ミリタリーショップスタッフの好きな戦争映画って気になりませんか?
今回はスタッフオススメの戦争映画をご紹介します!
一作目
【小さな独裁者】
この映画はWW2の敗戦色濃厚のナチスが舞台で実際にいた脱走兵がモデルとなっており、
嘘の権力を身に纏い人を殺すことを躊躇していた男が物語が進むにつれ権力を手に入れ心まで独裁者になっていく。
そんな男の一連と末路を描いた映画となっています。
あらすじ
主人公ヘロルトが脱走し追われるところから始まります。命からがら隠れ追っ手をまき、荒野を進むと他の脱走兵と出会います。2人は飢えを凌ぐため深夜近くにあった村から略奪しようとしますがそこには同じく脱走兵がいました、首を吊るされた状態で。その横には「略奪者は処刑に処す」と書かれていました。
ヘロルト達も覚悟しながら物色していましたが、家の主人に見つかりもう一人の脱走兵は銃殺されてしまいました。ヘロルトはその間に逃げる事が出来ましたが飢えはどうにもなりませんでした。
彷徨い歩く中ヘロルトは放置された軍用車を見つけます。何か食べるものはないかヘロルトは物色し始め、そこでナチス将校の軍服を見つけ寒さからその軍服に着替えます。
着替え終わり鏡を見ながら将校の真似事をしていると部隊から逸れた上等兵フライタークが声をかけてきました。「部隊から逸れました。大尉、お供させてください。」と言われヘロルトは将校のフリを続け尋問しフライタークを指揮下に入れます。フライタークに車を運転させ町へと向かい町の食堂に入り、口八丁で住民の信頼とご馳走を得ます。店主はヘロルトに対し見返りとして略奪者の処刑を求め、ヘロルトは躊躇しますが住民の手前、処刑を行います。そうしてヘロルトは将校のフリを続け、道中部下を増やし権力を強めていき益々独裁者となっていく…
この映画には派手な戦闘シーン等はなく、戦争による国内の情勢や人々の心情や思惑を描いておりココといった局所的な見どころはありませんが全編を通してみたときに考えさせられる作品です。戦争という状況においてヘロルトの行動は悪だったのか、自分ならどうするか、ヘロルト以外の視点から見るとまた違った作品に見えたりもします。そんな正解のないテーマは見る人によって意見が分かれるでしょう。しかし、それがこの作品の面白く惹かれるところだと思います。
ヘロルトがどういう行動をとったのか結末はどうなったのか是非ご自身で確かめてみてください。
二作目
【ヒトラー ∼最後の12日間∼】
1作目に続いてナチスの映画になりますが、こちらは大きな独裁者ヒトラーの狂気が垣間見える作品です。
あらすじ
敗戦間近の1945年4月、ヒトラーやナチス高官たちはソ連の攻撃をしのぐためドイツ首相官邸の地下に避難する。
地下要塞の中で作戦会議を行うがヒトラーは現実味の無い作戦ばかりを語っていた…
この映画は実際にヒトラーの秘書をしていたトラウドゥル・ユンゲ氏の証言をもとに若干脚色されつつ再現されています。
負けを認めず不可能な作戦を語るヒトラー、負けを覚悟した高官、戦渦に巻き込まれる民衆など様々な視点が描かれています。
日本では動画配信サイトにて「総統閣下シリーズ」といった空耳嘘字幕動画が有名になりましたね。
こちらの映画は日本語吹き替えもありますが個人的には字幕での視聴がおススメです。
ヒトラーの結末を知っている人は多いと思いますが、そこに至るまでどのように過ごしていたのかを知ると彼の別の側面を知れるかもしれないです。
三作目
【ブラックホークダウン】
この映画は1993年にソマリアで起きたモガディシュの戦闘を描いた作品です。
米軍のレンジャー、デルタフォース、ナイトストーカーズなどが登場します。
あらすじ
民族戦争が続くソマリアの内戦において
最大勢力ババルギディル族を率いて和平に反対する副官2名を捕らえるために米軍は国際世論に押される形で派兵。
当初は約1時間程で作戦は終わるはずだったが
ヘリが撃墜されてしまい状況が一変。
『仲間を見捨てない』がモットーの米軍は
機内に残っているかも知れない生存者を救うために作戦変更を行うが・・・
という感じの内容です。
これ以上書くとネタバレになってしまいます・・・
戦争映画さながらの派手に撃ち合うシーンや
銃弾が飛び交う中を車両で走り抜けたりと緊迫した状況が続く映画です。
軍隊同士ではなく民兵相手の戦いなので普通の戦争映画とは少し違い、
恐れを知らず銃を乱射しながら迫って来る民兵などがいて別種の恐ろしさを感じます。
またキャストにはユアン・マクレガーが出演していたり、劇中の音楽はCODMWシリーズのBGMを作成したハンス・ジマーというドイツの作曲家が手掛けていたりします。
僕はこの映画を観て初めて装備を自力で調べながら集め、
中学2年生の冬にサバゲーデビューをしたキッカケの映画です。
いかがだったでしょうか?
観たことある作品もあれば、気になる作品もあったかと思います。
他にももっと沢山オススメの映画があるのですがありすぎて紹介しきれませんでした…
最後に
戦争というだけでマイナスイメージを持たれる方もいるとは思いますが、
スタッフが思う戦争映画の良いところは色んな楽しみ方ができることです。
兵士の心情、時代背景、戦争がどういうものか等・・・
サバゲーは好きだけど映画は観ないという方
一度戦争映画を観てみるのもいいかと思います。
新たな装備や趣味への第一歩になるかも知れません。