
お客さまよりご依頼頂きました商品につきまして修理カスタム対応をさせて頂きました。
・ARES L1A1 (FAL) SLR プラストックver 海外製電動ガン
ご依頼内容は『動作はするもののBB弾の発射が出来ない』とのご依頼でした。
内部を調査した結果、メカボックス内部にあるBB弾の給弾とエアの給排気を行う『ノズル部品』が外れた事により発射が出来なくなった事が故障の原因でした。『海外製電動ガンにつきメカボックス内部が正しく整備されていない』点もあり外装につきましても『①セレクター切り替えレバーが緩すぎて射撃の振動で動いてしまう②ハンドガードを握ると銃身部がガタつく③アッパーレシーバーとロアレシーバーの連結が甘く上下に大きくガタついているなどの不具合』も御座いました。
この度、故障箇所の修理と併せて『オーバーホールメンテナンス』『駆動系統/耐久性向上』『外装各部の不具合箇所の調整』『チャンバー周りの調整とメインスプリング交換により0.2g弾を用いて30mの安定した射撃を可能』にした『初速性能向上』をご提案させて頂き修理カスタム製作を実施致しました。
ARES L1A1 (FAL) SLR プラストックver 海外製電動ガン 修理カスタム内容
ご依頼内容
『動作はするもののBB弾の発射が出来ない』
《詳細》
症状は作動音(発射音?)はするが、弾が出ません。
給弾している(マガジン)のに弾切れみたくなってます。
この様になる直前、初速が極端に落ちて、弾ポロみたくなってました。
そう言えば最近たまに弾が発射されなかった時も。
診断と概算見積を、宜しくお願いします。
故障原因
メカボックス内部にあるBB弾の給弾とエアの給排気を行う『ノズル部品』が外れた事により発射が出来なくなった状態
※海外製電動ガンにつきメカボックス内部が正しく整備されていない
■外装不具合箇所
①セレクター切り替えレバーが緩すぎて射撃の振動で動いてしまう
②ハンドガードを握ると銃身部がガタつく
③アッパーレシーバーとロアレシーバーの連結が甘く上下に大きくガタついている
《修理カスタムご提案内容》
(1) オーバーホールメンテナンス、駆動系統のカスタム整備(ギアシム調整/モーターノイズ調整)外れている軸受けの再固定
(2) ノズルがタペットプレートから外れない様に調整修理
(3) 劣化したピストンヘッドの交換 初速性能の安定/耐久性向上:側面吸気ピストンヘッド、AOEダンパーゴム装着(ピストン位置の最適化)
(4) ピストンクラッシュ対策:セクターギア高速回転時に接触するピストンラック歯をカット加工、メカボックス接触回避:ピストン外径加工
(5) リポバッテリー対応 モーターへSBDを搭載:セミオート多用時におけるマイクロスイッチの焼き付き防止
(6) インナーバレルチャンバーユニットメンナンス:海外製チャンバーパッキンゴムを東京マルイ製へ交換調整
(7) チャンバーユニットの調整:ホップアップの効き具合改善、ホップダイヤルの回転が緩い不具合を改善
(8) 外装不具合箇所の修理:①セレクター切り替えが確実に操作出来る様に調整、②銃身部(アウターバレル)のガタツキを矯正修理、③アッパーレシーバーとロアレシーバーのガタツキを矯正修理
(9) 初速向上/初速調整【0.2gでの調整】:ばね鳴りの少ない不等ピッチスプリングへ交換、ノンホップ時:95~90m/s(0.2gBB)の範囲内
修理カスタム製作のポイント
①メカボックス内部オーバーホール作業(分解部品洗浄)
②駆動系統カスタム整備【外れている軸受けの再固定、ギアシム調整、ベベルギア位置出し、モーターノイズ調整】
③ノズルがタペットプレートから外れない様に調整修理
④初速性能の安定/耐久性向上:側面吸気ピストンヘッド、AOEダンパーゴム装着(ピストン位置の最適化)
⑤ピストンクラッシュ対策:セクターギア高速回転時に接触するピストンラック歯をカット加工、メカボックス接触回避:ピストン外径加工
⑥リポバッテリー対応 モーターへSBDを搭載:セミオート多用時におけるマイクロスイッチの焼き付き防止
⑦インナーバレルチャンバーユニットメンナンス:海外製チャンバーパッキンゴムを東京マルイ製へ交換調整
⑧チャンバーユニットの調整:ホップアップの効き具合改善、ホップダイヤルの回転が緩い不具合を改善
