お客さまよりご依頼頂きました商品につきまして修理対応をさせて頂きました。
・KSC USP45 ガスブローバックハンドガン
ご依頼内容は中古にてご購入後動作させてみた所、弾が出なかったり銃口からガスを噴き出してしまうとの事でした。本体を分解し故障箇所を調査、部品交換・メンテナンスにて修理対応をさせて頂きました。
KSC USP45 ガスブローバックハンドガン 修理内容
故障状況
修理に使用したパーツ
・CowCow 15mmピストンカップ KSC各種ガスブローバックハンドガン用
修理内容
1)本体分解、故障原因調査【シリンダー内ピストンカップの破損】
《ご依頼品外観》
《テイクダウン分解》
《スライド部》
《シリンダーを搭載したブリーチ部分》
《ブリーチの取り外し》
《銀色の部品にはガスを圧縮する為のピストンカップが取り付けられている》
《シリンダーユニット分解》
《年数の経過によりピストンカップが硬化し欠けてしまっている》
2)破損したピストンカップを代用品のカスタムパーツへ交換
《使用部品:CowCow 15mmピストンカップ KSC各種ガスブローバックハンドガン用》
《ピストンカップを取付け》
《ピストンカップ取付け後》
《シリンダーユニット完成》
《シリンダーユニットを搭載したブリーチをスライドへ固定》
3)本体再組立て・各部可動部オイル注油メンテナンス【シリンダー・スライド・リコイルスプリングガイド・フレーム可動部】
《インナーバレル清掃・パッキン部注油》
《スライド部組み上げ》
《リコイルスプリング・ガイドへ注油》
《フレーム可動部へ注油:シアー・ハンマー周り》
《セフティ・デコッキング部》
《組み上げ後可動チェック》
4)マガジン3本(予備マガジン2本含む)メンテナンス【注入バルブ・メインバルブの緩みを締め込み】
《注入バルブに緩みあり、再締め込み》《放出側》
《メインバルブにも緩みあり、再締め込み》
■修理後の初速 【弾速測定器:X3200 MK3にて計測】
・82m/s(0.2gBB)
*ガスの注入量や気温により初速は左右します。
修理・カスタム担当者コメント
今回ご依頼頂きましたのはKSC USP45 ガスハンドガンでした。上記4項目の修理作業を実施致しました。シリンダー内のガスを圧縮する為のピストンカップが破損していましたので代用品のカスタムパーツへ交換、本体可動部のメンテナンスを行い再組み上げ済みです。また、予備マガジン含めたマガジン3本につきましても放出・注入バルブの緩みの再締め込みを行いメンテナンス済み、ガス漏れの発生は御座いません。
修理後のセーフティ・セミオート・デコッキング操作問題御座いません。今回カスタムパーツへ交換した事により気密性能が上がり初速は80m/s前後(0.2gBB)と安定、激しいブローバックアクションを楽しめます。
10年以上前に製造・販売されたとはいえ、外観やマガジン共に保管状態が良く比較的綺麗な状態でした。廃番商品の場合交換する部品自体の入手が出来ないケースが多く今回はカスタムパーツの流通が御座いましたので交換・修理対応をさせて頂きました。
弊社では国内ガスハンドガンの修理・メンテナンスが可能です。
ご依頼の際にお気軽にお問合せ下さい。