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G&G ARMAMENT PCC45 海外製電動ガンのカスタムをさせて頂きました

お客さまよりご依頼頂きました商品につきましてカスタム対応をさせて頂きました。

・G&G ARMAMENT PCC45 海外製電動ガン

カスタムご依頼内容は『初速性能向上・弾道の安定・メカボックス内部の再整備、ギアノイズ低減』でした。

現状、0.25gBB弾にて71m/sと初速が低い為①80~83m/sの範囲で初速性能を向上、②弾道安定の為『V型2点ホールドタイプ』宮川ゴム製チャンバーパッキン(硬度50°)へ交換、③メカボックス内部の再整備、ギアノイズ低減をご希望頂きました。

今回、メカユニット・チャンバーユニットをメインにカスタム製作を実施致しました。

G&G ARMAMENT PCC45 海外製電動ガン カスタム内容

カスタムご依頼内容

『初速性能向上・弾道の安定・メカボックス内部の再整備、ギアノイズ低減』

カスタム製作のポイント

①メカボックス内部をオーバーホールメンテナンス
②不具合箇所の修正:ベアリング軸受け固定
③メカボックス内部の再整備
【ギアシム調整、カスタム品の金属歯ピストンへ交換・ピストン位置の最適化(AOE調整)、メカノイズの低減】
④ピストン重量を増やし軽めのメインスプリング使用でも重量弾(0.25g)をしっかり押し出せる様調整
⑤メインスプリング交換・初速調整【指定あり:0.25g弾 80~83m/s】
⑥チャンバーパッキンを宮川ゴム製『V型2点ホールドタイプ 硬度50°』へ交換

カスタム製作に使用したパーツ

■計:4点
・GAW アジャストスペーサー AOE調整用 ¥820
https://repmart.jp/products/ra04071.html
・SHS Airsoft 不等ピッチスプリング M90 ¥572
https://repmart.jp/products/th1011.html
・J-ARMAMENT フルティースピストン ¥2,980
https://repmart.jp/products/ra01502.html
・宮川ゴム チャンバーパッキン 3種セット ¥1,080
https://repmart.jp/products/mi51705.html

カスタム作業内容

1)本体分解、内部検査
《フロント・レシーバー・ストック分解》
《ロアレシーバーユニット》
《後部に小型のMOSFET搭載》
《メカボックス外観》

《メカボックス内部》
《給排気パーツ》
《ピストンはポリカ製、ラック歯の数はセクターギアのカット歯数に合わせている》
《ピストンヘッド》
《セクターギア歯は13枚、通常16枚に比べ3枚カットされている》
《ベアリング軸受けの外れあり》
《ギア比は18:1 スタンダード、セクターギア歯数は13枚で7.4v駆動時のレスポンスを高める為と思われる》
《ETU搭載》
《分解部品検査》

2)メカボックス内部オーバーホール作業(分解部品洗浄)

3)外れているベアリング軸受けの再固定
《接着固定》

4)ギアシム調整:ギア3点を円滑にドライブ出来る様調整

5)ベベルギア・モーターピニオン位置出し・ノイズ調整

6)耐久性能を高める為金属歯ピストンへ交換、ピストン位置を最適化(AOEアジャスター装着)、ウエイトを追加しピストン重量を増量
《使用部品:J-ARMAMENT フルティースピストン》
《使用部品:GAW アジャストスペーサー AOE調整用》
《ピストンヘッド加工・アジャスター装着》
《スペーサーを外しウエイトを追加》
《軽いスプリングテンションでも重量弾を押し出せる様にピストン総重量を20g→28gへ増量》
《ネジロックで接着固定》
《ピストンユニット完成》

7)AOE調整後セクターギアピックアップ歯の角度確認【ピストン破損対策・ドライブ時の負荷軽減・立ち上がり動作の改善】
AOE調整前:ピストンドライブの際斜め方向に負荷が掛かる状態》
《AOE調整後:ピストンを水平方向にドライブ・負荷を逃がす状態》