⑨外装不具合箇所の修理:①セレクター切り替えが確実に操作出来る様に調整、②銃身部(アウターバレル)③アッパーレシーバーとロアレシーバーのガタツキを矯正修理
⑩初速向上/初速調整【0.2gでの調整】:ばね鳴りの少ない不等ピッチスプリングへ交換、ノンホップ時:95~90m/s(0.2gBB)の範囲内
修理カスタム製作に使用したパーツ
■計:5点
・DCI GUNS 側面吸気ピストンヘッド 電動ガン用【POM】 ¥3,600
https://repmart.jp/products/ra02587.html
・DCI GUNS ピストンヘッドダンパー 電動ガン・VSR-10用 ゴムタイプ 2枚入り【3mm】 ¥1,080
https://repmart.jp/products/dg1mm2pcs.html
・東京マルイ純正部品 チャンバーパッキンセット ¥352
・SHS 不等ピッチスプリング【M90】 ¥720
https://repmart.jp/products/th1011.html
・GAW 電動ガン用 SBD スタンダードパッケージ ¥820
https://repmart.jp/products/ra00921.html
修理カスタム作業内容
1)本体分解、内部状況調査
《ご依頼品外観:第二次大戦後イギリス軍が採用した自動小銃 L1A1 SLRを再現した電動ガン 全長:約1,100mm 重量:約3.8kg》
《L1A1:7.62mm×51弾を用いるベルギーFN社が開発したFALライフル(センチメートル法設計)を『イギリスのインチ法に基づき再設計、フルオート射撃機能を廃したセミオートマチックライフル』》
《本ARES製品もセミオートのみの射撃方式となっておりご依頼品は別売りの『フルオートセレクターレバー』へ換装済み:フルオート射撃が可能》
《※アッパーレシーバーとロアレシーバーの連結が甘く上下に大きくガタついている:調整が必要》
《※ホップ調整用ダイヤルは軽すぎて動き易く改良が必要》
2)メカボックス内部オーバーホール作業(分解部品洗浄)
3)外れている軸受けの再固定
4)ギアシム調整:ギア3点を円滑にドライブ出来る様調整
5)ベベルギア位置出し、モーターノイズ調整
《グリップとモーターを仮組み》
6)ノズルがタペットプレートから外れない様に調整修理
《接着剤で固定》
7)初速性能の安定/耐久性向上:側面吸気ピストンヘッド、AOEダンパーゴム装着(ピストン位置の最適化)
《使用部品:DCI GUNS 側面吸気ピストンヘッド 電動ガン用【POM】》
《使用部品:DCI GUNS ピストンヘッドダンパー 電動ガン・VSR-10用 ゴムタイプ 2枚入り【3mm】》
8)ピストンクラッシュ対策:セクターギア高速回転時に接触するピストンラック歯をカット加工、ピストン外径加工
《2番目と3番目ラックをカット》
9)AOE調整後セクターギアピックアップ歯の角度確認【耐久性向上、高負荷の低減、立ち上がり動作の改善】
《AOE調整前:ピストンドライブ時負荷が斜めに掛かる状態》
10)リポバッテリー対応 モーターへSBDを搭載:セミオート多用時におけるマイクロスイッチの焼き付き防止
《使用部品:GAW 電動ガン用 SBD スタンダードパッケージ》
11)再組立て:グリスアップ、オイル注油
《給排気性能のチェック》
12)初速向上/初速調整【0.2gでの調整】:ばね鳴りの少ない不等ピッチスプリングへ交換、ノンホップ時:95~90m/s(0.2gBB)の範囲内
《使用部品:SHS 不等ピッチスプリング【M90】》
13)インナーバレルチャンバーユニットメンナンス:海外製チャンバーパッキンゴムを東京マルイ製へ交換調整
《本体の分解:アッパーレシーバーよりトップカバーを取り外し》
14)チャンバーユニットの調整:ホップアップの効き具合改善、ホップダイヤルの回転が緩い不具合を改善
《押しゴムにピンを挿入》
15)外装不具合箇所の修理
①セレクター切り替えが確実に操作出来る様に調整
《セレクターレバーの分解:金属製の大きなワッシャーが入れられていた》
《アッパーレシーバーとロアレシーバーを連結するロック箇所にプラ板を貼り付けて》
■最終動作確認、約50mの距離で弾道検査、ホップアップ調整、初速計測チェックの後お客様へご返却となります。
■初速 【弾速測定器:ACETECHにて計測】
・ノンホップ時:94m/s(0.2gBB) 適正ホップ時:82m/s(0.2gBB) サイクル数:15発/秒
