その特異な形状から初めて見る人は、「どう使えばいいんだ…」となるであろうカランビットナイフ。
今回は当店で取り扱っている物を交えながら、紹介したいと思います
そもそもカランビットって?
東南アジア発祥の武術「シラット」にて用いられる武器の一つで、元を辿ると農具として作られた物でした。
女性の最後の自己防衛手段として髪の巻き付け隠し持てる、と言う点で人気があったと言われています
持ち方
基本的に逆手持ちでの運用です。リングがあるのでそこに人差し指を通し、握りこみますこの持ち方だと、ナイフが奪われにくく、落としづらくなります。
順手持ちであれば、小指をリングに通します。
変則的な持ち方としてこのようにリングを使い45度ほど回転させる持ち方も。拳一つ分間合いが伸びるので、相手を攪乱できます
刃のもたらす効果
大きく湾曲した刃は「突き刺さってから」切り裂きます。
つまり、傷が深く大きくなりやすいのです。猫に引っかかれた事がある人は、なんとなく分かるのではないでしょうか?
もちろん欠点も
屈曲したブレードも輪もナイフのサイズを通常のナイフよりも大きくさせ、シースナイフでは鎌状の刃はシースから抜きにくくなります。
汎用性も低く、直線的なナイフが刃を前後に動かせば刃渡り以上の物を切れるのに対し、湾曲のきついカランビットでは刃より大きなものを切るのは極めて難しいのです。そして研ぎにくい
さらに扱いを習熟しないと、武器としても使えないのです。
普通のナイフ、包丁で戦えと言われれば経験がなくても少しは使えると思いますが、カランビットの刃は下手に扱えば自分を傷つけます。
上記の点から愛好家はいますが、広く使われているとは言えないのが現状です。
商品紹介
前置きが長くなりました。ここからは当店で取り扱っている3点をご紹介します!
Bastinelli knives カリノ
とてもシンプルな形状ですが、それが逆に洗練さを際立たせます。私がカランビットと聞くと真っ先に思い浮かべる、そんなナイフです
FOX KNIVES FX-598
お狐様の刻印がワンポイントのカランビット。軽量、剛性に優れたG10素材を使用したハンドルは滑り止め加工が施されているので、フィンガーリングと合わせれば、確実なグリップが期待できます
TOPS C.U.T.4.0
ジョシュア・スワナゴンと言う人物が考案したカランビット。
「戦闘には適しているが、フィールドでは使いづらい…。ならば合体だ!!」と生まれました
C.U.T.はCombat Utility Toolの略です
以上となります。どれも現物限り、特徴たっぷりのカランビットをあなたのコレクションにお迎えしてみてはいかがでしょうか?