世界中には至る所に軍事基地が存在しますが、その中でも珍しい、すこし変わった基地を紹介します。
世界で一番大きな基地といえば、アメリカ海軍基地では、バージニア州にあるノーフォーク海軍基地、アメリカ陸軍基地では、テキサス州にあるFORTHOOD基地です。
FORTHOOD基地の敷地面積は約880平方キロメートルもあり、5万人もの兵隊が勤務しており、この基地の面白いのは、敷地内に4000頭もの牛がいることです。
なぜかというと、もともとその土地は牧場があり、軍と住民との話し合いの結果、このまま放牧しておく事に決まったのです。
また、日本人には受け入れがたいですが、世界一危険な基地と言われているのが、普天間基地です。
住宅街の中に入り組まれて基地が広がっているので、近くには小学校や中学校も近く、校庭の上を軍用機が飛び交い、さらに最近では事故発生率の高いオスプレイも飛んでいるので、世界的に見ても最も事故が起りやすい、危険で危ない基地だと言えます。
次に、世界一規模が小さい海軍は、ベルギー海軍で、軍隊の人数は約1600人ととても少なく、海軍としての仕事だけでなく税関や警察のお手伝いもしているとの事です。
19世紀〜20世紀には第一次世界大戦などで大活躍した、ベルギー海軍ですが近年は需要が少なく、これくらいの規模で活躍しています。
世界一規模が小さい陸軍は、アンティグア・バーブーダ国防軍です。
軍の構成はというと、本部の司令部に続き、軽歩兵、予備兵、戦闘支援、の4つだけでなんと200人前後という小さい規模で構成されています。
それとは逆に、軍事用の武器や、装備品を保有していない国も世界には多く存在します。
その国とは、コスタリカ、パナマ、リヒテンシュタイン、ソロモン諸島、ハイチ、モーリシャス、バチカンなどです。
軍を持たない理由は、各国さまざまな理由がありますが、多いものに経済的理由で軍隊を維持できないため、保有出来なくなった、宗教的に廃止した、などが理由です。
また、アイスランドやセントビンセント・グレナディーンなどのように自国には軍隊を保有していないけど、協定を結んでいる国に、国外派遣するなどをしている国もあります。
そしてモナコやサンマリノ、パラオやサモアのように、完全に国の防衛を、他国に任せている国も多く存在します。