シグ ザウエル P228は、世界有数の工業国で、銃器産業においてもトップレベルにある、スイスのSIG社(シュバイツィシュ・インデュストリー・ゲゼルシャフト)と、シグの資本傘下にあったドイツのザウエル&ゾーン社との密接な関係の中から謎生したハンドガンです。
シグ社は、名銃P210のを改良し、ダブルアクションで大量生産に向く、プレス加工が可能な、スイス軍用制式銃、P220の完成後、コンパクトな短縮型のP225を設計します。
警察用新型ピストルのトライアルが始まると、そのハイレベルな要求スペックを満たすために、ザウエル社と協力しながら、P225に数々の改良を施した、シグ ザウエル P226を完成した。
そしてP226を、さらに発展させたコンパクトバージョンが、1989年に発表された、このシグ ザウエル P228である。
シグ ザウエル P228は、P226と同じ、9ミリパラベラム弾を使用するファイヤーパワーを誇りながら、P226と比べて全長で16ミリ、重量で45グラム軽い。
このライトウェイト&コンパクトという特徴を持ったSIG SAUER P228は、ポリスだけでなく、アメリカ軍では「M11」の名称で制式採用されるほどの大ヒットとなり、ベストコンバット・ピストルとして高い評価を得ている。