※約50mの距離で弾道検査、ホップアップ調整をしています。【0.2g弾で調整/弾道検査済み】
※『7.4v 1100mAh 30C リポバッテリー』にて動作検査
※『東京マルイ BB弾 FINEST ファイネスト 0.2gBB弾』を使用し検査致しました。
※サイクル数の数値につきましてはご使用になられるバッテリー容量や状態により左右される為、あくまで参考値となります。
修理 カスタム担当者コメント
ご依頼頂きましたのは『ARES L1A1 (FAL) SLR プラストックver 海外製電動ガン』でした。上記15項目の作業と実射テストを実施致しました。修理カスタム後の初速はノンホップ時 94m/s(0.2gBB) 適正ホップ時 82m/s(0.2gBB)、セミ/フルオート動作問題御座いません。正常にBB弾の発射動作が可能になりました。内部オーバーホールと駆動系統のカスタム整備により耐久性とレスポンスが改善、メインスプリング交換により初速性能は90m/s台へ向上、チャンバーユニットの調整とチャンバーパッキンゴム新品交換により左右へのBB弾の散らばりは低減し30m先まで真っ直ぐ伸びる弾道となっております。【0.2g弾にてホップアップ調整/弾道検査済み】です。外装不具合箇所の修理につきましても①セレクター切り替えが確実に操作出来る様に調整②銃身部(アウターバレル)③アッパーレシーバーとロアレシーバーのガタツキの矯正修理を実施、操作性が向上しガン本体をしっかり握ってもガタツキは御座いません。
本銃L1A1の由来は第二次大戦後ヨーロッパ諸国の軍備再建に向けた軍用銃開発計画に基づき7.62mm×51弾を用いるベルギーFN社が開発したFALライフル(センチメートル法設計)を『イギリスのインチ法に基づき再設計』『フルオート射撃機能を廃しイギリス軍に制式採用された自動小銃』になります。イギリスによってインチ単位での再設計図面が製図されたことによりFALライフルは『①センチメートル単位もしくは②インチ単位両方の寸法から選んで製造することが可能』となり①センチメートル単位で製造されたモデルは『FAL』もしくは『LAR』と呼ばれ、②インチ単位で製造されたセルフローディングライフル(自動装填式小銃)を略した『SLR』モデルの2種類に分かれ、ヨーロッパをはじめとして中東やアフリカ、カナダなど90カ国以上の軍や法執行機関にて採用『世界的に知名度の高いバトルライフルとして君臨』イギリス軍では1954年に制式採用された後に最終的には1994年頃まで使用されました。
エアソフトガンとしましては、実銃の知名度も高い事から日本国内にて1980年代後半から90年代初頭にかけてJACより『FAL L1A1をBV式ガスガンとして発売、トイガン史上初のモデルアップ』となりました。その後は電動ガンの登場による外部ソース式ガスガンの衰退もありJACは1994年に倒産、FALは電動ガン化もされず国内Carrot製や海外King Arms製コンバーションキットの流通のみとなり一部ユーザーのみが完成品を所有出来る希少価値の高いエアガンとなっていましたがようやく2017年頃『香港ARES社により実銃同等のリアルな外観を再現販売された海外製電動ガン』が本ご依頼品になります。外観は『フルメタルボディに加えザラザラ感のある高強度プラスチック製のグリップ、ストック、ハンドガード』など各部をリアルに再現されておりますが性能面に関しましては残念ながら『海外製電動ガンという特性上国産電動ガン同等の実射性能には及ばない点』が御座います。ご依頼品に関しましては外装の仕上がり具合も良くなく『本体内部と外装を含めて全体的な不具合の改善』をさせて頂きました。
この度はお客様よりご要望頂きました内容を元に具体的なご提案内容を提示させて頂き修理カスタム製作を実施納品させて頂きました。故障箇所の修理と併せて『オーバーホールメンテナンス』『駆動系統/耐久性向上』『外装各部の不具合箇所の調整』『チャンバー周りの調整とメインスプリング交換』により『0.2g弾を用いて30m先まで安定して狙える実射性能』を誇るカスタムガンへ生まれ変わりました。末永くご愛用頂ければ幸いです。
弊社ではお持ち込みによる『電動ガン全般の修理、メンテナンス、カスタム』またカスタム完成品(コンプリートガン)製作を承っております。
ご依頼の際にお気軽にお問合せ下さい。
