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アメリカ空軍の戦闘機

F-16 Aerial Refueling

現在、地球上で最強の空軍といえば、アメリカ空軍(United States Air Force)に間違いはないでしょう。

アメリカ空軍は、世界で突出した防衛費をもつアメリカ政府の元、膨大なお金をかけて、時代に合わせて戦闘機を造ってきた歴史があります。

アメリカのような広大な領土には、広大な領空があり、その広い空を守るため、アメリカ空軍は常に最新鋭の戦闘機を装備してきました。

F15 戦闘機

そのアメリカの空を守る戦闘機ですが、代表的なものに、日本の航空自衛隊でも採用されているF15C/Dがあります。

その性能のよさから、世界各国に輸出をされているF15C/Dは、多くの実戦を経験し、2015年現在まで、一度も敵機に撃墜を受けたことがない機体として、現代のベストセラー機となっています。

愛称はイーグルと呼ばれ、英語の意味は鷲、アメリカ空軍のF15パイロットは、イーグルドライバーと呼ばれるそうです。

主な主要装備には、空対空ミサイルAIM-9サイドワインダー、AIM-7スパロー、AIM-120 AMRAAM、汎用爆弾、誘導爆弾、焼夷弾、クラスター爆弾を搭載、最大速度はマッハ2.5です。

同じ機体でありながら、空対空、爆撃といった空対地攻撃が可能なマルチロール機としてのF15があり、F15Eと呼ばれます。

愛称は、ストライクイーグル、英語の意味は、攻撃する鷲という意味で、爆撃機としての要素があるため、普通のF15戦闘機よりは、装備が増えています。

空対空ミサイル、無誘導・誘導爆弾、クラスター爆弾のおなじみの装備のほかに、GBU-28と呼ばれる地中貫通爆弾、この爆弾は現在運用されている爆撃機で唯一F15Eだけに搭載可能、さらにB83熱核爆弾を搭載でき、アメリカ空軍の持つ、全ての対地兵装の98%以上を搭載できる、とても優れた戦闘・爆撃機となっています。

多くの武器を搭載できるという高い評価から、アメリカ空軍では主力戦闘爆撃機として、2035年まで全てのF15Eを使用し続ける予定となっています。

F16 戦闘機

次に、アメリカ空軍が誇る、マルチロール機であり、もう一つのベストセラー機であるF16戦闘機について見てみます。

F16の愛称は、ファイティング ファルコンと言い、登場から30年をたった今でも、アメリカの最新鋭戦闘機として活躍しています。

世界各国の空軍が輸入をする戦闘機であり、現在4500機以上が生産、そしてまだ輸入国が増え続けている実情から、今後も生産が続けられ、アメリカ空軍では、2020年までの運用を予定しているとの事です。

日本の航空自衛隊のF2戦闘機は、このF16戦闘機をベースに日本とアメリカの共同開発で行われたことで良く知られています。

主要装備ですが、空対空ミサイルのAIM-9サイドワインダー、AIM120 AMRAAM、パイソン4、空対地ミサイルのAGM-65マーベリック、AGM-88 HARM 、ポップアイⅡ、AGM-154 JSOW、空対艦ミサイルのAGM-119 ペンギン、レーザー誘導爆弾、クラスター爆弾、ロケット弾、無誘導爆弾などが装備され、最大速度はマッハ2.02。

胴体と翼を一体化し航空機の性能を向上させる技術であるプレンデッドウィングボディ(Blended Wing Body)や、飛行を制御するフライ・バイ・ワイヤ(Fly-by-wire)を搭載、軽量な機体を実現し、機動性にも優れた素晴らしい戦闘機として、アメリカ合衆国以外では、チリ、ベネズエラ、ベルギー、オランダ、ノルウェー、デンマーク、ギリシャ、ポルトガル、イタリア、ポーランド、イスラエル、エジプト、インドネシア、台湾、韓国、オマーン、バーレーン、パキスタン、トルコ、シンガポール、タイ、アラブ首長国連邦、ヨルダン、モロッコ、イラクなど各国の空軍が採用しています。

