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身近にある軍隊発祥のアイテム

Trench coat

戦場で使うために開発された軍隊発祥のアイテムで、現代の日常に溶け込んでいるものは数多くあります。

小学生のランドセル

ランドセル

By: ajari

まずは小学生の必需品のランドセルです。

もともと導入されたのは将兵の携帯品を入れておくバッグとして、オランダから導入されたバックパックが元となっています。

小学生の通学用として利用されはじめたのは最近になってからで、高度成長期に入った頃と言われています。

ランドセルが日本に広く浸透したきっかけは、伊藤博文がお祝いの品として、大正天皇の入学の際に献上されたことがきっかけとなっています。

軍事利用が元となったティッシュ

日常生活には欠かせないティッシュ、こちららも第一次世界大戦中に開発され、ガスマスクのフィルターとして導入されました。

日本に定着したのは終戦後、ティッシュが大量に在庫が余っていたので、アメリカのある会社がメイク落とし用として発売した事がきっかけで一般に普及しました。

当時は使い捨てるという発想はなく、布やタオルで汗やメイクを落としていたので、何度も洗って使うという行為に女性は衛生の面に不安が残り、さらにはその後の洗うという行動も面倒、ということでティッシュの登場は大歓迎され、昭和28年には日本でも箱型ティッシュが発売されました。

街で良くもらうポケットティッシュは日本が発祥で、昭和29年に粗品としてみずほ銀行が配布したのがきっかけです。

軍事ネットワークの為に開発されたインターネット

インターネットも、アメリカが冷戦時代に国防用としてネットワークを構築する為に開発されました。

戦闘を開始し攻防戦の最中、通信網が破壊されると通信機能がなくなるため、中央で集める電話機タイプではなく、サーバーを分散させるタイプのシステムという形として通信網を構築していました。

通信網自体に直接相手を破壊する力はありませんが、このような通信が破壊されると情報が遮断され、戦闘結果にどう影響するのかというのは想像に難くありません。

相手がどんな編成なのか、どんな装備なのか、進行ルートなどを確認し伝えるだけで、こちら側としては作戦が立てやすくなりますし、情報を元に適切な判断が出来るようになるなど、相手の弱点も狙え、勝率が上がる効果もあります。

また、インターネットの以前に登場したパソコンの計算能力の高さも、戦争には欠かせないもので、弾道計算を自動化するという目的で開発進化を遂げてきました。

戦争において航空機の設計には航空力学が必要になりますし、砲撃する際、弾道がどう動くか、ということにも計算が必要となります。

第二次世界大戦には、電卓をつかい弾道計算を仕事とする女性たちが数多く軍に採用され、彼女らの計算結果をもとに兵器の開発を行っていたという歴史があります。

計算用だった電卓から、第二次世界大戦中に記録用のテープが開発され、暗号解読用のコンピュータや複雑な問題を解くために1秒間に5000回、足し算引き算が出来る能力を持ったものまで登場しました。

位置を特定するためのGPS

それと付随して、現代のハイテク機器に必ずと言っていいほどついているのが、位置を特定するためのGPS機能です。

これらは位置を特定するために開発されたもので、人工衛星の電波をキャッチして誤差数十メートル以内で特定できる機能を持っています。

開発はアメリカで利用も無料ということで、世界中がこのGPSを利用などとと言った軽いものでなく、依存しきっている状態です。

天気や地殻観測、そして航行運行用と幅広く日常でも使われ、軍隊では兵器の誘導に、なくてはならないものになっています。

特に活躍したと有名となった戦闘はイラク戦争で、アメリカ軍の地上部隊が目印もなく砂漠への進行が出来るようになっただけではなく、爆弾も誘導出来るように、それも安価ででき、現代ではGPSなしでは軍隊は何もできないといわれるほどです。

現代、アメリカのGPS電波に頼っているために、ひとたび戦争となると、GPSの精度を落とされたりと、制限がかけられることもあります。

戦争が始まる前と始まったあとにGPS精度を計測すると、敵側としてアメリカのGPS電波を利用すると、最低でも600m以上の誤差が出るようになっており、そのために各国が独自にGPSを開発している現状もあります。

兵器用の技術で温める電子レンジ

電子レンジの技術は、もともと軍事技術として開発されたマイクロ波を利用したものです。

お手軽に食品を温めることが出来ることで、今や一家に1台はある電子レンジですが、軍事レベルでは殺傷能力が低く、体を火傷させる程度の効果しかなく導入が見送られ、一般に料理器として登場することとなりました。

マイクロウェーブを充てる実際の兵器として、非殺傷兵器「ADS」と呼ばれるものがあり、射程範囲は800m以内で皮膚を過熱させる力を持っていますが、死ぬことはない威力です。

アフガニスタンに配備されたことはありますが、実戦投入はされていません。

痛みとしては耐えられない熱さとなっており、範囲も広く威力も十分ですので、暴動鎮圧といった形に導入される予定となっています。

ミリタリーファッション

またファッションとしてミリタリーと呼ばれるものがありますが、見た目の話で、私たちが着用している服はほとんど軍隊からの転用されたものとなっています。

有名なものではコート類で、Pコートは海軍でトレンチコートは主に陸軍で、どちらも過酷な寒さの中でも戦えるように開発されました。

トレンチの意味は塹壕という意味で、それぞれのコートにボタンが並んで二つずつついているのは、1個ボタンが取れても片方で止めることが出来るように作られている出来ており、動きに支障がないように作られています。

そしてビジネスには欠かせない紳士服、そのほとんどは軍服が元になっていることも良く知られています。

ズボンとジャケットに至っては古代ローマから生まれており、スーツの原型となったはルイ14世が軍服に採用したことが始まりと言われています。

さらにカジュアル服で有名なパーカーはアメリカ軍が戦闘服として利用していました。

基本的に男性の洋服は軍隊からの派生したものが、ほとんどだと思っても差し支えありません。

ナポレオンが開発させた保存の技術

そして食事に関しても携帯性を備えたものが数多く登場しています。

缶詰は遠征で栄養失調にならないようにナポレオンが開発させた瓶詰の技術が元として知られています。

缶切りの登場はその後50年後で、それまではナイフやハンマーで叩き、時には銃を撃ち開けて利用していました。

殺菌技術の発達に貢献し、兵隊たちの栄養補給にもなった缶詰ですが、意外にも生まれてから50年ほどして、やっと長持ちする理由が分かったという逸話も持っています。

こうして見ると、軍事利用で開発されたものが日常生活に溢れていることがお分かりいただけたでしょう。

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