8)メインスプリング交換・初速調整(80〜83m/s:0.25gBB)
《使用部品:SHS Airsoft 不等ピッチスプリング M90》

9)再組立て、グリスアップ、オイル注油

《メカボックス完成》

10)インナーバレル・チャンバーユニット清掃、チャンバーパッキンを『V型2点ホールドタイプ』へ交換
《チャンバーユニット分解》
《ホップ突起はV型形状、硬度は硬め》
《使用部品:宮川ゴム チャンバーパッキン 3種セット》
《ホップ突起形状:V型2点ホールドタイプ使用、硬度50°》
《組み込み後ホップ突起形状のチェック》
《チャンバーユニット完成》

■最終動作確認、約30mの距離で弾道検査、ホップアップ調整、初速計測チェックの後お客様へご返却となります。
■初速 【弾速測定器:X3200 MK3にて計測】
・カスタム前 ノンホップ時:80m/s(0.2gBB) ノンホップ時:71m/s(0.25gBB)
・カスタム後 ノンホップ時:92m/s(0.2gBB) 適正ホップ時:91m/s(0.2gBB)
ノンホップ時:82m/s(0.25gBB) 適正ホップ時:80m/s(0.25gBB)

※約30mの距離で弾道検査、ホップアップ調整。0.25g弾で調整済み。

修理・カスタム担当者コメント

ご依頼頂きましたのはG&G PCC45 海外製電動ガンでした。上記10項目の作業を実施致しました。メカボックス内部のオーバーホール後、ベアリング軸受けの再固定・ギアシム調整・ベベルギアの位置出し・ピストン位置の最適化等各部再整備を実施、耐久性向上の為ポリカ製ピストンを金属歯ピストンへ交換、メインスプリングをカスタム品へ交換、グリスアップ、オイル注油を行い再組み上げ済みです。

初速性能を高めるにはメインスプリングを強化品へ交換する必要が御座いますが、本機種は7.4vリポでの駆動限定となり高電圧リポ(11.1v)は使えない為強力なメインスプリングへの交換は出来ません。対策としまして、ピストン内部にウエイトを追加し重量を増量しテンション弱めのメインスプリングでも重量弾をしっかりと押し出せる様加工、上記ピストン位置の最適化(AOE調整)と併せて極力レスポンス性能が低下しない様カスタム致しました。

インナーバレル・チャンバーユニットにつきましては、分解・清掃・メンテナンス済み、ホップパッキンゴムはご指示頂きました『V型2点ホールドタイプ』へ交換致しました。当初は純正パッキンの硬度に合わせ60°で弾道検査を行いましたが、硬度50°の方が弾速の落ち込みが少なく弾の伸びも良かった為、最終的にお客様ご希望の『硬度50°』で組み上げ済みです。左右へのブレも無く真っ直ぐ伸びる弾道へ変化し集弾性能を向上させています。カスタム後の初速はご指定頂きました80〜83m/s(0.25gBB)の範囲に調整済み、メカボックス内部を再整備した事により動作時のメカノイズは低減しています。

本ご依頼品は数か月前に発売されたばかりの新型モデルとなります。見た目は同社のARP9に似ていますが、細身のM-LOKハンドガード・フォールディングストックを備えスマートで洗練されたデザイン性で取り回しの良い製品となっております。内部性能につきましては7.4v 20Cリポでの駆動限定となる為、レスポンス性能を重視する為セクターカットとメインスプリングテンションが弱めに設定されている様です。その為、元々初速が低くく重量弾使用時に初速が落ち込みやすい点が御座います。今回のカスタムにより7.4v駆動時でのレスポンス性能を維持しつつ、駆動系統の再整備により重量弾ご使用時での初速性能を向上・弾道の安定化を図らせて頂きました。お客様がご使用により感じた欠点を修正・改善を行い結果をフィードバックさせていく事が『カスタム』本来の形となります。

弊社では電動ガン全般の修理・メンテナンス・カスタムが可能です。
ご依頼の際にお気軽にお問合せ下さい。

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