国内最大級のミリタリー総合通販   商品数 11,321点レビュー総数 1,823件

カート

ミリタリーショップ レプマート

海の狼、潜水艦

2015年2月5日 いつきワークス ミリタリー雑学

この記事がお役に立ちましたら、シェアや、いいね!、ツイートをして頂ければ嬉しいです。

潜水艦といえば、戦艦類の中でも非常に稀有な存在。

特に潜航時には被探知率が非常に低く、究極のステルス兵器とすら言われています。

そこで今回は、この潜水艦の歴史や種類などについてご紹介します。

最初の潜水艦とは

潜水できる船という意味では、1620年に人力推進により動く潜水艇が開発されましたが、始めて実戦投入されたのは、1776年に開発されたタートル潜水艇がはじめでしょう。

しかし、これも戦果をあげることはなく、史上初めて敵艦を撃沈した潜水艇は1864年に登場したハンリー潜水艇です。

そして同年に、フランス軍が開発したプロンジュールは、人類初の動力潜水艦で、時速4ノットで航行したといいます。

1900年に、近代潜水艦の父と呼ばれたジョン・フィリップ・ホランドにより、潜水艦ホーランド号が登場しました。

このホーランド号は、内燃機関によって推進する潜水艦の元祖とも呼ばれ、この艦が登場して以降、急激に潜水艦が注目を集めるようになりました。

戦果をあげたUボート

ドイツ帝国の潜水艦はUボートの名前で知られており、第一次世界大戦においては、381隻を就役させ、そのうち178隻は喪失しました。

終戦までに、約5300隻の戦艦を沈めたとされており、海戦における歴史を大きく塗り替えました。

一方で、ドイツ帝国はイギリスの商戦を潜水艦による無差別攻撃で数多く沈めた結果、アメリカ軍の参戦を招いてしまったことが敗因だともされています。

海の狼ともいわれるほど、第一次大戦において多大な戦果をあげた潜水艦は、第二次世界大戦ともなると、各国が本格的に潜水艦を作り出しました。

全大戦で味をしめたドイツ軍は勿論、アメリカ軍、日本軍(大日本帝国)が、その生産に踏み出しましたが、日本製の潜水艦は技術的に、アメリカ軍と比べて大きく劣っており、あまり戦果は上げませんでした。

原子力潜水艦の登場

1955年に完成したアメリカ海軍のノーチラス号が、史上初の原子力潜水艦となりました。

この艦は水中速力20ノットあり、潜航可能時間は、3ヶ月間前後だったと言います。

現代においては、原子力潜水艦のメリットは、長期間の連続潜航が可能である事、電力が豊富なために、電気分解によって酸素を作り出すことも出来るので、呼吸用の酸素を自力でまかなえる事があげられ、数ヶ月間浮上しなくてもなんら問題ないといわれています。(浮上する理由は食料の補給や整備の必要性など)

潜水艦の種類

攻撃型潜水艦

魚雷や機雷などを主な兵装とし、水上や水中の艦に対する攻撃を任務とするのがこの潜水艦のタイプで、そのステルス性能と攻撃力、ソナーや電子兵装も相まって、最も強力な戦闘力をもつ艦と言われています。(水上艦を含めても)

