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東京マルイ XDM-40 ガスガン レビュー 2

東京マルイ ガスガン XDM-40

プラスチックっぽい外見からは、グロックのような印象を受ける。

グロックとの共通項もあり、コッキングインジケーターやトリガーセフティなども、長年グロックを使ってきた人にとっては、違和感なく使用できると思う。

「本物から採寸と型取り~」というだけあって、実銃を忠実に再現したディテール、刻印はさすがの一言。

スライドは重くなく、性格に作動、ガタ付きもなく精度もすこぶる高い印象を受ける、さすが東京マルイの製品だけある。

「ガシャン」と正確無比に作動する音は、使用していて気持ちが良い。

アンダーレイルシステムも搭載し、手持ちの東京マルイCQ-FLASHフラッシュライトを取りつけて見る。

適度な重心が前にかかり、エイミングがしやすくなる印象を受けるが、個体差なのがすこしガタ付きが見られる部分があるが、やはり良い。

東京マルイ ガスガン XDM-40 アンダーレイルシステム

左右にフラッシュライトをひねるような動作をすると、わずかだがカタカタという感じで、溝もしっかりと掘ってあるだけに、細かく仕様をチェックしたい方は多少諦めたほうが良い部分かもしれない。

マグリリースボタンはアンビタイプで、左右どちらからでも作動可能で、利き手を選ばない。

XDM-40に限ったことではないが、最近の銃はシンメトリーな銃が増えてきていて、とっさの利き手をチェンジしての射撃→マグチェンジ、といった動作も確実に行える点が魅力だ。

だが、このリリースボタン、すこし小さく作られており、手の大きい成人男性だと操作しにくい感じはある。

実際グローブを付けての射撃→マグチェンジを行うと、しっかり奥までリリースボタンを押せておらず、作動しないことが10回中1回は起きた。

別売りのアクセサリーパーツなどで改良してしまいたいところだが、せっかくのい外観が大なしになるので止めておく。

ちなみにスライドストップも使用した時、少し小さく感じた。

XDM-40 リリースボタンとトリガー

マガジンは26発+1発の装弾数で、普通のサバゲーのサイドアームとしては、十分な量の装弾数

とくにサイドアームとして持ち歩くにあたって、装弾数が少ないのでは話にならないので、これくらいがいい。

マガジンはダイキャスト製でずっしりとした印象、良くも悪くも金属なので、冬場の使用時にはガスが気化しなくなり、本来の性能を発揮できていないことが良くあった。

ダイキャスト製マガジンは冷えに強い!と言われるが、冷え切った冬場にガスを詰めて、マガジンを挿して発射というわけにはいかず、ある程度ポケットなどで温める必要がある。

だが温まりも早いのですぐに射撃を行えた、しかし同じマガジンで、弾を撃ち尽くすし、もう一回フル装弾して発射、のサイクルで行うとすぐにマガジンが冷えて作動不良になった。

