何を考えているのか分からない宇宙人政権といわれているのが、ご存知ロシアのプーチン政権です。
世界中に諜報網を張り巡らし、冷酷なスパイを世界中に抱えているとウワサされているロシアが秘密裏に進めている世界戦略とはどんなものなのか。
スパイがウヨウヨ?ロシアの戦略とは?
ロシアの第4代目の大統領を務めている、プーチンは、学校を首席で卒業したあと、就職先に選んだのは一般の企業ではなく、ロシアのスパイ機関と呼ばれるKGBでした。
謎に包まれているKGBの組織の中でも、バリバリのキャリアを築いた若き日のプーチンは、その後もトントン拍子にロシア政権のトップに登り詰めたことを考えると、その手腕は確かなものといえるでしょう。
毒を盛ることも、当たり前?
スパイと聞くと、ルパン三世などの峰不二子を思い浮かべる方も多いでしょう。
2018年夏、アメリカ国内でスパイ容疑で逮捕されているのが、まさにそんな峰不二子を連想させるようなロシア人の美人スパイです。
アメリカのとある情報機関の男性スタッフを色仕掛けで誘惑し、男女の関係になりながら機密情報を盗もうとしたところを…アメリカ側の警察に計画ばバレておじゃん。
その後アメリカ政府に逮捕されるという、何とも情けない事件が起きています。
情報を盗もうとして逮捕されたのは、マリナ・ブティナ容疑者29歳。
フェイスブックを見ると彼女の写真がアップされていたためチェックしてみると、オレンジ色の明るい髪の毛に、真っ白い素肌。タイトなワンピースに身を包んでいるため、モデル並みのスタイルの良さをうかがわせます。
超美人といえないまでも、フツーの男性であれば「ひと晩共にしてもいいな」と思わせてしまう、独特の魅力がたっぷり。
プーチン大統領に見初められて、アメリカに送りこまれたのも納得の容姿です。
今回はスパイ活動は未遂に終わったものの、世界各国にいるロシア人のスパイたちは、ときには毒を持ったり、睡眠薬をお酒に混ぜたり、手段を択ばない大胆な手法をとっているから恐ろしい。
目的のためには、手段を択ばないそのやりかたは物議を醸しだしています。
日本にも、ロシアのスパイはいるのか?
アメリカで活躍しているロシア人のスパイがいると聞くと「もしや、日本にもロシア人スパイがいるのでは?」と恐怖に感じてしまうこともあります。
人種のるつぼといわれるアメリカや移民の多いヨーロッパと比べて、ロシア人が1人いても目立ってしまうのが、島国ニッポン。
そんなわけで、日本国内でスパイ活動をおこなっているロシア人は極めてまれ、可能性は少ないといえそうです。
ロシアにスカウトされた、日本人スパイはいる?
ただし最近ではロシア政府に密かにスカウトされた、日本人スパイが日本国内で活動しているという、聞き捨てならぬウワサがあります。
その日本人スパイは、つい最近まで日本政府の役人として活動していたというから、さらに驚きます。
ロシアは他国でスパイを雇うとき、たくみなコミュニケーション術を使いながら膨大な費用を提示するといわれています。
その金額は一説には数億円から数十億円といわれていますが、真相はヤブの中です。
日本政府の役人として活動していたスパイが、いったいどんな国家機密を盗み、ロシアに情報提供を行っていたのか非常に気になります。
プーチン氏がコソコソ作る、秘密兵器とは?
着々と各国にスパイを送り続けているしたたかなプーチン氏。一方、ロシア国内でいったいどんな軍事兵器を作っているのでしょうか。
宇宙も飛来できる、軍事兵器?
ロシア政府が秘密裏に開発している軍事兵器のひとつがミグ戦闘機の進化型の飛行機です。
通常のミグと同等の飛行距離を飛べるだけではなく、なんと高度を上げて宇宙空間まで飛べるというのだから驚きます。
またこの宇宙を飛べる戦闘機を搭載できる巨大な基地を宇宙空間につくる計画もロシア国内で進められています。
宇宙間を縦横無尽に移動する戦闘機と基地局、まさにスターウォーズの世界観です。
もちろん現在は開発途中の段階のため、本格的に宇宙を飛べるようになるのは、まだ少し先の2030年以降だろうと推測されています。
ただロシアの戦闘機は各国と比較しても半端ない能力があるため、もし近い将来、新型のミグが完成したら「宇宙を舞台とした戦争が起こる」映画のような話も、現実のモノとなるかもしれません。
アメリカのトランプ大統領はこんなロシアの動きを敏感に察知していて「近い将来、宇宙軍を創設する」と公言し準備をしています。
このような流れから火星や月など宇宙空間を舞台にして、アメリカとロシアが戦うことも現実味を帯びてきました。
殺傷能力マックスの核兵器
また地球に目を転じてみると、看過することができないのが、ロシアが進める核兵器戦略です。
一部のロシア人幹部たちは「もしアメリカが何か挑発するようなことがあれば、ただちにロシアの核兵器が爆発する」と公言しているため、その本気度がうかがえます。
ツァーリ・ボンバを代表とするロシアの核兵器の殺傷能力は北朝鮮の核兵器と比べものにならないため、ロシアとアメリカの全面戦争となったらアメリカ本土はもちろんのこと、日本やアジア圏にまで被害が及ぶ可能性は十分あります。
ロシア政府の高官はは「アメリカの西海岸に、ロシア製の核兵器を埋めている」と一部のメディアに漏らしていると言われています。
その話が本当かどうかは疑わしいものですが、したたかにスパイ活動をおこなっているロシア政府の実態を考えてみると、その話も真向から否定する気にはなれません。
中国を手下に加えたい?ロシアの未来計画とは?
何くわぬ顔でしたたかに戦略を実行しているロシア。今後はどのような外交戦略をもって進めていくつもりなのでしょうか。
中国を子分につけたい、プーチン大統領
ロシアは自国で作ったミサイル技術や軍事プランを、中国側にあえて盗ませるなど中国に対しては、あえて寛大な態度を取っています。
習近平国家主席とプーチン大統領は非常に仲が良くお互いの国を何回も行き来していることを考えると、その蜜月ぶりを伺い知ることができます。
アメリカと並ぶ経済大国に成長している中国は、ロシア政府にとってぜひとも子分につけたい注目株です。
みずからの軍事技術をあえて中国政府に与えることによって、いざアメリカと戦争になったときでも「ロシアに忠誠的な中国軍」を味方につけることができます。
国土が大きく人民の数も圧倒的に大きい中国は、ロシア政府にとって経済的に有望なマーケットです。
巨大大国・中国を実質上の子分に操ることによって、ロシア政府は世界経済を縦横無尽にコントロールすることも視野に入れていることでしょう。