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東京マルイ M4A1 SOCOM カービン 次世代電動ガン レビュー

M4A1 SOCOM カービン

私が今回レビューするのは、東京マルイ次世代電動ガン M4A1 SOCOM カービンである。

SOCOMとはアメリカ特殊作戦軍(United States Special Operations Command)の略称で様々な特殊作戦を担当、過酷な環境下で運用するため、SOCOMの要望により配備されたのがM4A1 SOCOM カービンである。

運用されている時期によって、装備されているストックに違いなどが見られ、東京マルイがモデルアップしたものは、最もスタンダードなスタイルであり、近年ではそのまま使用している例は非常に少ない。

拡張性が非常に高いため、現場の兵士によって様々なカスタマイズが成されている姿を見ることができる。

化粧箱はド派手なシルバーで、真ん中には商品名である「M4A1 SOCOM CABINE」のラベルが貼られ、箱の右側には大きく「M4 SERIES」の表記がある。

M4A1 SOCOM カービンのセレクターインジケーター

ラベルを変えるだけで今後モデルアップされる商品にも転用が可能なパッケージで、様々なバリエーションが存在するM4A1ならではのデザイン、中も同様のシルバー、ブラック色の本体が非常に際立っている。

レシーバーは、アッパーレシーバー、ロアレシーバー共にアルミダイキャストで出来ており、軽量でありながら高い剛性を維持し、塗装は色ムラや剥げも無く綺麗に仕上がっている。

東京マルイの塗装の仕上げは、どの製品を見てもハズレが無い、レシーバー右側にはセレクターインジケーターとマガジンキャッチボタンがあり、M4A1のスタンダードモデルであるため、標準的な作りになっている。

セレクターは硬すぎず、柔らかすぎず丁度いいテンションになっており、指一本でスムーズに操作が可能、セレクター部分は電動ガンの部品の中でも個体差が大きい部分であるが、次世代電動ガンM4A1シリーズは比較的安定性が高いと感じる。

次世代電動ガンでは、ボルトリリースボタンはダミーではなくリアル稼働する、マガジン内のBB弾が尽きると、ボルトが後退したままロックがかかり、そして次のマガジンを装着しボルトリリースボタンを押すと再度射撃が可能となる、次世代電動ガンに搭載された新機能であり、実銃同様のアクションが楽しめる機能だ。

M4A1 SOCOM カービンのハンドガード

ハンドガードは実銃と同様にプラスチック製で、最近目にするM4A1はレイルタイプのハンドガードが一般的になっているので、旧来のタイプのハンドガードは新鮮に感じる。

ハンドガードがプラスチック製になった事で、SOPMOD M4と比べると構えた時の重量感が大きく異なり、個人差は勿論あるだろうが、SOPMOD M4のほうが安定感では勝っていると感じた。

従来のスタンダードタイプの電動ガンのハンドガードは独自の規格になっており、実銃よりも数ミリ短くなっていたが、次世代電動ガンシリーズでは実銃と同じ規格が採用されているので、実銃パーツを組み込むことも可能だ。

SOCOM カービンとSOPMOD M4の大きな違いはバッテリーの収納場所で、オリジナル規格のバッテリーをストック内に収納するSOPMOD M4に対してSOCOM カービンでは互換性のあるミニバッテリーをハンドガード内に収納する従来の電動ガンと同様の仕様になっており、これにより、使用するバッテリーの幅が広がる他、ハンドガードを変更してバッテリーを外付けにする事も可能になっている。

アウターバレルは軽量のアルミ製になっており、刻印もしっかりと施され、従来の電動ガンにあったガタツキは皆無でとても頑丈、アウターバレルはSOCOM カービンオリジナルのタイプになっている。

M4A1 SOCOM カービン

一見するとSOPMOD M4と同様に見えるが、ハンドガードを外すと違いが見えてくる、バッテリーをスムーズに収納するために、バレル下部面が平らに削られており、従来の電動ガンでは、バッテリーやコードが中々綺麗に収まらず、半ば押し込む作業が度々ストレスになっていた。

