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東京マルイ Mac10 電動マシンガン レビュー 2

東京マルイ マック10

東京マルイから発売されているコンパクト電動ガン「マック10(フルセット)」のレビューです。

マック10は、1964年にゴードン・イングラム氏によりAAI社で設計が開始された短機関銃です。(非常に小さいサイズのためマシンピストルに分類されることもあります)

AAI社での設計後に、イングラム氏の経営していたSIONICE社での試験生産を経て、SIONICE社が社名変更したMAC社にて、本格的な生産が行われました。

これによりMAC10と呼ばれるようになり、同時に設計者であるイングラム氏の名前から、イングラムM10と言われるようになります。

パーツの大半がスチール板からのプレスで成型可能で、単純な構造と加工のしやすさから、高い生産性を持っています。

また、単純な構造は生産性だけでなく、作動不良を発生しにくい利点もあり、頑丈な銃としても知られています。

外見は四角く無骨なシルエットをしており、全長が短く、簡易的なスライドストックを装備しています。

また、サプレッサーの使用を前提としているため、マズルにはネジが切られています。

MAC10はフルオート時の連射速度が非常に速いことでも知られており、その速度は1マガジン32発(45口径モデルでは30発若しくは40発のマガジンもあります)を1.5~1.7秒程度で撃ち尽くしてしまうほどです。

カタログ上の連射速度は毎分1,090発とされています。

参考までにH&K社のMP5が毎分800発前後です。

MP5系の短機関銃の1.25倍から、1.35倍近い速度を持っていると考えると、その速度は確かに「非常に速い」と言われるだけのことはあるかと思います。

フルオート時にはすぐに残弾がなくなるというデメリットがありますが、これは逆に「扱えるならば、極短時間に同一目標に対して多数の銃弾を撃ち込める」ということでもあり、この点は登場当時、とても高い評価を得ていました。

一方で小さいサイズに対して、それほど速いサイクルで連射するために、しっかりとした操作を行うにはきちんとした習熟が必要とされており、軍が特殊作戦用に導入したものの、誤射が多発、命中精度に優れるMP5系の銃器に役割を明け渡す結果にもなっています。

そして、高い生産性により、安価な銃ということもあり、日本国内ではあまり馴染みがありませんが、犯罪者やテロリスト御用達といった側面もあります。

政治的抗争などで犯人グループがMAC10が使用していた。ということも珍しく無いなど、安価な点が裏目に出ている面もあります。

余談ですが、設計者であるゴードン・イングラム氏は米国の防衛産業に置いては名が知られている人物の一人でもあり、重鎮の一人として数えられていたこともあるそうです。

また、MAC10の設計者であり、MAC10の名前が知られるようになってからは、イングラム氏のことを「マシンピストルの父」と呼ばれることもあったそうです。

そもそも「MAC10はマシンピストルなのか?」という疑問が浮かびますが、マシンピストルの定義自体はかなり曖昧なため、判断はし難い部分だと思います。

概ね「自動拳銃にフルオートや3点バーストを付与した銃」を指すか、「自動拳銃サイズにまで小型化された短機関銃」を指すため、MAC10も「一応」マシンピストルに分類されると思います。

東京マルイから発売されている「マック10」ですが、コンパクト電動ガンシリーズということでフルセットになっています。

またマック10はセット内容に、サプレッサーハンドストラップが追加されています。

全体的にプラ製の部分が多いですが、仕上げをしっかりとされているためつや消しの渋めの質感になっています。

マズルには付属のサプレッサーを装備するためのネジが切られ、このネジは正ネジ使用になっているため、逆ネジと勘違いしてしまうと幾ら回してもサプレッサーが入らないことがあるため注意が必要です。

また、付属しているマズル取り外し用のツールを使用することにより、マズル先端部分を取り外すことが可能です。

取り外すと14mm逆ネジ仕様になっているため、各種サプレッサーやフルオートトレーサーが装備可能です。

また、マズル部分はイモネジなどの固定部品が無い代わりに、Oリングが嵌められているため、比較的緩みにくい仕様になっています。

付属のサプレッサーは、表面がラバーコーティングされており、しっとりとした落ち着いた質感になっています。

内部は通常のサプレッサーと同様のパイプ状の吸音スポンジになっており、サプレッサー自体の大きさと相まって、消音性能はそれなりに高めになっています。

また、安全のために装着する保護キャップは通常時、サプレッサー時どちらにも対応出来る形状になっています。

本体に装備されたスライドストックはスチール製になっており、かなり頑丈に出来ています。

ストック部分だけでなく、スライド部分も金属製になっており、グラ付きも殆どありません。

ただし、ストックのポジションは最短と最長の2箇所のみになっており、本体の小ささもあるため、決して使い易いという物ではない点には注意です。

HOPUPは可変式です。

レシーバー上部のボルトハンドルを引くとボルトを模したカバーが展開され、可変HOP調整用のダイヤルへのアクセスが可能になっています。

調整方法はダイヤル式で、ダイヤル自体がかなり大きく作られているため、細かな調整もし易く、操作性は良好です。

バッテリーの取り付け・取り外しは本体前方から行えるようになっています。

セフティをONにし、レシーバーピンを押し、フロント部分を取り外します、あとは他のコンパクト電動ガンと同じ用に付属のバッテリーを方向に気をつけながら所定の位置に挿入するだけでになっています。

取り外す際はバッテリースペース横のツマミを引っ張ることでバッテリーを取り外すことが可能です。

マガジンは通常マガジンは65発、多段マガジンはゼンマイ式の480発とコンパクト電動ガンの中でもかなりの大容量になっています。

マガジンは外装がスチールプレス製のフルサイズになっており、長く、厚みがかなりあります。

そのため、サバイバルゲームなどでマガジンを多めに携行する場合などには専用のマガジンポーチが必要になる可能性があります。

通常マガジンは外観を崩さないために実銃のマガジンリップが再現されており、本体に装着した際に、マガジンリップ後部が下がる仕組みになっています。

480連の多段マガジンではこの部分が丸々オミットされ、代わりにBB弾を流し込むためのポケットと蓋になっています。

実射した感覚では、MP7よりも少し動作が軽快になったかなという印象ですが、まだ純正のバッテリーでは少しパワーが足りていないように感じます。

弾道自体はマルイ製ということで安定しています。

ですが、初速が抑え目なため、屋外のフィールドで使う場合などには、少し不安な部分が残るかなと感じました。

付属しているサプレッサーは消音性能も高めで、わざわざ他社製のサプレッサーに取り替えるような必要性は感じないほどのものでした。

とにかく気になるのがバッテリーの非力さです。

この点を解決できるだけでサバイバルゲームでもかなり実用的なレベルになります。

持ち前の軽さ、コンパクトさがあるため、動き回る人、特にアタッカーの方などにオススメしたいモデルだと思います。

カスタムパーツメーカから専用の変換コネクタなどが発売されているため、それを使用してリポバッテリーを接続し、内装を僅かにカスタムするだけで、一気にメインウェポンとして採用できるレベルの性能になるかと思います。

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