KA-BAR ハンティングナイフ 1271 ファイター 半波刃 シース付きの口コミ、レビュー
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如何にも軍用ナイフと自ら公言するかのような攻撃的なスタイルで、観賞用と実用(クラブマガの一人素振り稽古)とに分けて2振り所持しています。動画やレビューでも滅多にお目にかかる事が無いので、確かなフィードバックが少なく謎めいたモデルですが、非公式ながらロシア軍特殊部隊スペツナズやイスラエル軍のゴラ二旅団が各自個人で採用している正真正銘の「武器」です。またアメリカのナイフ愛好家達が集う”BLADE FORUMS”のチャットルームによると、1271FIGHTERと1245TANTOのみタングが1.8cmで、通常のKA-BAR USMCのタング(1.3cm)に比べてやや太いので、耐久性が向上されていると言われます。通常のモデルよりも約3cm刃長があり、身幅広いスピアーポイントのブレードは殺傷能力が一段と進化していて、戦場などで確実に効果を上げる事ができ、一撃で相手は間違いなく即死です。いつの時代でも最新ハイテク兵器が戦場で勝敗を決めますが、地上戦に従事する歩兵部隊がいる限り、KA-BARナイフは重宝される事でしょう。頑丈な出来で、ホローグラインドのブレードは箱出しの状態で尋常ではない斬れ味を持っていて、実際手にして感じたのはやはり「対人用」を想定した造りなので、アウトドアには不向きという印象があります。(とは言っても、いざとなったらアウトドアでも活躍しますが…)付属のナイロン・革製シースは台湾製ですが、比較的良く出来ており、ランヤードホールにオリーブドラブ色の軍用パラコードを通してシースに巻き付けていますが、中々いい味が出ています。”FIGHTER”という名からして用途が限られていますが、個人的には1271”FIGHTER”と1245”TANTO”共にKA-BARが産んだ「最凶」のナイフだと思います。
デザイン、造りからして用途が限られた一振りで、まるで戦車のような頑丈な出来です。
別店で購入しましたが箱出しの状態で剃刀の如く鋭い斬れ味を持ち、クレイトンGと呼ばれる樹脂製のハンドルは革のように朽ちる事は無く、半永久的にメンテナンス不要でしょう。
問題は薄ぺっらく頼りなさそうなシースで、ナイフ相応のものではありません。このナイフに合う代わりのシースが無いなのでカスタムシースを特注で作るしかないでしょう。
インフレの影響で米本土でもKA-BARは値上がりしていますが、日本国内でも円安に追い打ちをかけるかのようにどんどん値上がりしています。1271を扱っている店舗も殆ど無いので希少なモデルです。
KA-BAR 1269(セレーションの無い1271)が今年リリースされました。レプマート様、是非取り扱ってください。
頑丈さではベッカー(BK)シリーズには敵いませんが、コンバットナイフとしてはKA-BAR「最凶」のモデルで、幾度の戦火で真価を試された信頼できるブランドです。