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軍隊流護身術(呼吸法)

2015年1月29日 タスコム ミリタリーコラム

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軍隊流護身術とは、軍隊で採用されている格闘術、徒手格闘術を応用して、日常的に起こり得る犯罪、痴漢や暴漢から逃げましょう、という考え方であると思います。

国によって軍隊流護身術の源流となっている格闘技は様々ですが、日本の自衛隊の徒手格闘の場合だと、元となっている格闘技は日本拳法、柔道、合気道等です。

しかし、軍隊流護身術は素手、もしくは刃物や銃剣を使用、またはそれらを相手にして、近接戦闘で勝利する事を目的に教えられており、訓練されています。

正当防衛

例え痴漢や強盗といっても、殺してしまったり、障害を負わせてしまえば日本の刑法上、正当防衛の範囲を逸脱した「過剰防衛」として、罪になる可能性が非常に高いです。

私の知り合いにネットカフェで転寝をしていたら、ゴソゴソと財布を抜き取る感覚がして、目を覚ますと男が財布を抜き取っているのを現認し、男を問い詰めると反抗し、殴ってきたので応戦して、相手をボコボコにしてしまい、逆に暴行傷害罪で訴えられたという事がありました。

この正当防衛と、過剰防衛の判断は難しいものがありますが、たとえ相手が犯罪を犯したものでも、過剰に攻撃を加えることは許されない、という事は覚えておきましょう。

ちなみに正当防衛とは、急迫不正の侵害に対し、自分または他人の生命・権利を防衛するためやむを得ずにした行為をいう。

正当防衛は、それが構成要件に該当しても犯罪が成立せず(刑法上の正当防衛)、他人の権利を侵害しても損害賠償責任を負わない(民法上の正当防衛)。と刑法第三十六条第一項に定義されております。

今回は軍隊流格闘技について述べるわけですが、文章で、

「相手が後ろからつかみかかってきた場合、相手の喉の総頸動脈付近の痛い部分を指で圧しながら、相手の親指付近をつかみ、自分の体に固定したまま相手の脇の下を抜け、相手の親指をつかんだ手はそのままに、別の手でとった腕のひじ部分を反対から圧しながら抑え込み、無防備となった後頭部に正拳突き及び足刀を叩きこむ」

と説明しても全く伝わらないと思うので、そのどう動くか、というより前の最も大事な部分であり、痴漢や強盗などの対人のみにかかわらず、全般的な危険への対処方法、危険な状態に陥った時、陥りそうな時、いったい何が自分の体におこり、いったい何が自分の合理的な行動を阻害しているのか、について文章化していきたいと思います。

動きを妨げる緊張

皆さんは緊張したことあるでしょうか?緊張したことがない人はいないと思います。

大勢の前で何かを発表するとき、事件、事故を目の前で目撃してしまった時、好きな女の子と二人きりになった時・・・

様々なジャンルの様々な緊張を経験してきたと思います。緊張は何故するのか、緊張するとどうなるのか。

緊張する理由には諸説ありますが、動物でも緊張することはあるそうです。

緊張とは、自分の身を守るためにおこる。

緊張すると、胸がバクバクし、簡単な動作がスムーズにいかず、足がすくんで転んだり、手がうまく動かなくて震えたり、うまくしゃべれなくなったり、腰が抜けたりします。

時に緊張状態は爆発的な力を引き出し、普段なら絶対できないような重い物を運んだり、(火事場の馬鹿力)中には少女が乗用車をもちあげた、なんて話もあります。

一時的な爆発力を引き出すためと、体を緊張状態にしてむやみに行動することをセーブし、現状を維持させる。

そういう効果があるのではないかと思います。

しかし、いいことばかりではないです。

緊張による弊害

たとえば、猫やシカ等の動物は自動車のヘッドライトを浴びると、ビクッとして動きを止めてしまうか、全速力で駆け出したりします。

運よく難を逃れることもありますが、動きを止めてしまったがために、全速力で駆け出したために自動車にひかれてしまう、という事があります。

同じく人間でも、盗撮されたり、痴漢をされたりした女性が無抵抗で「本当は楽しんでいたんじゃないか」などとひどいことを言われたりしますが、「怖くて動けなくなり、されるがままになってしまった。殺されるかと思った。」と、恐怖が全身を支配し、動こうにも動けなくなってしまった。と本当かよと思われる方もいるかもしれませんが、これは本当なのです。

あなたも極限まで緊張し、呼吸もうまくできなくなるほど息がつまり、体が金縛りにあうほどの緊張状態を思い出してください。

あなたに同じことが起こらないと言い切れる自信はありますか?

