お客さまよりご依頼頂きました商品につきまして修理対応をさせて頂きました。
・ASG CZ 805 BREN A2 海外製電動ガン
ご依頼内容はバッテリーを接続しても動作しないとのご依頼でした。
バッテリーの脱着の際に本体側のバッテリー接続コネクタが外れる等の不具合があり、お客様にて配線の補修修理を試みたものの動作しなくなったとの事で本体を分解し調査した結果、搭載されているFETデバイスからスイッチへ繋がる配線の断線により動作しなくなった事が故障の原因でした。今回FET配線の断線修理に加え、オーバーホール作業・各部再整備にて修理対応となりました。
ASG CZ 805 BREN A2 海外製電動ガン 修理内容
故障状況
修理に使用したパーツ
■計:1点
・GAW FRUS-Oリング 電動ガン用 ¥420
https://repmart.jp/products/ra01119.html
修理内容
1)本体分解、故障原因の特定【FET基盤からスイッチへ伸びる配線の断線】
《本体後部バッテリー接続ケーブル部》
2)メカボックス内部オーバーホール作業(分解部品洗浄)
《使用部品:GAW FRUS-Oリング 電動ガン用》
6)再組立て、グリスアップ、オイル注油、スイッチ接点グリス塗布
8)ロアレシーバーユニット組み上げ、FET基盤・配線の絶縁処理
《ロアレシーバーへメカボックス組み込み》
《修理後の本体バッテリー接続ケーブル部》
■最終動作確認、約30mの距離で弾道検査、ホップアップ調整、初速計測チェックの後お客様へご返却となります。
■修理後の初速 【弾速測定器:X3200 MK3にて計測】
・ノンホップ時 94m/s(0.2gBB) 適正ホップ時 91m/s(0.2gBB)
※約30mの距離で弾道検査、ホップアップ調整。0.2g弾で調整済み。
修理・カスタム担当者コメント
今回ご依頼頂きましたのはASG CZ 805 BREN A2 海外製電動ガンでした。上記8項目の作業を実施致しました。FET基盤の配線断線箇所をハンダ付け・絶縁補修致しました。メカボックス内部につきましてはオーバーホール後、ギアシム調整・ベベルギアの位置出し等各部を調整、またシリンダーとピストンヘッドの気密が取れていなかった為カスタム品のOリングへ交換し気密性能を改善、グリスアップ・オイル注油・スイッチ部接点グリス塗布を行い再組み上げ済みです。インナーバレル・チャンバーユニットにつきましても、分解・清掃・メンテナンス済みです。修理後の初速は90m/s(0.2gBB)以上出ており、セミ・フルオート発射動作問題御座いません。メカユニット内部を再整備した事により海外製品特有のメカノイズは低減、快適な発射動作を楽しめます。
本商品はデンマークのASG社がチェコのCZ社より正式ライセンスを取得し製造・販売している商品になります。製品の製造自体は台湾ですが正式ライセンス品という事もあり外観の精巧な出来栄え、また金属を多用した強度・重量感には非常に驚かされました。観賞用としても十分通用し一般的な海外製電動ガンとは一線を画す商品です。内部パーツは全てキングアームズ製だった事からキングアームズが本体の製造を請け負っているのかもしれません。本モデルはリポバッテリー使用時でのスイッチ焼けを防止する為のFETデバイスが標準搭載されており、内部構造自体はスタンダード電動ガン同様非常にシンプルです。ただ、ボディの分解・組立ては非常に難が御座います。個人様での分解はお勧め出来ませんので修理・カスタムをご希望の際には是非とも弊社へご依頼をお願い致します。
弊社では国内/海外製電動ガンの修理・メンテナンス・カスタムが可能です。
ご依頼の際にお気軽にお問合せ下さい。