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東京マルイ グロック17 ガスガン レビュー1

glock17

グロックG17の実銃について

東京マルイのガスブローバックハンドガン「グロックG17」を紹介します。

まず、実銃についてですが、オーストリアで20年以上前に作られたオートマチックハンドガンが、グロックG17です。

9mmパラベラム弾という、ヨーロッパでは一般的な大きさの拳銃弾を使い、装弾数も15発以上と、ここまで聞くと一般的な銃ですが、この銃はほかの銃にはない特徴を数多く持っています。

まず、銃の素材ですがポリマー、という、プラスチックをフレームに採用しています。

もちろん銃身やスライドなど強度や熱にさらされる部分には金属を用いていますが、グロックは強度や熱さ寒さにも強い特殊なプラスチックをなるべく使い、銃を完成させており、このため似たようなスペックのハンドガンと比べると軽量に仕上がっています。

また「セーフティ」、つまり安全装置がないのです。

もちろん全くないわけではなく「トリガーセーフティ」というトリガーに指をかけると安全装置が外れるしくみのものがついており、別にレバーなど用意されていないため、素早い射撃が可能です。

ほかの有名なハンドガン、たとえばベレッタM92Fや、コルト1911(日本ではガバメントと呼んだ方が分かりやすいかもしれません)には、安全装置のレバーが分かりやすいところにあり、その安全装置を解除して、トリガーを引くと弾が出る仕組みになっていますので、そのようなレバーが無いスタイルは異色と言っていいでしょう。

MP7A1

さらに、これまた一般的なハンドガンについているハンマー(撃鉄)が、外見上ついておらず、普通に考えればハンマーが無いと銃弾を叩いて(正確には撃針を叩いて)弾丸を発射することができません。

実はハンマーに相当する部分が銃の中に内蔵されており、外部に露出していません。これまたハンドガンとしては異色なスタイルです。

このように、従来の常識をとらわれない異色のハンドガンとして登場してきましたので、昔はいろんな悪口を言われてきました。

素材が金属でないことを理由におもちゃ扱いされたり、安全装置がないことを理由に「グロックは危険な銃だ」というレッテルを張られてしまったり、今の状況とは程遠いものでした。

しかし性能や安全性も非常に高いものという理解が進み、今ではアメリカの多くの警察が制式採用していますし、特殊部隊でも使っているとされています。

このような特徴をもつグロック17を再現した銃が東京マルイのG17です。

東京マルイのグロックG17

一般にエアガンの特徴ですが、実銃と同じようなスタイル、スライドは残念ながらというか、当たり前ですがプラスチック製、フレームも実銃と同じようにプラスチックです。もちろん本物とはプラスチックの成分は違うでしょうが、このグロック17については「エアガンも実物と同じ構成でプラスチックなんだ~」と心弾みます。

ちなみにスライドは若干艶消しで、フレームのプラスチックとは仕上げを変えているので、見た雰囲気はとてもリアルな印象を受けます。

また、セーフティ関係ですが、東京マルイのグロック17には、セーフティが2つあります。

まず1つ目は、実銃と同じようにトリガーセーフティが装着され、トリガーの中心に小さなレバーがあり、トリガーを引くときにはこのレバーが自然と、必ず押されるわけですが、それを利用してセーフティを解除します。

実銃でもトリガーのこの部分は、グロックのアイコンというか、外観上の大きな特徴なので、エアガンも同じようなレバーが装着され、きちんと機能します。ためしにこのレバーを押さないようにトリガーを引こうとしても、トリガーは全く動きません。

トリガーセーフティと、あともう一つは実銃にはないのですが、手動で操作するセーフティが東京マルイのグロック17には装備されています。

実銃に無いものをなぜつけるのか?

リアルさに逆行するかもしれません、エアガン業界の自主規制だと思うのですが、エアガンには必ず手動のセーフティをつけることが決まっているのです。

さて、実銃に無いレバー的なものをどこに入れるか?ここで東京マルイのセンスが光ります。実銃のグロックにはフレームの一部に金属製のナンバープレートみたいなものが装着されています。この部分を利用したのです。操作はしにくいですが、そのプレートを5mm程度スライドさせることで、セーフティのON・OFFをします。操作はしにくくても、実銃のグロックでもセーフティはないのですから、セーフティOFFの状態でも安全です。

つまりエアガン業界のルールを守りつつグロックの特徴を再現した設計でとても評価できます。ちなみにこのマニュアルセーフティについて自分は装着には賛成です。銃の基本として発射する寸前まで銃のトリガーに指をかけないというものがあります。また銃口を人や壊れやすいものに向けないというものもありますが、銃の扱いに慣れていないは、この基本が十分でありません。

