1919年にアメリカ、ニューヨーク州で誕生したチャンピオン。当初、労働者向けに開発したスウェットシャツを1924年、ミシガン大学が採用しました

学生の間では、チャンピオンのスウェットの、動きやすさと丈夫さから運動着として人気となり、全米各地に広まっていきました。

その後、縮みやすいスウェットシャツに改良を加え、リバースウィーブを開発し、特許を取得しました。

チャンピオンのスウェットに目を付けた海軍から、訓練用のTシャツを開発し納入し、軍関連でもチャンピオンの製品が広く使われるようになりました。

素材は厳選した、米国産ジャージーコットンを100%使用し(注1)、平方ヤード当たり、7オンスのヘビーウエイトに仕上げた厚手のコットン生地を使用。

脇から横腹にかけて、通常は継ぎ目があるのですが、このT1011は、縫製のない一枚の布で仕上げた丸胴仕様となっており、さらに首周りは、ダブルステッチ縫製仕上げで、伸びにくく丈夫に仕上げられています。

半世紀以上にわたって、チャンピオンの定番となっていたT1011は、その耐久性から軍隊や、アスリート達に支持され、現在では、アメカジを代表するブランド、チャンピオンを代表する製品となっています。

(注1)　オックスフォードグレーのみ、綿90%、レーヨン10%