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長年戦場を駆け抜けた兵器達

2014年12月12日 チャオス ミリタリーコラム

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兵器・武器というものは作られては消えていくもので、用が住むとお払い箱なのが定めです。

しかし、長い間使われ続けている兵器もたくさんあり、中には1世紀以上も現役というようなものもたくさんあります。

一体どういったものがそこまで長い寿命を得るに至ったのでしょうか。そんな兵器名利につきる兵器達をご紹介します。

寿命が長い兵器というとボルトアクションライフルはその典型ですが、その中でも有名なのがGew98です。

これはドイツが20世紀の終わりに開発したボルトアクションライフルであり、数々のボルトアクションライフルの祖ともなっています。

アメリカのスプリングフィールドライフルも日本の38式歩兵銃もこのライフルを基にして作られたのです。そんなGew98ですが、その設計は非常に優秀でした。

弾づまりをほとんど起こさないことに加えて、撃鉄も大変精度が高く、暴発もないので信頼性が高かったのです。

これはこのGew98を制作していたドイツの町工場の加工技術の高さも、その理由の一つかもしれません。

量産にも大変向いていて、第一次世界大戦では、100万丁以上が制作されましたし、数々の諸国でコピー生産されています。

日中戦争かでの中国でも製造されていて、日本の38式とGew98が戦場で対決することもあったのです。最もこういった対決ではGew98に軍配が上がりました。

そもそも口径もGew98が7.92mmだったのに対して日本軍は6.5mmと破壊力の点で劣っていたのがその理由です。

日本軍も中国の工場を接収してGew98を生産したこともあったぐらいです。

そんなGew98は塹壕戦などの第一次世界大戦の戦場には十分に適応出来ましたが、戦場のスピードが上がるに連れて徐々に対応できなくなっていきました。

交戦距離も短くなり、Gew98も1930年代にはその全長を短くしてKar98となりました。Karとはカラビナ、つまり騎銃のことで全長を短くしたライフルをこう呼んでいました。

このように改良されて使い続けられたKar98でしたが、次第に戦場の進歩についていけなくなり、第二次世界大戦の終盤になると旧式になってしまいましたが、それでも戦場の兵士にとって大変頼れる相棒だったのです。

このKar98は大量に戦後出回って各国で一部採用されたりするなど、活躍を続けました。

狩猟の世界においても、大変使い勝手の良いことで人気で未だに使い続けられています。

ナチス時代のドイツを描いた映画には必ずと言ってよいほど出現するもので、ドイツ兵が吊っているライフルは、ほとんど本物のKar98が使われているぐらい世界中には大量のKar98があります。

その生産数は通計で一億丁を超え、世界で一番生産された銃という称号もあったりします。

他にも寿命が長い兵器がM2重機関銃で、この機関銃は今でも多くの国で現役であり、色々な用途に使用されています。

この機関銃の誕生は第一次世界大戦の後でした。それまでの機関銃は信用があまり良くなく、不満を抱えていたアメリカ軍にとってこの重機関銃は大変都合の良いものでした。

軍の制式重機関銃に採用されるのみならず、航空機の機銃としても採用されました。

12.7mm弾は大変大きな破壊力を持っており、人間にあたったらその体が吹き飛んでしまうほどであり、装甲目標に対しても十分な効果を持っています。

第二次世界大戦の戦闘機にとって、このM2重機関銃はデファクトスタンダードであり、6丁のM2を搭載した戦闘機もありましたが、M2は故障知らずであり航空機の運用では大変都合が良かったのです。

戦後もM2は多くの戦場で使用され続け戦車の機銃から戦闘車両の旋回機銃、艦艇の近接装備と色々な用途で使われ続けているのです。

2000年代にこのM2を置き換える機関銃の開発がありましたが、コスト的にも信頼性においても、M2に叶うものではないとして開発が取下げられました。

それほどにM2は現代でも通じるほどの優秀性を持っており、今後も多くの戦場でM2を見かけることでしょう。

こういった兵器の寿命は長くても一世紀程度ですが、銃剣の兵器としての寿命は大きくこういった兵器を凌駕します。

銃剣は今でも多くの軍隊において採用されているばかりか、軍隊の教育でも無くならずに教えられ続けているのです。

銃剣の出現は中世の大砲が鉄球を飛ばしていた頃であり、マスケット銃に最初は取り付けられました。

当時のマスケット銃は大変連射性が悪く、弾込めをしている間に敵に突撃されたり騎兵に蹂躙されてしまうのがネックだったのです。

そのためマスケット銃を持つ部隊には必ず槍を持たせた部隊を同伴させたりするなどの工夫が取られていました。

そんな当時の戦場で創意工夫的にマスケット銃の先端に刃物を取り付けたのが銃剣の最初です。

当初は急場しのぎのことだったのですが、次第にその有効性が認識されて銃剣は歩兵の重要な装備になります。

銃剣を突き立てれば騎兵の突進も止められるので、槍を持った兵士が要らなくなり歩兵は銃剣とマスケット銃を装備した兵士で統一されたのです。

 このようにマスケット銃を持った兵士に近接戦闘能力も与えた銃剣ですが、当初はその全長は大変長いものがありました。

1mを超えるようなものもあって、今の時代の銃剣からすると、別物のような印象を感じます。第一次世界大戦でもこういった銃剣は大きな働きをしました。

塹壕戦では塹壕に入ってしまうとどうしてもライフルが使えなくなり銃剣による攻撃しか手がなくなるからです。

また当時盛んに使われた銃剣突撃という戦法は当時の戦場ではそれなりに効果があったものでした。

弾丸が飛び交う戦場でも敵陣を徹底的に砲弾で叩いて銃剣を揃えて突撃すれば大抵の塹壕は突破できたのです。

しかし、第二次世界大戦になるとこういった銃剣突撃は徐々にその活躍の機会を減らしていきます。

日本軍はこの銃剣突撃を多用しましたが、急激に進化したライフルの連射力と機関銃の掃射がこういった銃剣突撃を不可能にしてしまったのです。

とはいえ、第二次世界大戦でも銃剣の活躍の機会はあって、特にスターリングラードなどの市街戦では、こういった銃剣の効果は高いものがあり、第一線で使われ続けたのです。

この頃には、かなり銃剣も短くなっていて現代の銃剣と、さほど大きさも変わらなくなっていきました。

戦後も銃剣は使われ続けますが、戦後の銃剣は何と言ってもそのバリエーションが豊富です。

ただたんに銃剣としての使い方だけでなく、ワイヤーカッターがついていたり、サバイバルナイフのようにも使われるなどより多機能化したのがその特徴でしょう。

現代の戦場にも銃剣は持って行かれるのですが、銃剣突撃のような戦法はもはやなくなったのでしょうか。

実はそうではなくて、最近でもイギリス軍が実戦で銃剣突撃をしました。

散発的に銃を撃ってくるゲリラに銃剣で突撃をしたのですが、これは大変高価があり、敵はそれに驚いて快走しました。

このように現代でも局所的には銃剣は使いようがあるものであり、やはり銃弾と違って、刃の恐怖というものは敵にとっては大きいのです。

兵士の教育にも銃剣は必ず取り入れられていて、いざというときに使える銃剣は未だに先進国でも採用されています。

数ある兵器の中でも数世紀以上の長きにわたって、使用されてきたものなるとこの銃剣ぐらいしかなく、それほどに優れた兵器といえるのかもしれません。

世界には色々な兵器がありますが、その歴史を知ると面白い発見ができるものでもあります。普段はあまり馴染みのない兵器の数々も親近感がわくかもしれません。

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