Makkari knives ユーティリティーナイフ 間狩純平作 AT9-S MOLLEシースの口コミ、レビュー
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肌着メーカーでお馴染みのグンゼの謳い文句のようですが、福岡県在住のカスタムナイフメーカー間狩純平氏が手掛けたカスタムナイフの傑作で、既に同じモデルを1丁所持していますが、再入荷と聞いて思わず飛びついてしまいました!
同氏作のマドラーと比べて一回り小さいですが、こちらの方が取り回し良く、また全体的にスリムなので場所を取らず、パラシュート降下のために軍用機内で待機する隊員さん達にも軽量で扱い易い事から、陸上自衛隊第一空挺団が採用しているそうです。
先日、同氏とメールでやり取りする機会に恵まれ、この作品について幾つか伺う事ができましたが、前より気になっていたAT9-Sという名の由来について、とても興味深い事を教えて頂きました。
AT9とは英語のEighty nine、または「89」を意味し、自衛隊の主要武器である89式自動小銃の事で、89式と一緒に運用する事を念頭に置いて開発されたナイフで、「S」と呼ばれる部隊仕様の1丁だと言われていました。
ブレードの切っ先にかけて斬れ味がやや鈍いですが、これは刃毀れ防止の為に意図的に施された工法で、刺突に優れるだけでなく、ホローグラインドのエッジなので素早く斬り付ければとても鋭利で、ブレードの腹部からチョイル部分にかけてはものすごく良く斬れ、スパイン側の切っ先にはファルスエッジが設けられているので、ボディアーマーを容易に刺し抜けます。
ハンドルのポメル付近に設けられたOリングはシースから素早くナイフを抜いたり、また鍛錬次第ではナイフを逆手に持ってカランビットのような操作法も可能になってきます。
AT9-Sのナイフシースは、同氏が手掛けたピットブルと呼ばれる極太ナイフに付いてくる陸上自衛隊の迷彩柄がプリントされたものではなく、タフビロンと呼ばれる樹脂製のタコシェルシースがマルチカムの色柄のコーデュラナイロン製の生地で包まれたものです。当方は左利きなので、腰に着けて逆手でナイフをデプロイできるように、マリスクリップの付いたプラットフォームごとシースの正反対側にマウントしています。ナイフを素早くデプロイできるように、ネジでシースを締めたり緩めたりと、用途に合わせて調整できるのも良いです。
隊員さんの要望に沿ってデザイン・開発され、現に陸上自衛隊のエリート部隊が採用している本物の装備品のみならず、ナイフから付属のシースまで全て純日本製のカスタム軍用ナイフ。
ブレードの形がカエデの葉によく似ている事から、「楓花」(ふうか)と命名。
丁子エキス配合の刀剣油を引いて、自分好みの仕様に仕立て上げて愛蔵しています。
ところで、「S」と呼ばれる部隊が一体何なのか、未だ不明です。
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本モデルはこれで二振り目となりますが、特に同氏の陸上自衛隊仕様の作品に魅せられて以来、リピーターとなりました。
マッカリーナイフのピットブルと呼ばれる肉厚な極太ナイフも愛刀として所持していますが、サイズはほぼ同じでもこちらは全体的にスリムで、G10(?)ハンドルスケールも軽量化を図って薄めなので、当方の用途に最適な一振りだと見込んでいます。
で、その用途とは...?
日本刀の鎧通しの如くブレードとハンドルの長さがほぼ均等で、ブレードも斬れ味重視のホローグラインドなので、切っ先も刺突に優れるデザインという観点から、接近戦では間違いなく効果を挙げられる「対人用」兵器です。
以前にもコメントしたように、現に精強無比の陸上自衛隊第一空挺団正式採用のガチな自衛隊装備品なので、とても希少な代物です。
再入荷と知って思わず飛びつきましたが、同氏のショップでも、またレプマートさんでもまだ在庫はあるので、当方のようなナイフ格闘家・愛好家や陸自マニアの皆さん、今がチャンス!です。
近日中にも改めてナイフのレビューをしようかと思いますので、お楽しみ!
