Ka-Bar アウトドアナイフ D2 エクストリーム KA1292 フィクスドブレードの口コミ、レビュー
- ★★★★4
セミステンレスとも呼ばれる鋼材で鋭い切れ味は長く続きますが、一度鈍くなると研ぐのが大変でダイアモンドシャープナーでないと研ぎ上がらないのと、場合によってはプロの手が必要になってくるかもしれません。
HRC60~62と硬い素材故に鋭い切れ味を保証するものの、D2スチールは1095カーボンスチールの様に粘り強さが無いのでブレードが曲がる代わりに折れてしまいます。クロミウムを多く含んでいるのでステンレスでは無いものの、錆び難い鋼材です。
フィールドで使用中に研ぎ難いのが唯一の弱点なので、研ぎ上がった状態で野外に持ち出すのがベストだと思います。
ケーバーナイフのフルサイズモデルの中でも高価な一丁で、従来の炭素鋼でできたブレードではなくD2工具鋼でできたブレードなので、鋼材は硬く切れ味は素晴らしいが、その反面、刃毀れをする恐れがあるので、アウトドア・サバイバルツールとして投入するにはある程度の注意が必要だ。また、研ぎづらい鋼材としても知られるので、フィールドシャープナーは通用しないであろう。