ミリタリーカーゴパンツは、貨物運搬船(カーゴシップ)の船員が着用していた、動きやすいラフな、作業着のズボンが起源です。
通常のジーンズなどに見られる、前後左右4つのベルト下のポケットに加え、ひざ上の太腿の両サイドにポケットが各1ケ付属しており、ポケットに小物などを多く携帯することが可能です。
カーゴパンツはポケットが全部で6個あることから、シックスポケットとも呼ばれることもあり、太腿の両サイドに取り付けられたポケットは作業で座った状態でもポケットの中に入れた物が取り出しやすいという利点があります。
作業用のパンツとして誕生したミリタリーカーゴパンツは大戦中に、その機能的なデザインから軍にも採用され、裾がバタつかないようドローコードで絞ることができるパラトルーパー(落下傘部隊)モデルなどが誕生しました。
現在でも穿きやすさと、ミリタリーファッションならではの機能美から愛用者がおり、多くのミリタリーブランドから個性的なカーゴパンツが発売されています。