KSC ガスガン Cz75 2nd HWの口コミ、レビュー

日本屈指のトーイガンの老舗ブランドであるKSC社によって最近リリースされた同モデルの改良版よりも、当方はコチラの方が良いと思う。旧共産圏の東欧チェコスロヴァキアが誇るコンバットオートマチックピストルで、スポーツシューティングが盛んにおこなわれる同国の一丁らしい無骨なデザインの銃器を忠実に再現した、まさに同社の傑作とも言える一丁である。実銃同様、フレームが薄いのでガンガン撃ちまくれないが、ホンモノ志向のシューター向けである。

旧共産圏の重産業国チェコスロヴァキアの国営銃器メーカー「チェスカ」が開発した究極のコンバットオートマチックピストルのレプリカバージョンで、単に「チェスカ」としても知られる一丁である。重量はさておき、この銃特有の冷たい鉄の質感が丁寧に再現された一丁で、サバゲーフィールドでの酷使には耐えられるものではないが、ターゲットシューティングなどで楽しみたいホンモノ志向のシューター仕様の銃器ではないであろうか。実にリアルな一丁である。

実銃同様に樹脂製のスライドが薄いので、トーイガンとしてリリースされたものは通常、実銃よりも一回り大きいか分厚くなりますが、実銃をより忠実に再現したいというKSC社の意地と意気込みが感じられるような一丁で、サバゲーなどに精通しない当方のようなお座敷シューターにとっては十分な強度を持ったガスブローバックピストルだと思います。主にターゲットシューティングやスピードリロードを楽しむ時に愛用しているので、コレで十分です。

トーイガンの老舗ブランドとして知られる同社の意地が感じられるような一丁ではあるものの、あまりにもリアルさを追求したせいか、強度が妥協されたガスブローバックピストルのようで、夏場でのシューティングの際、力強いブローバックが仇になったのか、スライド後部に小さなヒビが見えました。実銃もそうですが、軽量化を図ったおかげでスライドが極薄なので、トーイガンも同様、至って薄い樹脂製のスライドなので、サバゲーフィールドで使うには注意が必要です。

KSC社ならではのパーティングライン等一切ない丁寧な作りと、この機種ならではの曲線美が目を惹くCz75で、主に屋外でのシューティングの際に愛用している一丁ですが、ついこの間、ラピッドファイアをしている最中にスライドの割れを確認してしまいました!とても気に入っている一丁だけあって、まさに断腸の思いです。ヘビーウェイトモデルの方がスライドが割れやすい、または割れにくい、など、様々な絶え間ない諸論はあるものの、どうやらハンマーがスライド後部に強く当たって割れた形跡があります。ただの個体差でしょうか?

少年時代にもサバゲーで愛用していた機種で、当時は固定スライドのガスガンのみだったので、ガスブローバックピストルならではの強いリコイルなどを味わう事は出来ませんでした。今こうしてエアガンの老舗メーカーがリリースするCz75のガスブローバックピストルを手にする事ができてとても嬉しいのと、東欧挙げての工業国チェコスロバキア特有のフォームや操作法を満喫する事ができる一丁です。観賞用としても十分耐え得るリアルさがあります。