MP7A1

実際に私が体験したこんなエピソードがあります。あるときフィールドで初心者の方が、私のグロックを撃たせてほしいというので、ホルスターから銃を抜き、グリップをその方に向けて渡したのです。渡す際には「スライド引いてあるので、いつでも弾が出る状態ですよ」とも言ったのですが、その方は銃を持った瞬間、トリガーに指をかけてしまい暴発させてしまったのです。

幸い大事には至りませんでしたが、このような場面ではマニュアルセーフティの必要性を痛感させられました。

しかし自分が使う場合においてはセーフティの必要性は特に感じませんし、逆にサバイバルゲームの近接戦闘の緊迫した状態で、セーフティを外していなくてやられた経験が、ほかの銃を使っているときは数多くあったので、グロックのこのシステムについて私は気に入っています。

最後にハンマーのない点も気に入っています。スナッグフリーという銃関係の言葉があります。ハンドガンを抜く際や取回す際、服や装備に引っかかりにくいように銃のエッジ等、引っかかる要素が少ないと言う事を意味します。ハンマーが銃の外側に出ていると当然引っかかりやすいので、スナッグフリーという観点からいうと、ハンマーを内蔵しているグロックはスムーズに銃を抜くことができます。

このように、東京マルイのグロックG17は、実銃のいいとことをそのまま受け継ぎ、またエアガンとしての安全性にも配慮した、傑作エアガンです。

グロックG17の実射性能について

気になる実射性能ですが、命中精度、ブローバックの強さともに最高クラスです。もちろん同じ東京マルイの出している最新型のブローバックガスハンドガンと比べると、発売されてから年数が経っているので、進化するエアガン技術においては、若干劣るかもしれませんが、全く気にならないレベルです。

それ以外の実用上のメリットとしては、いわゆる「ガバメント」系のハンドガンと比較した場合、ガスの冷えに強いと言う事です。これはガバメント系のエアガンの性能が低いわけではなく、シングルスタックマガジンと言って、マガジンの幅が細いため、結果としてエアガンとして再現した場合、銃を撃つことによるガス温度の低下に敏感に反応してしまうのです。

この点グロックをはじめとする、ダブルカラム系のマガジンを持つエアガンはマガジンの幅が広く、結果としてガスの気化するスペースを多く取れるので、温度低下にある程度強いのです。つまり発射の安定性がいいのです。ただ気温の高い季節であればあまり関係ないので、ガバメント系のユーザーは気にしないでください。

それからパーツの多さもグロックのオススメのポイントで、実銃の世界でも同様の傾向があるみたいですが、エアガンでもほかの機種に比べパーツは多いような気がします。

最後に私が一番気に入っている点は、実銃と同じパーツ構成、つまり金属製のスライドに樹脂製のフレームにできることです。メタルスライドパーツが売られているので、それを入れると実銃と同じ雰囲気を味わえます。もっともスライドが重くなるので実射性能は若干悪くなりますが・・・。でもリアル派にもうれしい所です。

東京マルイ グロックG17 の気になる点

さて、東京マルイのグロック17について語って、リアルとか良いとか書いてきましたが、決定的にリアルでないところが1つあります。それは実銃と大きさが若干違うのです。

具体的にはスライドの幅が少し広いと言われています。実射性能には全く関係ない部分なのですが、実銃用のポリマーホルスターに入らないのです。ポリマーホルスターとはプラスチックでできたホルスターで、その銃にぴったりの形状に成形されており、最高のフィット感を得られる代わりに、ほかの銃は絶対入りません。

よって実銃用のグロック17ホルスターに、東京マルイのグロックG17を入れようとしても、幅が若干広いために入らないのです。じゃあどうするのか、マルイのグロック持っている人は皮のホルスターとかナイロンのホルスターしか使えないのか!!と思うかもしれませんが、どうぞご安心を、実は実銃のグロックには使用する弾薬のサイズに応じていろんなグロックがあるのです。

形状はほとんど変わりませんが、たとえばグロック17は9mm口径、グロック21は40口径などいろんなラインナップがあります。ですので実銃では9mmより少し大きい40口径グロック用のホルスターがマルイのグロックにぴったりなのです。

エアガンとしての実射性能も高く、実銃のいいところそのまま受け継いだ東京マルイのグロックG17。ガスブローバックハンドガンで何を買えばいいかわからない人はとりあえずグロックを買っておけば間違いないです。

東京マルイ グロック17

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