しかし、バレル下部面を削る事でその部分がバッテリー位置のガイドとしての役割を果たしてくれるので、スムーズに脱着が出来、ハンドガード自体が実銃規格になり大型化した事で、コードもしっかりと収まってくれる。

フロントサイトはM4A1標準タイプのものが装備され、亜鉛ダイキャスト制でガッチリと固定、またフロントサイト基部にはサイドスリングアダプターも装備され、SOPMOD M4ではフロント部にスリングスイベルが無かったので嬉しい装備だ。

サイドスリングアダプターは二本の固定ピンを引き抜く事で取り外しが可能だが、ピンポンチなどを使用し慎重に外さないとピンが潰れてしまうので注意が必要だ。

リアサイトはキャリングハンドルと一体型されており、上下左右に調整が可能、キャリングハンドルを取り外すとレイル部分が露出し、ガイドナンバー刻印もしっかりと施されている。

M4A1 SOCOM カービンのマガジンキャッチ

最近のM4A1はスコープやダットサイトなどの光学機器を本体に直接装備するスタイルが主流となっているため、キャリングハンドルが装備されている実銃を目にする機会は少ないと感じる。

ストックは新規のエンハンスドストックが装備、初期の段階からM4A1全般で使用されている最もスタンダードなモデルだ。

クレーンストックなどの分厚いストックと比較すると、非常にコンパクトで軽量になっている。

SOPMOD M4ではバッテリーをストック内に収納するのでストックを変更する事が出来なかったが、SOCOMカービンでは実銃同様にストックを変更する事が可能で、ストックのカスタマイズは銃全体の雰囲気を大きく変える行為なので、選択肢が広がる点には非常に魅力を感じる。

ストックチューブはSOPMOD M4と共通になっており、長さを6ポジションに変更可能、SOPMOD M4ではバッテリーをストック内に収納するため、ストックを外すと、ストックチューブエンドの形状が独特のものになっているのが分かる。

グリップはM4A1の標準タイプで、実銃のものと比較すると、電動ガン特有の厚みが目立つ、しかし実銃のグリップは素手での保持ではしっくりくるが、グローブで保持するとやや小さく感じてしまう。

M4A1 SOCOM カービンのストック

最近ではHKタイプグリップやMAGPULグリップなど厚めのグリップも多く見られるようになって来た。

マガジンもハンドガード同様、リアルサイズで、素材もスチールプレス製と実銃と同じの次世代電動ガンM4A1シリーズ共通のものだが、スタンダード電動ガンシリーズとの互換性は無い。

また、カバーを外すと中には82発と30発を切り替えるスイッチがあり、装弾数を切り替えることが出来、ボルトストップ機能と併用するとゲームが非常にリアルなものになる。

実射の感覚は、次世代電動ガンならではのリアルな衝撃を感じることが出来る。

SOPMOD M4と比較するとハンドガード、ストック、バッテリー位置が変更されており、重量やバランスが大きく異なっているため、構えた時の感触の違いに驚いてしまった。

シュート&リコイルエンジンの振動はかなり強く、肩にガツンと響く感じだ。

M4A1 SOCOM カービンのフロントサイトとバレル

SOPMOD M4は大型で分厚いクレーンタイプのストックと、内部のバッテリーが緩衝材の役割を果たしていたが、SOCOMカービンに装備されているストックは薄くなっているので、衝撃が体にダイレクトに伝わる。

やはり、ストックの変更が大きな要因だと思われる。

ボルトストップ機能は、複数のマガジンで試し撃ちしてみたが、セミオートで撃ち終えると稀に作動しない時があり、やや感度が低いと感じた、しかしフルオートでの連続使用ではスムーズに稼働する、装填数の問題か、マガジンによる個体差があるのだろうか。

箱出しの状態でゲームに使用しても何の問題も無い性能を有している、優秀な電動ガンだと感じた、余分なパーツが付属していないので、自分好みの運用が出来る点も評価出来るポイントだ。

拡張性が非常に高いのでカスタムベースに最適なモデルだと言える。

M4A1 SOCOM カービンのセレクター

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