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S&Wの開発したリボルバー

2015年4月23日 マサ22 銃のはなし

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S&W社はアメリカでコルトと並ぶ有名な銃器メーカーで、1854年に「ホーレス・スミス」と「ダニエル・ウェッソン」によって設立されました。

それまで2人はコネチカット州ニューヘブンにある「ヴォルカニック・リピーディング・アームズ」という銃器製造会社を経営し、レバーアクション式のピストルを作っていました。

ホーレス・スミスとダニエル・ウェッソンが作ったヴォルカニック・ピストルは、レバーアクションを利用した送弾装置で銃身下のチューブマガジンから弾丸を薬室に送り込む手動連発銃であり、これはのちにレバーアクションのウィンチェスター銃として完成することになります。

このレバーアクション・ピストルでは、そのメカ上、当時の弾と火薬を別々に装填するパーカッション・システムは使用できず、弾頭の底にくぼみをつけ、その中に発射薬である黒色火薬と雷汞を混合したものを詰めた弾を使用していました。

この弾丸は1848年にウォルターハントがパテントを取得した、ロケット・ボールと呼ばれた弾です。

スミスとウェッソンはこの会社を去り、新しくS&W社を設立することになるのですが、2人がボルカニック・アームズで製作したレバーアクション・ピストルは38口径8インチ銃身モデルと30口径4インチ銃身モデルで、いずれも1854年~1855年に作られたものです。

S&W社を作ったスミスとウェッソンはパーカッション・タイプのピストルにあきたらず、1855年にリムファイア実包を使用する貫通薬室孔をもったシリンダーの付いたリボルバーを考え出し、ワシントンにパテント出願したところ、この特許はすでに1855年4月3日付で、ローリン・ホワイトが取っているという返事が届きました。

このパテントの主、ローリン・ホワイトはコルト社のあるハートフォードに住み、パテントをコルト社に売り込みに行き、コルトに一笑されたという経験を持っていて、ウェッソンは早速、ローリン・ホワイトと交渉し、S&W社にこの特許を譲ることを承諾させたのでした。

Colt Model 1861 Navy Revolver

By: Cliff

こうしてS&W社の回転式銃実用化の道は開けたのですが、回転弾倉のパテントはコルト社が握っていて、1857年春、コルト社の特許切れまで、待たなければなりませんでした。

1857年コルトのパテントが切れた同年11月、S&Wは最初の金属カートリッジ口径22リムファイア拳銃弾を使用するリボルバーNo1ファーストモデルを発表しました。

この銃の銃身はシリンダーの斜め上部に、蝶つがい式に取り付けられていて、弾の装填はトリガーガードのない引き金の前にあるラッチを押して空薬莢の排出次弾の装填を行い、ハンマーを起こすと、引き金が前に出て撃てるようになるのでした。

フレームは真鍮でできていて、作動方式はシングルアクション、口径は22RF・7連発、全長178mm、銃身長80.9mmのオクタゴンバレル、重量は312でした。

このNo1モデルには3種類あり、1857~60年に製作されたファーストモデル、1860~68年に作られたセカンドモデル、1868~79年にかけて作られたサードモデルがありました。

ファーストモデルからサードモデルまで口径は22リムファイア実包を使用する7連発リボルバーで、この実包が現在の22ショート弾の原型となったものです。

ファーストモデルとセカンドモデルの銃身長はともに81mm、ファーストモデルのフレームは真鍮製で、セカンドモデルは鋼鉄製でフレーム側板やハンマーにわずかな相違が見られる程度ですが、サードモデルになると銃身長が76.2mm、全長165.1mmとわずかに短くなり、グリップの形状もファースト・セカンドはスクウェアバットと呼ぶ型であるのに対し、サードモデルはバーズヘッドと呼ばれる先端が丸くなったグリップになっています。