- ★★★★★5
国家の安全や存続にかかわるのが真の理由なのかは分かりませんが、ただでさえ陸上自衛隊の装備品は民間マーケットでも極めて希少なアイテムなので、陸上自衛隊仕様やそれを模したアパレル関係の商品や、東京マルイ製の89式自動小銃のエアガンなどは目にしますが、正真正銘の陸上自衛隊装備品には全くと言っていいほどありつけません。
そんな陸上自衛隊ファンやマニア必見の一品が、こちらです。
陸上自衛隊のエリート部隊である第一空挺団に数十丁納入実績のある、マッカリーナイフの正真正銘の装備品。
レプマートさんにも是非、陸上自衛隊装備品として加えて欲しい一品です。
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自衛隊や警視庁などといった公官庁の使用を想定して作られた言わばタクティカル・ミリタリーナイフで、同氏が手掛けるアウトドア・ハンティングナイフよりも耐久性や強度がありそうな一振りなので、実に数10丁陸上自衛隊の精鋭部隊として知られる第一空挺団に納入実績があるようです。同氏のマドラーというモデルよりも一回り小さいものの、軍用機内や軍用車両といった限られたスペースで使い易いのと、割と軽量なのでMOLLE対応のギアに着用し易く、必要に応じてすぐにシースから抜いて使えます。またポメル付近にに設けられたOリングのおかげで指を通して素早くブレードのデプロイが可能になるのと、鍛錬次第で逆手に持ってカランビットのような操作法もアリかと思います。ブレードに使われた440C鋼材といい、またナイフデザインといい、実用性に非常に富んだ傑作です。実際に陸上自衛隊に正式採用されたモデルなので、現役・退役自衛官や自衛隊ファンはおろか、アウトドアズマンや当方のようなナイフコレクターの垂涎の的であることは間違いありません。
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大きさ、重さ、バランスとても良いです。強いて言うとシースの金具が安物で錆びていました。ビニール袋での保存が影響しているかと思われます。後輸送梱包が破れていました。ビニールテープで修繕されていましたが、運送会社からはなんの連絡も無かった。
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手に取った瞬間、「これはヤバイ」と直感しました。
まずエッジ。ここに製作者のこだわりがすんげぇ詰まってる。
ヒルト側は薄く切れ味が鋭い為、切断に特化しているのがわかる、が、注目すべきはポイント側のエッジ。
ヒルト側に比べて厚く作られているから簡単には刃こぼれしないだろうし、数cm程スウェッジが存在する。
このナイフが対象の切断だけでなく刺突も視野に入れて作られたことがよくわかる。
ハンドルも握りやすいが手の小さい人間には少し余すんじゃないかなという印象
ただ、ハンドル後端のリングに人差し指を入れた状態でのドローイングと逆手持ちの安定感は是非体験してほしい。
生存自活のみならず近接戦闘にも耐えうる、ユーティリティにしてオンリーワンの逸品。一生物です。
「精強無比」で知られる陸自のエリート部隊も認めたコンバットナイフで、造り込みからして野外でのチョッピングやバトニングなどといったハードな「任務」にはあまり向いていないかもしれませんが、CQBのシナリオで対人用兵器としての「任務」には十二分だと断言できます。
目に見えない仮想の「敵」を相手に単独で行うクラブマガのナイフ格闘術の稽古には欠かせない一丁で、当方の用途ではいつもちゃんと「任務遂行」してくれる我が愛刀、「楓花(ふうか)ちゃん」です。
そんな精強無比のブレードの飾り付けをして、自分好みにグレードアップしてみましたが、「武器」としての実用性と、「儀仗」としての精神的拠り所を意味して、こんな風に仕上げてみました。
一見、飾りっ気一つないただの無骨な殺戮兵器ですが、自分なりに「和」をイメージして、Oリングには控えめな長さの真紅のタクティカルコードを括り付け、またオリーブドラブ色の軍用パラコードを実用性重視でシースに付けています。
実戦で相手の気を紛らわすように意図的に真紅の色のタクティカルコードを採用し、またコードを掴んで相手にナイフを取られないようにわざと短くしています。
実際に稽古で使ってみて、BASTINELLI BINOMEに次ぎ、当方の二番目のお気に入りの差料になりました。
デザイン・作成された間狩純平先生に感謝です。