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AVENGER PP19 Bizon スポーツライン 海外製電動ガンのカスタムをさせて頂きました

お客さまよりご依頼頂きました商品につきましてカスタム対応をさせて頂きました。

・AVENGER PP19 Bizon スポーツライン 海外製電動ガン

ご依頼内容はWEBショップで新品の本体(ご依頼品)とバッテリーをご購入したものの『バッテリー充電後に本体へ接続しても動作しない』とのご依頼でした。

今回、不具合の修理と併せて『内部メカユニットの再整備、信頼性の高いマルイ純正部品へ交換』のカスタム整備をご希望頂きましたので修理と併せて各部カスタム対応させて頂きました。

AVENGER PP19 Bizon スポーツライン 海外製電動ガン カスタム内容

カスタムご依頼内容

1)内部メカユニットの再整備
2)モーターを東京マルイ EG-1000へ交換
3)チャンバーパッキンゴムを東京マルイ純正パッキンへ交換

修理・カスタム製作のポイント

①メカボックス内部オーバーホールメンテナンス
②外れている軸受けの再固定
③モーター交換:東京マルイ EG-1000
④駆動系統の再整備【ギアシム調整・ベベルギア位置出し・モーターノイズ調整】
⑤シリンダーヘッドとシリンダーの気密漏れを修正
⑥再組立て、グリスアップ、オイル注油、スイッチ接点グリス塗布
⑦セレクタープレート金属面とスイッチ接点端子の接触不良を修正
⑧チャンバーパッキンゴムを東京マルイ純正パーツへ交換
⑨ホップアップ突起の突き出しが浅くホップの掛かりが悪い為、ホップアーム部分を調整

現在の状態

・バッテリーを接続しても動作しない

カスタム製作に使用したパーツ

■計:2点

・東京マルイ 電動ガン用 EG1000(S) ハイトルクモーター ¥3,400
https://repmart.jp/products/m179906.html

・東京マルイ 純正パーツ チャンバーパッキンゴム ¥330

カスタム作業内容

1)本体分解、故障原因調査【セレクタープレート金属面とスイッチ端子の接触不良】
《メカユニット》
《ピストンが後退した状態で停止している》

《テスターで導通検査、反応無し》
《メカボックス内部》
《給排気パーツ類》
《ピストンはセクターギアとの接触を予防する為に2番目ラックがカットされている》
《シリンダーヘッドとピストンヘッドに隙間がありエアが漏れ気密が取れていない》
《ギアの軸受けが外れている》
《ギア比は18:1 標準タイプ》
《スパーギア下側がメカボックスに接触した形跡あり、シム調整が出来ていない》

《スイッチ端子とスイッチ側端子の接触に異常無し》
《バッテリー電圧を加えるものの動作しない》
《ヒューズは切れていない》
《故障箇所を特定:セレクタープレート金属面とスイッチ端子の接触不良》
《奥側へ引っ込み過ぎた端子を手前に引っ張り出す》
《電圧を加えて動作チェック:OK、正常に動作》
《分解部品検査》

2)メカボックス内部オーバーホール作業(分解部品洗浄)

3)外れている軸受けの再固定

4)モーターを国産モーターへ交換
《使用部品:東京マルイ 電動ガン用 EG1000(S) ハイトルクモーター》
《上:マルイ製 下:海外製》
《モーターホルダー装着》

5)ギアシム調整:ギア3点を円滑にドライブ出来る様調整

6)ベベルギア・モーターピニオン位置出し・モーターノイズ調整

7)シリンダーとシリンダーヘッドの気密漏れを修正
《シールテープでシリンダーヘッドの厚みを嵩上げ》

《気密チェック:OK》

8)再組立て、グリスアップ、オイル注油、スイッチ接点グリス塗布
《スイッチ端子と接点端子の接触具合を調整》
《メカボックス内部完成》

《メカユニット完成》

9)セレクタープレート金属面とスイッチ接点端子の接触不良を修正
《スイッチ端子が奥に引っ込んでプレート端子と接触出来ない状態》
《絶縁テープに厚みを持たせてスイッチ端子の下側に挿入》
《プレート端子とスイッチ端子が正常に接触出来る状態に改善》
《改善後》