銃身の形状もファーストとセカンドは八角形のオクタゴンバレル、サードモデルは丸い筒型で、この3種類とも銃身はリブド・バレルと呼ぶヒレ状のものがついています。

S&WのNo1モデルは初めて金属製カートリッジを使用する画期的なリボルバーでしたが「この拳銃は装填が容易で耐水性に優れているが威力が低くインディアンとの戦闘や、軍用には使えない」というのがアメリカ銃器業界の評価でした。

22口径銃の威力が少ないことを指摘されたS&Wは、軍用向けにリムファイアでより大口径のリボルバーを作る必要があると考え、1861年に口径32のリムファイアカートリッジを使用するS&W・No2オールド・モデルを開発しました。

このリボルバーは、ファーストモデルに手を加え、口径の大きいカートリッジを装填するため薬室が一つ減り、6連発となりました。

Smith and Wesson

By: banspy

銃は口径が異なるだけで基本的な構造や形状はNo1と共通ですが、No1よりいくらか洗練されたスタイルを持っています。

No2オールド・モデルの口径は32RF・6連発シングルアクション、全長6インチ銃身で279mm、銃身長は5インチと6インチの種類、オクタゴンバレルでボトム・フレーク、重量は6インチ銃身のもので737gでした。

No1との相違点は口径と装弾数のほかに素材に鍛鉄が利用されていて、、より強度が増し、それに加えて、90グレインの弾丸を13グレインの黒色火薬で発射する威力は、ほかの大口径リボルバーと比較しても遜色はなく、加えて早い装填と耐水性のために、軍人の間では大きな評判をとり、南北戦争中ということもあって、南・北両軍の将校用拳銃として多数使用されました。

1862年、S&Wは軍用に44口径のリボルバーを開発しようと考えていました。

その折、クーパー&ポンド社から44口径のリボルバー生産の打診をうけ、S&W社は44リムファイアをモデル2に応用する開発を進めましたが、この形状のピストルはいずれも44カートリッジの強力な撃発には耐え切れず、新たにピストルと、カートリッジの開発をせまられたのでした。

また、リムファイアは雷管の感度を維持するために起縁部を薄く作る必要があり、カートリッジの強度も32口径が限度でした

そこでS&W社は、44カートリッジをセンターファイアに改良することを決め、1869年、44口径センターファイアを使用するモデルNo3ファーストモデルを発表しました。

このNo3ファーストモデルは使用弾が44CFアメリカンであることから、アメリカン・モデルとも呼ばれています。

アメリカン・モデルの開発に先立ち、S&W社はコルト社との銃におけるパテントで苦い体験をもっていたので、W.C.ダッチから「エキストラクション」、ルイス、ロデイアから「シリンダー・ローテイト・ラチェット」、A.J.ギブソンから「シリンダーとバレル一体式」の各パテントを取得し、これをもとにアメリカン・モデルを開発しました。

これにより、それまでのS&W拳銃のように、排莢、装弾のときに、シリンダーを取り外す必要がなくなり、新しい軍用拳銃として評判になりました。

ところが陸軍の兵器装備委員会の開催したトライアルで、レミントンに負け、U.S騎兵隊の1個連隊がこのアメリカン・モデルで武装されただけで、アメリカ陸軍の本格的な採用にはつながりませんでしたが、海外からの問い合わせは多くきました。

口径44、シングルアクション6連発、銃身長203.2mm、重量1,330gです。

ライバルのコルトはホース・モデルというポケット・リボルバーを製作して市場に売り出しました。

それに対しS&W社はこの分野のリボルバーをもっておらず、急遽作られたのが、38口径のポケット・リボルバー・ファーストモデルです。

形状はNo3ロシアンを小さくして、カートリッジも44ロシアンをスケールダウンしたもので、引き金のみシース・トリガー、機能・操作は44ロシアンと同じで、小型なため、「ベビー・ロシアン」のニックネームを持つ、シリンダ装填数は5発、シングルアクションでした。

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