お客さまよりご依頼頂きました商品につきまして修理対応をさせて頂きました。
・KRYTAC×EMG×Cybergun FN P90 海外製電動ガン
ご依頼内容は『モーター交換の為本体よりメカユニットを取り出しカスタム後に戻したところ、セレクターがオートに入らなくなりまた、セミに入れてトリガーを引いても作動しなくなってしまった』とのご依頼でした。
本体を分解し調査した結果、『メインフレーム内部にあるメカユニット側端子を導通させる為の接点部品の変形』による故障でした。メカボックス挿入時に接触し変形してしまったものと思われます。
今回、変形している接点部品の修復を行い修理対応をさせて頂きました。
KRYTAC×EMG×Cybergun FN P90 海外製電動ガン 修理内容
故障状況
故障原因
メインフレーム内部にあるメカユニット側端子を導通させる為の接点部品の変形
メカユニット挿入時に接触し変形してしまったものと思われます
修理内容
1)本体分解、故障原因調査
《セレクターがオートに入らない》
《本体後部:内部の基本構造は東京マルイ製P90と変わらない》
《メカユニット取り出し》
《外観上特に破損無し》
《モーターは『Option No1 ブラシレスモーター』へ交換されている》
《カットオフレバー:検知方法はマイクロスイッチ》
《アッパーレシーバーユニット分割:分割手順もマルイと同様》
《この状態だとセレクター・トリガーは正常に可動する》
《フレーム内部にある端子の様なものが変形?している》
《メカボックス側端子を導通させる為の接点部品と思われる》
2)メインフレーム分割、メカボックス側と接触する接点ユニットを取り出し
《メインフレームを2分割に分解》
《トリガー・セレクター部》
《トリガーを引くと連動して動作するバーがある》
《このパーツがメカボックス側のマイクロスイッチを押す仕組み》
《メカボックス(向かって左側)にはそれぞれセミオートとフルオートを検知するマイクロスイッチを上下に搭載》
《取り外したバー》
《接点端子が変形している、修理が必要》
3)接点ユニット分解、変形した接点部品を修復修理
《端子部取り外し》
《現在の状態》
《ペンチで変形を修復》
《修復後》
《メカボックス側との接触具合を調整》
4)再組立て・動作チェック
《本体へ組み直し》
《メカボックス仮組み》
《接触具合のチェック、OK》
《外したマガジンキャッチの組み直し》
《メインフレーム完成》
《メカユニット組み込み》
《バッテリーを接続し動作チェック、OK》
■最終動作確認、約30mの距離で弾道検査、ホップアップ調整、初速計測チェックの後お客様へご返却となります。
■修理後の初速 【弾速測定器:ACETECHにて計測】
・ノンホップ時 92m/s(0.2gBB)
修理・カスタム担当者コメント
今回ご依頼頂きましたのはKRYTAC×EMG×Cybergun FN P90 海外製電動ガンでした。上記4項目の作業を実施しました。故障原因はメインフレーム内部にあるメカユニット側端子を導通させる為の接点部品が変形してしまった事による不具合でした。メインフレームを分割しメカユニット側と接触する接点ユニットを取り出した後接点ユニット分解、変形した接点部品を修復修理致しました。再組立てを行い動作チェック済みです。
本体にはカスタムモーターとして『Option No1 ブラシレスモーター』が組み込まれており動作検査時に異常は無く駆動音も静かでセミ・フルオート共に凄まじいキレの良さで驚きました。電子制御システムとの相性が良い様です。セレクター切り替え動作も回復しセミ・フルオート・オートストップ動作問題御座いません。
本体の分解構造自体は東京マルイ製P90と変わりませんが、本KRYTAC製P90は電子制御システムを備えマイクロスイッチを多用した商品になります。その為一部構造に違いがあり今回の様にメカボックスの導通を行う接点端子を損傷していました。お客様ご自身で分解・組立てを行う際にはご注意が必要になります。
弊社では国内/海外製電動ガンの修理・メンテナンス・カスタムが可能です。
ご依頼の際にお気軽にお問合せ下さい。