フォールディングナイフとは
フォールディングナイフは使わないときの収納にシース(ケース)が必要なく、携帯性に優れるのが最大の特徴です。
難点は固定刃のシースナイフと比べて構造がはるかに複雑な為、メンテナンス性と強度に劣ることです。
折りたたんでブレードをハンドル内部に収納することでコンパクトに持ち歩け、ハンドルにベルトクリップがついているナイフも多く、シースのない折りたたみナイフの携帯性の向上に一役買っています。
ナイフロック機構の種類
フォールディングナイフは刃が稼動する構造となっており、ピポットピンを中心に鋭利なナイフブレードをハンドル内部に折りたたんで収納するため、使用時に稼動するブレードが不安定になるのを防止する必要があり、さまざまなロック機構が開発されました。
ロックバック式フォルダー
ただ、ナイフ自体の構造が複雑になってしまい値段が高くなる傾向にあります。
1964年にアメリカのバックナイフがモデル110フォールディングハンターでロックバックを発表し世の折りたたみナイフに革命を起こしたロック方式です。
ライナーロック式フォルダー
1980年にアメリカのカスタムナイフメーカーのミッチェル・ウォーカー氏がライナーロックを備えたナイフを世に送り出し、現在ではフォールディングナイフの主流となりつつあります。