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VFC VR16 SonicBoom Stinger2 海外製電動ガンのカスタムをさせて頂きました

お客さまよりご依頼頂きました商品につきましてカスタム対応をさせて頂きました。

・VFC VR16 SonicBoom Stinger2 海外製電動ガン

カスタムご依頼内容は『外装カスタム カスタムフロントユニットへの組み換え』でした。

お客様にてカスタムタイプのフロントユニットをご購入、組み換えを試みた所純正のバレルナットが固く締まっており外れず組み換えが出来ないとの事で今回、外れないバレルナットの取り外し・フロントパーツの撤去を行いお客様よりご指定頂きましたカスタムタイプのフロントユニットへ組み換え・組み上げを実施致しました。

VFC VR16 SonicBoom Stinger2 海外製電動ガン カスタム内容

カスタムご依頼内容

『外装カスタム カスタムフロントユニットへの組み換え』

カスタム製作のポイント

①既存のフロントユニット分解・取り外し【ハンドガード・バレルナット・アウターバレル】
②外れないバレルナットをご依頼品に傷を付ける事なく外す事
③カスタムフロントユニットへ交換・組み上げ【アウターバレル・バレルナット・ハンドガード】
④組み上げ後の剛性・仕上がりのチェック

カスタム製作に使用したパーツ:計1点

マッドブルエアソフト Daniel Defense公認 AR15 Lite RAS/Kit 4″ TAN D01-027TAN 【お客様持ち込み品】

カスタム作業内容

1)既存のフロントユニット分解・取り外し
【ハンドガード・バレルナット・アウターバレル】
《ご依頼品カスタム前外観》
《純正フロント部》


《ハイダー・ハンドガード取り外し》
《バレルナットを締め込みが強固、素手で外す事が出来ない》
《レンチでバレルナットを掴める溝は浅くつかみ難く、またレシーバーは面積が小さく握り難く力も入れずらい》
《浸透性の高い潤滑剤を使用しバレルナットを緩み易くする》
《バレルナットとレシーバーの隙間に流し込む:2日間放置》
《手でレシーバーを掴みやすい様アングルタイプのフォアグリップをレイル上部へ装着、レンチでバレルナットを掴みハンマーで叩いて衝撃を加える》
《ようやく動いたバレルナット》
《バレルナット取り外し成功》
《アウターバレル取り外し》

2)カスタムフロントユニットへ交換・組み上げ
【アウターバレル・バレルナット・ハンドガード】
《使用部品:マッドブルエアソフト Daniel Defense公認 AR15 Lite RAS/Kit 4″ TAN D01-027TAN》
《取付けパーツ構成》
《アウターバレル装着》
《円形のハンドガード固定基部の穴(未貫通)に硬質なピンを挟んでレシーバーと固定する仕組み》

《レシーバーのガスチューブ穴にピンを差し込む》
《バレルシムを入れてアウターバレルのがたつきが発生しない様調整》
《シム装着後》
《バレルナット締め上げ》
《イモネジの締込み・固定》
《基部完成》
《ハンドガードを円形の基部へ装着:6箇所ボルト締め》

《インナーバレル位置チェック》
《組み上げ後の仕上がり検査》
《上側》
《左側面》
《右側面》
《下側》
《アッパー部:レイル部とレシーバーのずれ無し》
《レイル部とレシーバーの繋ぎ目》

修理・カスタム担当者コメント

ご依頼頂きましたのはVFC VR16 SonicBoom Stinger2 海外製電動ガンでした。

ご指示頂きましたマッドプル製カスタムフロントユニットへ交換・組み上げを実施致しました。組み上げ後の外観仕上がり・ハンドガードを握った際のがたつきは一切無く剛性に問題御座いません。ブラックカラーの本体をベースに美しいアルマイトのタンカラーを強調するフロントが際立つ外装デザインへ生まれ変わりました。

今回、組み換えと同時に『ハンドガードにガスチューブを通す穴を開けてほしい』とご依頼御座いましたが、現品を確認したところフレーム側のガスパイプ穴と円形のハンドガード固定基部の穴(未貫通)に硬質なピンを挟んで、ハンドガード全体ががたつかない様固定する仕組みでした。ガスパイプを別途取り付ける場合ハンドガードと円形の固定基部に穴を開ける事になりますが、恐らく穴あけ後にガスパイプを差し込むと剛性が劣化する恐れが御座います。弊社では上記理由を踏まえフロントの剛性を維持する為ガスパイプの穴開け・ガスパイプ取付けについてはお勧めせずお客様へご説明・ご承諾頂き穴あけ加工は実施しませんでした。

組み換えの際問題となったバレルナットの取り外しですが、VFC製品のM4バレルナットの締込み硬さは有名で基本的に外す事は出来ません。恐らく製造元で機械により締め上げられておりアッパーフレームをクランプ等で固定してスパナでバレルナットを無理に外そうとすればフレームの強度が負けて割れます。またアッパーフレームを素手で掴むにも面積が小さく握り難く力が入りずらいという難点も御座います。

今回作業方法を検討し以下の様対応致しました。
①アッパーフレームを掴む面積を増やす為、レイル上部にアングルタイプのフォアグリップを取付け握り易くする。
②バレルナットと締め込まれたフレームの隙間に浸透性の高いオイル(CRCオイル)を染み込ませて滑りやすくする。
③商品を破損させない様細心の注意を払い、バレルナットを大型のレンチで掴みハンマーで少しずつ叩いて衝撃を与え取り外す。

②浸透性の高いオイルを染み込ませる方法ですがオイル吹付け→放置、これを2日間行いその後、③大型レンチでバレルナットを掴みでハンマーで叩き回して無事外す事が出来ました。この方法はバイクや自動車の錆びたボルトを取り外す際に用いられている手法で、原始的ではありますが非常に有効な手法となります。ポイントは『浸透性の高いオイルの使用』です。オイルが内部へ上手く染み込まないと外す事は出来ません。

ひと昔前の海外製電動ガンは比較的フロント周りの分解がし易くまた、組み換え用フロントカスタムパーツも多数存在し個人でのデザイン設計・パーツ選択・カスタムが容易でしたが近年の海外製電動ガンは外装デザイン自体が完全に仕上がっている完成体が多く、分解を前提とせずに製作されています。その為フロント周りのカスタムは難しくなってきているのが現状です。作業時の安全の確保が出来ない事案やご依頼品に破損の危険が伴うカスタムの場合は申し訳御座いませんがお受け出来ない場合が御座いますので何卒ご了承の程お願い致します。

弊社では電動ガン全般の修理・メンテナンス・カスタムが可能です。
ご依頼の際にお気軽にお問合せ下さい。

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