タクティカルペンとは
タクティカルペンは、護身目的のためにアメリカのナイフメーカーによって開発されました。
護身と言っても、先端が細い円錐状になっているほか、見た目は普通のボールペンで、文字を書く点についても、一般に普及する通常のボールペンとなんら変わりません。
この護身用のボールペンはクボタンと同じ使い方を想定しているため、クボタンの開発者でロスアンゼルス市警やFBIで柔術を教えていた、窪田氏の考案、又は類似の護身術の習得が欠かせません。
タクティカルペンが護身に役立つとはいえ、あらかじめ護身術の訓練をしていなければ、一般人が暴漢を相手に使いこなすことはまず不可能です。
護身術を習得された方や武道経験者以外の一般の方は、まず安全な場所へ逃げることを念頭に行動し、タクティカルペンやクボタンは、もしもの時のお守り代わりと考えた方が良いでしょう。
ナイフ、ガンなど金属加工に長けたメーカーが開発、販売しているタクティカルペンは、一般の方にとって護身目的で使いこなすことは難しいのも事実です。
しかし、その機能性と頑丈さで、多くのミリタリーファンを引き付ける強さと魅力に溢れるハイスペックなツールです。
タクティカルペンの売れ筋ランキング
タクティカルペンを選ぶ
ボディ素材
航空機に使用されるグレードのアルミ合金製が多く、まれにステンレス製、チタン製、ダマスカス鋼製のタクティカルペンが存在します。
アルミ合金
アルミニウムは軽いことで良く知られており、比重は2.7で鉄の7.8と比べても約1/3の重さしかありません。
軽く強度があることから様々な分野で使われ、航空機構造用にもアルミニウム合金は多用されており、タクティカルペンは主に、この航空機構造用の展伸用アルミニウム合金が使用されています。
ステンレス製
錆びにくい金属としてあらゆる分野で使用されており、純鉄にクロム(Cr)を10.5%以上加えて生成される金属です。
アルミに比べ、加工に手間がかかり、さらに重さも倍以上になるため、タクティカルペンにはあまり用いられていません。
チタン合金製
比重はアルミより重いチタンですが、密度あたり引っ張り強さは金属の中でトップクラスなので、同じ強度を持つ製品であればアルミより軽量に製品化することも可能です。
タクティカルペンの素材としてはあまり用いられていないチタンですが、その質感と適度な重量感から高級ラインにチタンを使ったペンが発売されています。
ダマスカス鋼製
数種類の金属の板を重ねて鍛造することで、木目状の模様を浮かび上がらせた美しい鋼材で、高級ナイフのブレード鋼材として良
キャップ
タクティカルペンのキャップには差し込みキャップ式に加え、一般に普及しているボールペンでは珍しい、ねじ込みキャップ式、キャップの無いツイスト式の3種類があります。
差し込みキャップ式
差し込み式のキャップはペン先部分をしっかりと保護しつつ、使う時はキャップが簡単に外せるので、スムーズに書き始めることが出来ます。
しかし、キャップが強い衝撃などで外れ、紛失する可能性も否定できないので、心配な方にはねじ込みキャップ式のタクティカルペンがオススメです。
ねじ込みキャップ式
ねじってキャップを固定しているので、キャップを外すのは少々面倒ですが、手荒く扱ってもまずキャップが外れることがありません。
キャップでペン先をしっかりと保護しているので、最もタクティカルペンに向いたペン構造です。
ツイスト式
ペンの前後を指でつまんでねじるとペン先が出てくる構造なので、キャップが必要なく、文字を書き始めるまで最も早いのが特徴です。
ただし、ペン先の出てくる穴は常に外部に露出していますので、異物が入って書けなくなったり、収納しているペン先を傷めたりする可能性があります。
インク種類
現在、油性のインクを使用したタクティカルペンが主流となっています。
インク色
タクティカルペンのインクは黒と青の2種類があります。
日本では青インクのボールペンを使うことは滅多にないと思いますが、欧米では一般的に青インクのボールペンは良く使われているそうです。
その理由として、文字の修正やサインに青インクが使うとタイプライターで打った文字が黒なので、分かりやすいためです。
現在でもコピーした印刷物は黒インクが多いので、青インクでメモ書きやサインをすれば手書きされた部分が分かりやすい、と言うことだそうです。