包丁を持った男が、今にも自分にとびかからんと構えている中、緊張しない、ビビらない自信はありますか?

何が起こっているのか、一つ一つ整理していきましょう。

何か怖い事象を見る体験する、体が緊張状態となり、動けなくなる。相手のなすがままにされてしまう。

ここで重要なのは、自分は緊張状態であり、相手は緊張していない、という点であると思います。

いろいろなパターン、軽重あるとは思いますが、もし恐怖を克服し、緊張状態に陥らなかったら、危険は回避することができます。

自動車が突っ込んで来るのに気づいたら、横によければいいのです。

痴漢にあったらどうすればいいか?逃げればいい、大声で叫んで助けを呼ぶ、防犯ベルを鳴らせばいいのです。

包丁を持った男と対峙した場合は?包丁を奪い、相手を無力化する、逃げる。

仕方なく相手の要求に従い、金は渡す(金銭的損失はあるが、命は奪われない)等々、様々な選択肢を取ることができます。

緊張して相手のなすがまま、されるがまま、事が運ぶままだった・・・というのは「緊張して何もできなかった」はある意味一つの結果ではありますが、自分で選択できることは何一つない、最悪のパターンです。

仮に、強盗にあっている途中に包丁が柄の部分からぽっきり折れてしまった、包丁がなくなった、おもちゃであると気づいてしまった、などしても、包丁の恐怖に支配されたままでは、結果は最悪なままでしょう。

では、どうすれば恐怖を克服できるのか?

呼吸の回復

一つにはそういう場面を想定して対策を練っておく訓練をする、シミュレーションをする、というのも重要ですが、一番大事なことは「呼吸の回復」なのです。

どういうことか?緊張して硬直する前、ドキドキして胸が痛くなる前、緊張のスタートは呼吸の減少です。

浅く、早い呼吸しかできなくなるのです。

恐怖が体を支配する、呼吸がうまくいかなくなる、体がこわばる、何も行動できない。というのが流れです。

恐怖を感じるのはしかたありません。恐怖を感じることによって人間は危険を回避しているのです。
(高い所から飛び降りたら痛いだろうな、車にひかれたら痛いだろうな)

恐怖を感じるのはいいです。しかし、恐怖を感じたことによって、体が動かなくなることを軍隊では禁じられています。

「海兵隊員は命令がなければ死んではならない」もとい、「海兵隊員は命令がなければ緊張してはならない」なのです。

科学的にアプローチすると、呼吸が浅くなることにより酸素交換がうまくいかなくなる。

酸素が足りなくなり、脳機能が衰え、体も動かなくなる。

脳、体に酸素を届けようと心臓は一生懸命血液を送り出す。

そう、すべてを解決するのは呼吸です。

これは本能に逆らう行為ですが、だから難しい、ですがやってください。

具体的には深呼吸で、「緊張したら深呼吸」は大正解なのです。

例えば事故現場でも、完全におろおろしている人と、キビキビと救援要請、救命処置をする人と別れますよね?違いは呼吸が正常か、正常でないかです。

緊張した場面で呼吸がうまくいかない、というのがそもそもの始まりにして最大の障害なのです。

具体的な呼吸法

具体的なやり方は吸うより、思い切り吐いてください。

吸おう吸おうと思っても緊張状態ですので、吸いすぎて肺が空気でいっぱいになり、逆に呼吸がうまくいかないことがあるので、吐いてください。

吐くと肺の中が負圧となり、嫌でも空気が肺に流入してきます。

どちらかというと吐く、空気が入ってくる、吐く、空気が入ってくる、というほうが酸素交換はうまくいくでしょう。

正常な判断ができればパニック行動は起きません。

軍隊でも呼吸の重要性が近年見直され始め、射撃をした後、安全装置をかけ周りを見渡し、早い呼吸を4つ、とSOP化している軍隊もあるほどです。

あなたも緊張する場面があったらまず「ラッキー」と思い、自分の呼吸が乱れていないかチェックしてみてください。

「ああこれが緊張なのか」と自分の体の変化に気づけたら、次に吐くことを意識した深呼吸をして、自分の身体に現れた障害が解消されるのを感じてください。

そして危機に対処してみてください。

簡単に書きましたが、この方法は緊張が伴う緊急時全般から、プレゼン前のリラックスにまで応用が利く方法です。

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