お客さまよりご依頼頂きました商品につきまして修理対応をさせて頂きました。
・MGC ガスハンドガン ハイキャパシティ スプリングフィールド5
ご依頼内容はマガジンからのガス漏れでした。
また、本体のメンテナンスもご希望頂きましたので今回、ガス漏れ箇所の修理と本体メンテナンスにて対応致しました。
MGC ガスハンドガン ハイキャパシティ スプリングフィールド5 修理内容
故障状況
修理内容
1)マガジンメインバルブ分解、オイル・グリスアップ【ガス漏れ防止処理】
《ガスを注入するとそのまま吹き出し口より漏れる状態》
《マガジン分解:アウターケースはステンレス製、インナーはアルミ製(現在では冷えを和らげる為亜鉛ダイカスト素材を使用)》
《メインバルブ》
《メインバルブ取り外し:オイル・グリスが切れている》
《グリスアップ》
《バルブレンチで締め込み》
2)注入バルブの締め込み
《注入バルブが緩んでいる》
《注入バルブ締め込み》
3)本体各部メンテナンス シリンダー内部・スライド可動部・ハンマー・サムセーフティ
《シリンダー内部に注油》
《スライド可動部》
《ハンマー》
《サムセーフティ》
《動作チェック》
■修理後の初速 【弾速測定器:X3200 MK3にて計測】
・67m/s(0.2gBB)
*ガスの注入量や気温により初速は左右します。
修理・カスタム担当者コメント
今回ご依頼頂きましたのはMGC製ガスハンドガン ハイキャパシティ スプリングフィールド5でした。
マガジンのメインバルブに劣化がありガスを注入すると吹き出し口よりそのまま漏れる状態でした。メインバルブを取り出しオイル・グリスアップを行いガスが漏れない様処理致しました。また、注入バルブも緩んでいる状態でしたので同時に再締め込みを実施済みです。
本体につきましてはオイル切れにより可動しない状態でしたので各部メンテナンスを実施済み、修理後のブローバック動作、BB弾発射動作問題御座いません。
20年以上前の廃番商品ですが、非常に保管状態が良く外観は綺麗で長期保管により本体・マガジン共にオイルが切れ可動不良・ガス漏れが発生したと思われます。
本モデルは旧型と新型があり、ご依頼品はスライドを一度引かないとマガジンが本体に挿入出来ない旧型のタイプでした。スライド後退時にハンマーが引っ掛かりがちだったり、動作の面では若干難がある点は本製品の特長です。
ただ、当時よりMGC製品のマガジンアウターケースプレス成型技術は非常に高く、ステンレス素材での成型・溶接品は美しいの一言に尽きます。このプレス成型技術は現在のKSCへ引き継がれています。
ガスハンドガンの廃番商品につきまして修理は可能な限りお受け致しております。
廃番商品の場合、基本工賃とは別に追加料金が発生しますが何卒ご理解の方宜しくお願い致します。
弊社では国内ガスハンドガンの修理・メンテナンスが可能です。
ご依頼の際にお気軽にお問合せ下さい。