今回は錆びて取れてしまった太鼓鋲を打ち直してアンティーク家具を修理します。
本来ならオリジナルで打ってある鉄製の太鼓鋲を使用するべきですが、今回は真鍮の鋲をブラスブラックを使って黒染めし、使いたいと思います。
用意するのはバーチウッドのブラスブラックと黒染めする真鍮製の太鼓鋲数個。
バーチウッドのブラスブラックを開封し、適量を容器に入れます。
ブラスブラックを注いだ容器の中に水を入れて、5倍~10倍の濃度に希釈します。
黒染めする真鍮の鋲を容器に入れて、ブラスブラックに浸します。
反応が進むにつれ、液が青色に変化していくのが分かります。
約3分ほどで金ぴかだった真鍮が黒く染まっていきます。
ブラスブラックを流水できれいに洗い流します。
洗浄が完了しました。
ピカピカの真鍮が落ち着きのある、しっかりと黒色に染まりました。^^
早速、太鼓鋲をベンチに打ちつけます、修理する家具は古い病院で使用されていたと思われるベンチです。
上の写真のようにシートに貼ってあるナイロンを留めてあった鉄製の鋲が錆び落ちてしまっています。
取り付けてあった穴を目印に金づちで打ち込みます。強く叩きすぎると生地を傷めてしまうのでそこそこに、手加減します。
きれいに取り付けできました。