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オーシャンマスター ベータチタニウムナイフ

チタニウムナイフ

オーシャンマスター βチタンナイフ

チタニウムナイフのブレード材であるチタンは、軽いということでよく知られ、鉄に匹敵する強度を持ちながら、質量は、鉄の約45%しかありません。

とても軽量なチタンですが、それに加え、耐蝕性が非常に優れているという、鉄にはない非常に有用な特性を備えています。

かんたんに言えば「錆びにくい」ということで、どのくらい錆びにくいのかと言うと、金属でもっとも耐食性に優れている、金やプラチナと、ほとんど変わらない耐食性能を持っています。
蛇足ですが金は美しい外観のほかに 展性・延性に優れ、電気抵抗が小さいため工業的にも有用です。

耐食性に優れるチタンは常温で海水、酸などの液体に沈めても、なにも化学的な反応をおこさず腐食などは起こしません。

また、刃物はブレードに使用されている鋼材が硬ければ硬いほど通常、切れ味がよくなります。

軽量で耐食性に優れているチタンですが、従来のチタン合金は硬度が低く、切れ味が良くありませんでした。

そのためナイフに適した素材とは言えなかったのですが、その点を解決したのがベータアロイというチタン合金、ベータチタニウムです。

チタン合金にはα合金、α+β合金、に分類され、ベータチタニウム合金は純チタンにバナジウムを22%、アルミニウム4%を含んだ合金を体心立方晶(β相)に同素変態させたものでα合金、α+β合金に比べ冷間加工性、引張り強度、ばね性、硬度にとても優れています。

一般のステンレスやチタニウムナイフの硬度が、170000(lbs/inch)の程度なのに対し30%ほど硬度が高くベータチタニウムは、240000(lbs/inch)。

そのベータチタンをブレードの鋼材として使用したのが、このベータチタニウムナイフです。

シースは樹脂製で排水と抵抗に配慮したドレインホールを有し、アキュラリィロック機構により脱落を防止。

レッグストラップが2本付属し太ももやふくらはぎに装着可能。

アメリカ海軍米軍の特殊部隊SEAL(SEA AIR LAND)の装備品に採用されており。非磁性体、低通電性から水中での魚雷・爆発物等の取扱作業にも適しています。

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