COLD STEEL トレーニングソード 92BKHNH 1120mmのレビュー、口コミ
- ★★★★4
鋭いナイフで有名な天下の武器屋で、工場生産にて現代の日本刀(約52000円と安価で丈夫で良く切れる…現行法では国内輸入が不可)まで造ってしまうコールドスチール社がリリースした西洋剣のプラスチック版。
つまり現代のテクノロジー(硬質プラスチック)で西洋木剣を作ったという品。
ア●ゾンなどの購入者評価では「重心が悪い」「柄が短い」など結構散々な評価であるが…実際に多数の木剣および居合用模擬刀、真剣を持っている人間からするととても満足している製品。
そもそも西洋剣(ロングソード)に対して日本刀(及びそれを模した木刀)と同じ物を求めている時点で剣の本質を理解していないと考える。
西洋剣は籠手をつけて剣身を持つ(日本の)杖術のように扱うという考察があるし、また“柄が短い”という感想自体が日本刀基準での考えでしかない。
(だってロングソードなのだし)
実際にファンタジー物語から日本人の多くが連想する“騎士の剣”というのは、このロングソードではなくて両手持ち可能な「バスタードソード」(片手半剣)や「ツーハンドソード」(両手剣)である。
というわけで、重心が悪い、柄が短いという批判を持つ人はコールドスチール社が「トレーニング バスタードソード」などもリリースしてくれることを願いましょう。
実際にこの剣はロングソードの現代版模擬剣としては重量以外ではかなりリアルだと考える。
(実際のロングソードの重量は1kg~3kg)
粘りがある硬質プラスチックなので木刀のように打ち合って型の稽古も可能であるし、空手の直接打撃試合で遣われる「スーパーセーフ面」を着用してイサミなどがリリースしているポリエステル製の空手用の籠手(アームサポーター)を装着すれば相応に西洋剣術の組手が可能である。
(流石に喉への突きは危ないが)
で、西洋剣術をどこで覚えるのか?という問題であるが…剣道や居合の経験者であるならば『中世ヨーロッパの武術』(長田龍太・著)を読みながら考察しながら型や組手をやれば存分に仲間と楽しめる。
剣術ファンならば買って損はない一品。
少し難点を挙げると在庫状況によって剣がやや反っていたりするが、そこは逆方向から押して直すしかないです。
…ちゃんと直るよ(笑)
そこが★-1で★4つ。
この商品は18歳以下のお客様、また違法な使用目的での購入をお断りしている商品です。
トレーニングソード コールドスチール
耐久性と適度なしなやかさを兼ね備えたポリプロピレン製で、鍔も忠実に再現したトレーニング用のポリプロピレン製西洋剣。
トレーニングソードの詳細