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東京マルイ 電動ガン FNP90 スタンダードモデル レビュー

p90
今回のエアガンレビューは、東京マルイ製スタンダード電動ガン、FN P90のレビューです。

この銃はベルギーのFN社が開発、製造したPDW(パーソナル・ディフェンス・ウェポン )と呼ばれるモデルで、主に世界各国の特殊部隊などで使用される銃です。

P90といえば、ブルパックであることや、PDWであるがゆえに攻撃力が尋常なじゃないほど高いなど、話題を上げればきりがないような銃ですが、一番はこの独特な形でしょう。

初めて見た人は「なんだこれ」みたいな反応を示すことがありますし、逆に「なにこれ、かっこいい」のような反応のどちらかになると思います。

ちなみに自分は前者でしたが、後に後者になった口です。

この好き嫌いがはっきり別れ、一見使いにくそうに感じるこの形は、人間工学に基づいた形です。

なんでも、弾丸の強化、攻撃性、特殊部隊での利用を考えた剛性やコンパクト性、拡張性や操作性などをすべてを追求めて行った結果こうなったそうです。

実際に持てば手にしっくり来るので分かるのですが、なにより見た目から敬遠してしまう人は、この銃をちらっと見ただけで違う銃を手にとってしまうため、見た目が嫌いな人でもぜひ取ってみて欲しいと感じます。

実際、実銃も従来の銃に比べて特徴的な形だったが故に、一部保守的な人からは敬遠されたことがあるそうですが、1997年に起きた在ペルー日本大使館公邸占拠事件では、イギリスの特殊部隊SASが突入する際映像に写ったこや、優秀な結果を収めたことから、その有効性や、存在感が一躍有名になったといいます。

日本でもこの映像とあの独特なフォルムから、不思議な形の銃として有名です、実際、あの独特な形ゆえに多くの漫画やアニメで主人公等が使う銃としてしばしば見かけます、例えば、有名所で言えば漫画「ガンスリンガー・ガール」あたりですね。

そんな特殊な形で有名なP90。

今回はその東京マルイがモデルアップしたP90のうち、ダットサイトを載せたスタンダードモデルを見ていこうと思います。

それではまず、データの方から見ていきたいと思います。

東京マルイのホームページにとると

だそうです。

この銃のカタログデータを見た時、感じることは軽い!短い!だと思います。

実際504mmはサブマシンガンクラスの小ささで、非常に扱いやすいモデルで、プルバック機構を積んでいるため、インナーバレルも長く、性能としてはM4クラスに匹敵します。

さらに、ドドドという重低音の様な発砲音がするためサプレッサーとの相性がいいです、それをつけても対して長くならないことを考えると、この小ささは恐ろしい利点であります。

また、小ささと並び驚くべきことが、ムダなパーツを全力で排除したモデルがゆえに重量も恐ろしく軽いことです。

普通、カタログスペックにはバッテリー抜きで表記がされるのですが、このP90はバッテリー込みで表記されています。

自分はそのことに驚き、二度見したほどです。

というのも、バッテリーを入れても2キロと、なんだかちょっとと恐ろしいことになっています。

恐ろしいなんて抽象的な表現をするのはレビューでは相応しくないかもしれませんが、あえてそうしたのは訳があります。

それはこのデータはダットサイトを載せたモデルのデータだからです。

このデータの恐ろしさがわからない人に例えを示すと、マルイの中でもデカイ重いで有名なM14は、ダットサイトなどのアタッチメントを載せて計測すると、約4キロ近くあります。

一方、P90はアタッチメントを載せてもその半分。

これを考えると、この軽さは特筆に当たるべき驚くべき数値です。

この重さは、金属パーツなどが少なことから実現できたデータで、あまりの軽さにスタンダード電動ガンの一号作品、フルプラスチックのファマスを彷彿させる数値ですが、(実はこの数値は、そのフルプラスチックのファマスさえも凌駕する数字なのですが)ちゃちいなんてことはなく、むしろ堅牢な作りであるといえます。

それは、このP90が出っ張りが少なく、四角い形であるからです。

なんで四角くて堅牢なのかというのは、万一コケたとしてもM16の様に、真ん中からバッキリ行くような要素が無いことに加え、強化プラに覆われているストック部分は、メカボックスとバッテリーが入っている為に頑丈であるからです。

さらに嬉しいことに、このフルプラスチックの仕様は、実銃が強化プラスチックのような質感ですので、リアルさも演出しているともいえます。

つまりP90は、軽さもリアルさも備えた素晴らしいモデルであるといえます。

先程から驚いてばかり居るようですが、更に驚くべきことに、このP90は実銃の様にテイクダウンが可能であることです。

これはマガジンを取り外した後、ボタンがあるのでそこを押すことにより、レシーバーが簡単に取り外せます、この機構により場面ごとにレシーバーが変更できます。

実際、僕は諸事情でP90を2本持っていたため、作戦ごとにダットサイトタイプとレールタイプを切り替えるなんて、本物のような運用をしてニヤニヤとした思い出があります。

レシーバーのコッキングハンドルが少し軽い作りであり、排莢パーツ事エジェクションポートが連動しないのは少し残念ですが、テイクダウンを考えれば納得出来るかと思います。

そして、このP90の特徴的なフォルムに一役買っているマガジンですが、このマガジンの場所はサバゲー使用に対して嬉しい事があります。

それは上から下へと給弾が行われることから、マガジン交換時に弾がポロッといく弾漏れが無いことです。

確かに完全に撃ち切れるかと言われると、少しのこることがありますが、その上にのせるようにマガジンを交換すれば実質最後の一発まで撃ち切れる仕様と言えるでしょう。

マガジンといえば、透明なケースに入っており、ノーマルマガジンではダミーカートが見える仕様となっています、これだけでもテンションが上ります。

中に入っているダミーカートもショボイなんてことはなく、十分観賞用に使えるレベルです。

また、多弾倉マガジンも透明素材ですので、サバゲーなどでの使用を考えた際、あとどれだけ入っているのかが、一目瞭然に見える仕様は地味に便利だといえます。

さて、今回の総評をしたいと思います。

今回この記事を書いていて真っ先に思ったのが、これはすごくサバゲー向きな銃だということです。

僕は色々なエアガンを見てきましたが、このレビューを書いていて「P90ってこんなすごかったっけ?」というような驚きの連続でした。

考えれば発売以来、多くのユーザーに支持され、多くのミリタリー系の店舗でM4と並び、売れていますというポップを見かけます。

実はこのレビューを書くまでなんでだ?と疑問に思っていたのですが、改めてデータを見た所、あまりの凄さに売れているのも納得だと思いました。

ぶっちゃけてしまえば、2キロ弱という軽さに加え、500ミリのボディーに247ミリのインナーバレルを持ったこの銃は弾速も早く、取り回しがし易い、更にデフォルトでダットサイトが付いていること、その上拡張用レールが付いて価格が3万円前後というのはもはや、すべての場面とユーザーに対応できる完璧なモデルと言っても過言でないのではないか、とすら感じています。

まるで怪しい通販サイトの様な文句ですが、このデータを見るとそう言わざる得ません。

初心者の方も、熟練者の方も、そして観賞用にする方も、どの方が買っても損はない素晴らしいモデルだといえます。

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