逆に夏場(25度くらい)は、本来の性能を120%出しきれるように思える。

軽い銃はエイミングはしにくく、フロントヘビーなほうが撃ちやすいと感じるのだが、この銃は全体に適度に重さが分散している。

ショルダーホルスターに入れるには少し重すぎると感じる銃だ。

もともと、ショルダーホルスターにこの銃を入れてサバゲーに臨む人もいないだろうが、自分はショルダーホルスター(大型オート用)に入れてみた。

XDM-40とマガジン

デザートイーグルなどと同じく、ずっしりした印象で機動力が落ちる気がする。

ショルダーホルスターのマグポーチにも、この銃のマガジンは容量が大きく、入りきらなかったが、サイホルスターなどで携帯する分には問題ない。

グリップは付属の2種類と交換でき、S・M・Lと選べ、自分の手の大きさに合わせて交換できる。

手の大きい自分だが初期に付いているタイプ(Mサイズ?)で問題なく、他のサイズも試してみたが、自分にとって、サイズが変わることによる恩恵はあまり感じられなかった。

コッキングインジケーター採用なので、暗闇でも触るだけでコッキングされているかどうかわかる。

瞬間的な動作を目ではなく、手で感じる場合、これは非常に役に立つ、目で追うよりも早くサイティングする時は触っただけでわかるからである。

このあたりもグロックのような意匠を感じさせなんだか嬉しくなる仕様だ。

そして実射撃。

東京マルイが「大口径シリンダー採用」と言うだけあって、ガツンガツンと手のひら全体に伝わってくる振動が、とても爽快で心地良い。

発射音もガスガンにありがちな「スポン」とガスの抜けたような音ではなく、「バシュッ」といったいかにもい嬉しい音を立ててくれる。

XDM-40のグリップ

集弾性ももちろん秀逸なのは東京マルイのお家芸、可変ホップアップはスライドを外し、インナーバレル根元で器具なしで調節できるタイプ。

5mからの射撃で、集弾性は3cm以内。

自分の腕もあるだろうが、撃ち慣れた人やこの銃に慣れた人だともっとすごい集弾性を発揮できると思う。

10mでも正確にまっすぐ飛ぶ弾道。

連続で撃っても遜色ない集弾性は仕事人の魂を感じさせた。

何マガジンか撃ち続けているとリコイルで手のひらがしびれる印象を受けるので、もし精密な射撃をもっと求めたい!という人には不向きかもしれない。

片手撃ちだとさすがに5mの距離でも集弾性はあまり良くない。

両手で構えると腕全体でリコイルを押さえられ、迫力ある反動で射撃を行えると思う。

次に威力のテスト。

ダンボール1枚なら貫通~めりこむくらいの威力。

XDM-40のスライド

アルミ刊に5mの距離から撃つと、穴が開く威力

初期状態の改造なしてこの威力はすごい!エイミングに関してこの銃はやりやすかった。

フロントサイトとリアサイトにはホワイトドットが入っており、銃をホルスターから抜いて瞬時に目標を捉え、発射する、なんてシチュエーションでもこれがあるだけでかなりの安定感とスピードアップを感じさせる、ただ、グロックにあるような蓄光タイプではないので、夜戦だとこのアドバンテージが生かされないと思う。

セフティはこの銃に関して、2か所ついている、グリップとトリガーだ。

トリガーセフティはグロックらしくはあるが、グリップセフティは正直使いにくかった。

作動を確実に行うための装置なのだろうが、自分はちゃんとしたスライドについているセフティが良かったと思う。

長年グロックを使ってきたためか、トリガーセフティ以外に、もう一つついているのは違和感がある。

フィールドストリッピングはとてもスムーズに行えた。

スライドを下げ、スライドストップを指で押し上げてホールドオープンさせる。

フレーム左側面にあるテイクダウンレバーを回転させるとするりと外れてくれるスライド。

XDM-40のバレル

リコイルスプリングガイド、スプリング、アウターバレル、アンダーバレルもなんの予備知識なしでも簡単に分解できた。

内部もがっしりとした剛性で、外部からの衝撃ではなかなか壊れなさそうなイメージ。

最後にサバゲのサイドアームや、お座敷シューティングについてのこの銃のイメージ。

撃って楽しい!」が詰まったモデルなので、サバゲーで使う場面があるとニヤリとする部分も。

アンダーレイルで拡張性も高いのでアップグレードは無限大かと思う。

お座敷シューティングでも同様で、その撃つ楽しさを、手に取るたびに味わえると思う。

カスタムパーツもインナーバレルから外観のカスタムパーツまで、幅広く出ているのでカスタムする楽しさも味わえる。

この製品に限ったことではないが、東京マルイの製品は改造しなくても、ほぼ期待通りか期待上の性能を叩きだしてくれるので、よほどのことがない限りカスタムする必要がないとも言える。

東京マルイ ガスガン XDM-40

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