにくや生姜をうちではよく使うのですが、細かくみじんぎりにしたい時も、使いやすいです。ナイフが軽いのでトントントンと力を入れずに切れます。
しいたけを焼く時にバッテンの切込みを入れたり、にんじんを花型に切ったり細かいことが出来るようになったので、料理の楽しみも増えました。
ちなみに使用して2年はたちますが、まだ一度も刃のお手入れはしてませんが、さすが刃物メーカーだけあって、質も良いと思います。
数年前に雑貨店で見た目の可愛さでつい購入した果物ナイフは1ヶ月で刃の塗装がはげ、切れ味もみるみる悪くなっていったので、今回も正直あまり期待はしていなかったのですが、このナイフを買って本当によかったです。
今でも切れ味が良いのに研いでしまうと、もっと切れそうなので、いまのところこのまま使ってみるつもりです。さびなども一切ありません。
個人的にはもう少し刃の先端が尖っていなくても良いかなとは思います。やっぱろ見た目とかも少しこわいのと、先端だけを上手に利用して調理することもないので。
あと、使用した後に水であらった後、普通の果物ナイフは刃と柄のつなぎめに汚れや水がたまったりすることが多いのですが、このナイフはつなぎ目にも一工夫されているようです。水などが入らない、たまらない仕様になっており、そこも気に入ってます。
洗ったら食器ふきんでひとふきして包丁立てにさすだけなので、料理全般の時間短縮になっているように思います。そもそも包丁を洗うのって結構面倒くさいので。
うちで使用しているのは柄の色が赤なのですが、茶色とか、ベージュなどのナチュラルカラーがあってもいいとは思います。デザインはちょっと男性的かな。まぁ、この赤色が工業製品っぽくてかっこ良くもあるのですが。
海外製品ならではの渋い赤色なので色そのものは好きです。ただ私の場合はキッチンで使うことが多いので、キッチン全体の色と馴染むような色があれば良いなと思います。
この刃に入っているVICTORINOXのロゴもひそかにお気に入りです。いかにもな庶民的な調理器具メーカーのロゴじゃないところがいいなぁと、調理しながらにんまりしたり。
本当に使いやすいので、外でキャンプやバーベキューなどをする時用に持って出かけたいなと思うのですが、専用のカバーがついていないので持って行きにくいですね。
それが少し難点でしょうか。刃の部分を丁寧にタオルでぐるぐる巻にして行ってもいいのですが、なんせ見た目がかっこ悪い…鞄に入るサイズで切れ味もなかなか良いので、外で使ってこそ本領が発揮しそう。
私は現在二人暮らしで料理は一日2〜3回くらいするのですが、毎回大きな包丁を出して洗ってを繰り替えずのは中々大変です。お子様のいらっしゃるご家庭だとなおさらだと思います。場所もとりますし。このくらい小さな「サブの包丁」があると無駄なストレスをためなくて済みます。
今度買い足す時は、同じビクトリノックスのものか、他のメーカーでも良さそうなものがあれば試してみたいのですが、刃が波型になっているものが欲しいです。パンを切る時にナイフの刃を温めなくても切れるみたいなので。徐々に揃えていくつもりです。
先日、焼きたてピザを切ってみたのですが、刃にチーズが少しくっついたものの(これはしょうがない)ナイフを立てるように先端だけで真っ直ぐに切ってみたらうまくいきました。うちにはピザカッターが無いかったのでとても重宝しました。
こんな感じで色々と応用できるだけに私は結構荒々しく雑に扱っているのですが、今のところ切れ味の劣化は全然気になりません。洗うときも、スポンジの柔らかい方だけでなく固いナイロンの面で、またタワシでゴシッと一往復やっています。
多分下手に値段が高いナイフを買っても、私は上手に使いこなせなくてダメにしてしまうと思います。でもこのビクトリノックスのナイフなら値段も高くないので気軽に使えるからか変なプレッシャーもありません。
ビクトリノックスはアーミーナイフのイメージが強いのですが、さすが家庭用ナイフもタフに作られているんだなというのが正直な感想です。というかナイフというものは繊細ではダメなんだと今回の書いていて実感しました。