10)インナーバレル・チャンバーユニット清掃、チャンバーパッキンゴムを国産品へ交換
《インナーバレル内は酷く汚れている、清掃が必要》
《チャンバーユニット分解》
《海外製の硬質なパッキンゴムが入っている、交換が必要》
《インナーバレル内清掃》

《東京マルイ純正パッキンへ交換》
《使用部品:東京マルイ 純正パーツ チャンバーパッキンゴム》
《チャンバーユニット組み上げ》

11)ホップアップの掛かりが悪い為、ホップアーム部分を調整
《押しゴムはマルイ製ではなく元の海外製を使用 左:マルイ製 右:海外製》
《ホップ突起の突き出し量が非常に浅い為テープをアームに貼り、押しゴムの突き出し量を増やす》

《改善後:ホップ突起がしっかり突き出している》
《チャンバーユニット完成》

■最終動作確認、約30mの距離で弾道検査、ホップアップ調整、初速計測チェックの後お客様へご返却となります。
■初速 【弾速測定器:X3200 MK3にて計測】
ノンホップ時:92m/s(0.2gBB) 適正ホップ時:91m/s(0.2gBB) サイクル数:15発/秒

※約30mの距離で弾道検査、ホップアップ調整。0.2g弾で調整済み。
※7.4v 30Cリポバッテリーにて検査致しました。

修理・カスタム担当者コメント

ご依頼頂きましたのはAVENGER PP19 Bizon スポーツライン 海外製電動ガンでした。上記11項目の作業を実施しました。メカボックス内部オーバーホール作業後、ギアシム調整、ベベルギアの位置出し等駆動系統の各部再整備を実施、モーターにつきましては信頼性の高いマルイ製EG-1000へ交換致しました。シリンダーとシリンダーヘッドの気密漏れが御座いましたので同時に修正、グリスアップ、オイル注油、接点グリス塗布を行い再組み上げ、メインスプリングにつきましては組み込み後初速低下もなくバネ鳴り音も大きくない為そのまま純正品を使用しました。

インナーバレル・チャンバーユニットにつきましては清掃後、マルイ純正チャンバーパッキンゴムへ交換致しました。ホップアームを最大にしてもホップの効きが悪かった為、アーム部分を調整しホップが効きやすい様調整致しました。カスタム後の初速は92m/s前後(0.2gBB)、セミ・フル発射動作問題御座いません。各部再整備後、動作時のメカノイズは非常に静かでパーツ組み換えによりレスポンス性能が向上、BB弾の弾道につきましても真っ直ぐに伸びる弾道になっています。

今回ご依頼頂きましたのはAVENGER PP19 Bizon スポーツライン 海外製電動ガンでした。販売価格は¥15,000前後と格安電動ガンでありがなら『スパイラルマガジン』と呼ばれる大容量の円筒状のマガジンを銃身下部に装着する従来のアサルトライフルと違い異色なデザインでマガジンが下に突き出さない為、伏せた際での安定した精密射撃が容易であるメリットも御座います。トイガンとしましてBB弾を約1200発装填可能との事です。お値段が安い反面海外製品の為、本ご依頼品の様にご購入後箱出し状態で動作自体しない場合も御座います。また、内部メカボックスコストダウンの為安価なパーツが使用されておりセッティングも適切ではない点も御座います。今回、お客様とご相談し必要な箇所に絞り信頼性の高い国産パーツへ組み換えを行い性能の向上、不具合箇所の修正も同時に実施させて頂きました。完成後は国内製電動ガンと性能は大差なく、非常に快調な動作と安定した弾道を実現しています。

ご依頼主様はエアソフトガンを取り扱うのが初めてとの事でしたのでこの度ご案内と詳細なご提案をさせて頂き、修理とカスタムを同時にご対応させて頂きました。初めてご使用になられる機種でご不安な点が御座いましたらお気軽に弊社へお問い合わせ下さい。

弊社では電動ガン全般の修理・メンテナンス・カスタムが可能です。
ご依頼の際にお気軽にお問合せ下さい。

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