お客さまよりご依頼頂きました商品につきまして修理対応をさせて頂きました。
・マルシン コルトSAA リボルバー ガスハンドガン
ご依頼内容は本体のガスタンクよりガスが漏れるとの事でした。
本体を分解し故障箇所を調査、今回補修作業・メンテナンスにて修理となりました。
マルシン コルトSAA リボルバー ガスハンドガン 修理内容
故障状況
修理内容
1)ガスタンクガス漏れ防止処理
《4箇所:放出バルブ・放出バルブ後端部・注入部の栓・注入バルブ》
《本体ガスタンク》
《放出バルブ後端部》
《フローバルブ・スプリング・真鍮のふた》
《フローバルブOリングより気密漏れ》
《シールテープを巻き嵩上げ》
《Oリング装着:嵩上げにより外形が大きくなり気密漏れが無くなる》
《真鍮のふたと付属のOリング》
《変形したOリングと交換用のOリング》
《交換用Oリングをカットしサイズを合わせる》
《本体に装着》
《真鍮のふたに穴が開いておりガスが漏れる状態》
《金属パテで穴を塞ぐ》
《パテで穴埋め》
《注入バルブよりガス漏れ》
《シールテープとシリコングリスを塗布》
《バルブレンチで締め込み》
《注入部の栓よりガス漏れ》
《シールテープを巻きOリング外形を嵩上げ》
《締め込み後シールテープ巻き付け》
2)カートのゴムパッキン注油・清掃
3)可動部オイル塗布:ハンマー・トリガー・薬室回転部・エジェクター
《ハンマー》
《トリガー》
《エジェクター》
《薬室回転部》
■修理後の初速 【弾速測定器:X3200 MK3にて計測】
・58m/s(0.2gBB)
*ガスの注入量や気温により初速は左右します。
修理・カスタム担当者コメント
今回ご依頼頂きましたのはマルシン コルトSAA リボルバー ガスハンドガンでした。
本体のガスタンクよりガスが漏れ発射出来ない状態でした。ガス漏れ防止処理を行い同時に本体のメンテナンスを実施致しました。修理後のBB弾発射動作問題御座いません。
本商品はSAA(シングルアクションアーミー)と呼ばれハンマーを起こしてトリガーを引く、シングルアクションオンリーのみとなります。トリガーを引いてシリンダーが回転しハンマー動作→発射するという流れのダブルアクションが開発される以前のモデルです。
西部劇映画でカウボーイが使用している、あの拳銃のトイガンです。本商品では真鍮製のリアルなカートリッジを薬室部を手で回しながら一発一発装填する動作が再現されており、モデルガンとしても楽しめる逸品です。
本商品に限らずガスリボルバーの多くは本体にガスタンクを搭載しています。ご使用による経年劣化によりガス漏れは残念ながら発生します。ご使用により動作が不調になったり、ガス漏れが発生した際には弊社へご相談頂ければ幸いです。
弊社では国内ガスハンドガンの修理・メンテナンスが可能です。
ご依頼の際にお気軽にお問合せ下さい。