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開発者のアイデアが光る非致死性兵器(その2)

次にご紹介する非致死性兵器は、接近せずにスタンガンと同じ効果を相手に与えられる、テイザー銃です。

テイザー銃とは

テイザーとは米国のスタンガンメーカーとして名高いテイザー社のことで、遠距離で使用できるスタンガンはこのテイザー社の製造するものが有名なため、一般的にテイザー銃と呼ばれています。

テイザー銃の代表的なものは、ワイヤー針を飛ばして相手に刺し、スタンガン同様の電気ショックを与える仕組みを持つタイプです。

テイザー社の製品ではX26というモデルが有名で、形状は拳銃に似ています。

ただ、銃弾を発射する拳銃とは一見して区別できる、未来的なデザインが採用されており、カラーもブラックだけでなく、イエローやスケルトンが選べるので、実銃と間違えて使用する危険性はありません。

なお、テイザー社のワイヤー針を発射するスタンガンには、犯罪に使用されることを防ぐために、針を発射した時に個体のIDを記した小さい紙を撒き散らす仕組みが備えられています。

さて、遠距離で使えるスタンガンは、ワイヤーと針を使ったものだけではありません。

電源内蔵の発射体を、ショットガンなどから発射し、相手に電気ショックを与えるワイヤレスタイプが開発されており、実際に販売されています。

このタイプは、通常のポンプアクション式のショットガンから発射することが可能です。

また、テイザー社からはグリップを黄色く塗装し、レールに小型のテイザー銃を装着できるように工夫した専用ショットガン、X12というモデルが発売されています。

なお、テイザー銃はアメリカを始め世界各国で普及していますが、過去に多くの死亡事故をおこしており、この点が問題視されるていることも事実です。

しかし、実銃を使わずに安全に相手を制することができ、有用性が高いのもまた事実だといえるでしょう。

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