さらには、今後の採用予定国として、ルーマニア、ブルガリア、スロベニアが検討しているとの事で、これほど多くの国に採用されるという事は、戦闘機の性能がとても優秀な事を自ら証明しています。

これからも多くの国の空軍基地で、F16が見られるかと思うと、とても頼もしくなります。

F22 ステルス戦闘機

次に、多くの方が話題にするステルス戦闘機です、アメリカがどの国にも先駆けて初めて開発したステルス戦闘機が、F22となります。

外見的に無駄がなく、とても近未来的な戦闘機で、最初見たときは、見とれるほどかっこいい外観のした戦闘機で、空対空、空対地、空対艦全てに対応ができるマルチロール機としての機能を持ちながら、ステルス戦闘機としての自負からか、エア・ドミナンス・ファイター、航空支配戦闘機という呼ばれています。

愛称は、ラプターといい、意味は猛禽類になります。

主要装備には、中距離空対空ミサイル、AIM-120C AMRAAM、短距離空対空ミサイル、AIM-9L/Mサイドワインダー、AIM-9Xサイドワインダー2000、対地誘導爆弾、GBU-32 JDAM、GBU-39 SDB 、最大速度はマッハ2.42。

高いステルス性能と、アフターバーナーを使わないことで超音速巡航、スーパークルーズを行うことができ、そして短距離離着陸STOLを行うことができる、とても優れた戦闘機で、いままでの戦闘機には、戦闘機同士が空でミサイルを撃ち合うドックファイトと呼ばれる戦い方をしますが、ステルス戦闘機であるF22は、相手が発見する前に、レーダーで相手を捕獲し、空対空ミサイルを撃つことで、敵機を撃墜することができるので、限りなくドックファイトに入る可能性はないと言われています。

このF22の戦術は、先制発見、先制攻撃、先制撃破と呼ばれ、ステルス戦闘機のため、レーダーを感知させないための塗料を飛行機全体に塗っています。

素材には、チタニウムや、熱硬化性複合素材、アルミニウム、鋼鉄などが使われ、キャノピーには、金を蒸着コーティングすることで、コックピット内部へのレーダー波の侵入を防ぎ、2006年に行われたノーザン・エッジ演習に於いて、144機もの仮想敵機を撃墜したにもかかわらず、F22は1機も損害を出しませんでした。

アメリカ議会が技術流出を懸念したことから、各国への輸出はせず、アメリカ合衆国だけで運用されており、現在まで179機が生産されています。

F35 ステルス戦闘機

最後に、現在アメリカが開発を続けているもう一つのステルス戦闘機、F35についてです。

愛称はライトニング、第二次世界大戦時のイギリスの空軍機、ライトニングからつけられ、現在、開発途中ではありますが、アメリカ空軍への納入は2011年から行われています。

統合打撃戦闘機と名付けられ、通常離着陸のF35A、短距離離陸、垂直着陸が可能なF35B、空母に着くことができる艦載機であるF35Cの3つの体制から、統合打撃と呼ばれています。

F22との違いは、外観的にはあまりありませんが、パイロットのヘルメットに全ての情報が表示されるヘッドマウントディスプレイを採用、直感的な操縦を可能にしている点が、最大の違いで、また、胴体内兵器倉に多くの兵器を積むことが可能で、アメリカ空軍は、2500機を配備することを目指しています。

また、このF35 戦闘機の配備を目指している国は、イギリス、イタリア、オランダ、ノルウェー、デンマーク、オーストラリア、トルコ、カナダ、イスラエル、日本などがありますが、1機あたり189億円という高額な価格がネックとなっているのが実情です。

ステルス戦闘機は、多くの国で開発が進められているので、これからの戦闘は以前は考えられないほど変化をするでしょう。

アメリカは自国の技術を駆使して、ステルス機による新しい防衛とともに、世界の戦闘機市場をリードしていってほしいと思います。

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