ブラッドピット主演の戦争映画、フューリーを見てきました。
戦車の墓場ともいえるような戦闘を生き残った、フューリーと名付けられたM4中戦車シャーマンと、ドン(ブラピ)を含む4人の兵士が帰還するシーン。
のっけから悲惨すぎる戦場、死体ゴロゴロ、怪我人の山、刺激強すぎて子供と一緒に見る映画じゃないです。(泣
戦地に向かう途中、野戦や市街戦を経験しますが、陸での戦いは(空でも同じですが・・)、敵をいち早く見つけた方が有利なんだと感じました。
特に、指揮官の目の良さと、双眼鏡の性能は重要ですねー。
FURYにとって、最後の任務となる十字路の死守。
途中、ドイツの戦車、ティーガーIと3対1で戦うも、2両の同胞を失い、1両残ったFURYが、やっとのことで撃破します。
しかし、このドイツの最強戦車、ティーガーI、なんとも強すぎ。
全長全幅とも1M近く、M4中戦車シャーマンより大きい上、装甲も厚く、重量はM4中戦車シャーマンの34トンと比べ、1.7倍近い57トンです。
全面の装甲は、64㎜に対し、100㎜もあって、M4中戦車シャーマンの76㎜砲が跳ね返されるほどです。
対して、第二次世界大戦の日本軍の戦車はどうだったのでしょうか?
当時の帝国陸軍、主力戦車であった、97式中戦車のスペックと、映画に出てきた2両の戦車を比較してみました。
97式中戦車 | M4A3シャーマン | ティーガーI | |
---|---|---|---|
乗員 | 4名 | 5名 | 5名 |
重量 | 15トン | 33.6トン | 57トン |
全長 | 5.56m | 7.54m | 8.45m |
全幅 | 2.33m | 2.99m | 3.7m |
全高 | 2.23m | 2.97m | 2.93m |
速度 | 38km/h | 42km/h | 38km/h |
主砲 | 57mm砲 | 76mm砲 | 88mm砲 |
装甲 | 最大25mm | 最大64mm | 最大100mm |
わが97式中戦車の装甲は、M4の約5分の2、ドイツの誇る最強戦車、ティーガーIの4分の1の厚みしかないだと・・(/´Д`)/
やはり、戦争は資源と、工業力と痛感。
日本と開戦した当時のアメリカは既に、一般家庭にも、車が普及していたと言いますから・・
どんな気持ちになれば300人相手に、動けない戦車と、5人の兵士で戦おうという気持ちになれるんでしょう。
敬虔なキリスト教徒、バイブル(シャイア・ラブーフ・・トランスフォーマーの主人公)が戦車の中で祈りをささげるシーンが何度かありますが、十字路と十字架・・キリスト教の何かを暗示しているのでしょうか?
しかし、ブラピのタンカースジャケット、にあってますよねー^^