潜水艦を相手にする場合も有利なのはやはり潜水艦なので、現代の海戦においては欠かせない兵器となっています。

沿岸型潜水艦

哨戒目的でつかわれる潜水艦がこのタイプで、現代においては原子力に頼らないタイプの攻撃型潜水艦は、ほぼこの部類に入ります。

航続力に乏しく小型なタイプもあります。

巡洋型潜水艦

原子力潜水艦が登場する前は、外洋での任務を遂行する大型の潜水艦として、建造されたのがこのタイプで、日本海軍も多く所有していました。

艦隊型潜水艦

味方の水上艦とともに行動し、水上水中の艦をしとめる役割をもつ攻撃型の戦艦。

そのため対戦中は非常に高速さを求められましたが、技術的に性能が追いつかない部分が多く、あまり活躍しませんでした。

敷設型潜水艦

機雷敷設を任務とした潜水艦で、対戦中は機雷が大型であったため、このようなタイプが存在しました。

現在では機雷の小型化がすすんだので、専用の艦は必要がなくなりました。

輸送型潜水艦

物資の運搬や、兵士の輸送につかわれる潜水艦のタイプ。

現代においては特殊作戦専門といった印象が強く、輸送用の潜水艦というのは殆どありません。

補給型潜水艦

友軍艦艇に補給活動をおこなう潜水艦類。今はあまり必要とされていません。

モニター潜水艦

巨大な主砲を搭載した攻撃型の戦艦ですが、威力的には不十分で使い勝手も悪く、結局余り活躍しませんでした。

巡航ミサイル潜水艦

対地ミサイルなど、多くの巡航ミサイルを搭載する艦であり、強力な対地攻撃力を有した潜水艦で、爆撃機にもにた戦果をあげられる、動く火薬庫です。

弾道ミサイル潜水艦

核弾頭を備えた弾道ミサイルを発射できるのがこのタイプの潜水艦で、敵国に対し非常に強い牽制力を持つとともに、未だかつて発射が確認されていない艦でもあります。

特殊潜航艇

超小型で特殊作戦用といわれる潜水艦であり、その使用用途から、実際どの程度使われているのか、確認が難しい艦でもあります。

近代潜水艦の形

魚体型

その名の通り、魚の形に似せた形をしている潜水艦で、初期の近代潜水艦に見られたタイプ。魚に似ているだけあり、水中抵抗が少なく、現在の艦はこの発展系ともいえます。

水上船型

これも初期の潜水艦にみられた形で、技術上、水中よりも水上で行動する時間のほうが長かったため、水上艦のような形をしたものが数多く存在しました。

涙滴型

水中抵抗が非常にすくない形ですが、積載量が少ないため、現代ではあまり見ない形です。

葉巻型(魚雷型)

現在ある潜水艦はほとんどこの形をしています。

船体の容積を確保するとともに、水中抵抗も受けにくくなっているので、ほぼこの形で安定しています。

魚雷の種類

ウェーキホーミング

水上艦を狙う、波の跡を感知して追尾する射程の長い魚雷。

パッシブホーミング

魚雷に仕込んだシーカーにより、目標の音波を受信して追尾するミサイル。

水上水中両方で使えるが、音源をとめられたり、デコイの存在に弱く、発射が確認されたらおしまいの魚雷。

アクティブ・ホーミング

パッシブホーミングと同じく魚雷に仕込んだシーカーを使うが、こちらは跳ね返ってきた音波を受信して目標を追尾する。そのため相手の音源の有無などは関係ないが、射程が短く、やはりデコイには弱い。

セミアクティブ・ホーミング

潜水艦自体から音波をだし、跳ね返ってきた音波で狙う魚雷。

魚雷内でなく潜水艦の強力なソナーを使えるが、使えば艦の位置もばれてしまう。

有線誘導

電線を繋いだまま発射するので、射程が非常に長い。電線が切れた後はアクティブホーミングに切り替わるタイプが多く、2段仕込ともいえる。

潜水艦乗組員の食事

任務的に非常に過酷で、そのため、海軍のなかでも特に食事は充実していたと言われている。

ただし、豪華なのは前半だけで、後半は保存食をずっと出されることになり、当時の潜水艦は、やはり居住性が劣悪で、艦内は湿気が酷く、燃料や排気、カビのにおいで充満するため、最悪。加えて、放熱がしっかりしていないので非常に蒸し熱かったといわれています。

現代の艦ともなれば、著しく改善はされているものの、1度出向したら数ヶ月は家に帰れないし、潜行した状態で数ヶ月すごすこともあるので、隊員は体力はもちろんとして、非常に精神力の強さをもとめられる傾向にあるといいます。

いずれにしても、潜水艦のクルーともなれば、家族と会える機会は非常に少ないため、隊員の離婚率は非常に高いそうで、今も昔も海軍のなかでも最も厳しい配属先であることには変わりなさそうです。

The following two tabs change content below.

いつきワークス

最新記事 by いつきワークス (全て見る)

潜水艦,


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です